2019年9月21日に掲載した第2報がブログ運営会社の字数制限に抵触しましたので、ここに新情報を第3報修正4として掲載します。
第2報は下記参照。
https://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/10011/
(2021年2月10日 修正4 ;追記)
2021年2月3日21時38分にYAHOOニュース(CBCテレビ)からは、指導教諭が書類送検された、暴言を受けた生徒は不登校になっているなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
警察は3日、当時練習を指導していた53歳の男性教諭が、トーチの灯油を絞りきらなかったなど安全対策を怠ったとして、業務上過失傷害の疑いで書類送検しました。
警察は、男性教諭の認否を明らかにしていません。
「一生残る傷になった。灯油を切っていればと後悔の念しかない。(書類送検を)重く受け止めてほしい」 (男子生徒の父親)
また当時、男子生徒は、火を消そうとしたこの男性教諭から、腕を足で踏みつけられた上、「バチが当たった」などと言われ、精神的ショックを受け不登校になりました。
「当時のことを思い出してパニックになったり、学校という名前を聞くだけで、手足が震えたり、引きこもった状態が続いています」 (男子生徒の母親)
この事故をきっかけに、名古屋市内の学校では火を使ったトーチの使用が禁止となっています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/a780f141664eebcc37581f51724e34e93b274f03
2月4日6時0分に朝日新聞からは、学校が用意したトーチ(厚手のタオルが巻かれていた)を使った、教諭がタオルを十分に絞らなかった、ネット中傷もあって生徒は区外に引っ越したなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
やけどを負った男子生徒の母親によると、生徒はいまも後遺症や心の傷に苦しんでいる。
生徒が手首の内側からひじにかけて負った20センチほどのやけどは、一部がケロイド状に。
痛みやかゆみが残り、現在も通院し、4日に手術を受ける。
母親は、「防げた事故。関わった全ての人に、重大さを受け止めてほしい」と話す。
母親によると、生徒は事故前、病気で練習を1週間休んだ。
本来は自作のトーチを使うが、学校が用意したものを使ったところ、厚手のタオルが巻かれていた。
捜査関係者によると、当日、教諭は灯油を含んだタオルを十分に絞らなかったとされる。
事故後、生徒は「回せないほどトーチが重かった」と話し、着衣にも灯油が飛び散っていたという。
教諭や担任から「自業自得」、「練習が少ない罰が当たった」などと言われ、ネット上で「生徒が下手だった」、「事故のせいでトーチが禁止された」といった中傷も受けたという。
登校できなくなり、区外に引っ越した。
市教委は昨年11月、生徒への暴言があったとして担任を、指導時の安全管理が不十分だったとして男性教諭を文書訓告とした。
書類送検を受けて市教委は3日、「事故は残念で、やけどを負った生徒に申し訳ない。再発防止と信頼回復に努める」とコメントした。
https://digital.asahi.com/articles/ASP237WGFP23OIPE00Q.html?pn=6
(ブログ者コメント)
これまでの報道では、灯油を絞り切っていなかったのが誰だったか、不明確だった。
(2022年3月30日 修正5 ;追記)
2022年3月29日19時20分にYAHOOニュース(CBCテレビ)からは、男性教諭に罰金刑が言い渡されたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
練習を指導していた現在54歳の男性教諭がトーチの灯油を絞り切らない状態で火をつけるなど安全対策を怠ったとして、書類送検されていました。
名古屋区検は男性教諭を業務上過失傷害の罪で略式起訴し、名古屋簡易裁判所は今月23日付けで罰金30万円の略式命令を出しました。
男子生徒の保護者は「本人への謝罪もなく罰金で済んでしまう結果には納得できない」とコメントしています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/4529d05dee5486271e649f9481be8f44cab9641b
2021年1月29日15時31分にYAHOOニュース(ABCニュース)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
29日午前10時50分ごろ、吹田市千里山松が丘の「吹田市立千里第ニ小学校」で、女性教師から「理科の実験中に気分不良者が出た」と消防に通報がありました。
警察や消防などによりますと、理科室で4年生のクラスが金属を熱して、色が変わる様子を観察する実験をしていたところ、カセットコンロからガスが漏れました。
児童12人(男子3人、女子9人)と男性教師(20代)の、合わせて13人が頭痛や吐き気などを訴え、病院に搬送されました。
全員、症状は軽いということです。
実験に使った9つのカセットコンロのうち2つについて、装着が不十分のまま点火しようとした際に、ガスが漏れた可能性があるということです。
警察と消防がガス漏れの詳しい原因を調べています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/7edd4c477b9e1ef6d9bcdd785d34f40347475317
1月29日14時37分に時事ドットコムからは、当初は119番通報せず保健室で様子を見ていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
府警吹田署などによると、午前9時40分ごろから4年生38人が、カセットコンロ9台を使って金属の熱伝導の実験をしていた。
うち2台のコンロからガスが漏れたとみられる。
学校側は当初、保健室で児童らの様子を見ていたが、体調不良が続いたため119番したという。
https://www.jiji.com/jc/article?k=2021012900781&g=soc
2021年1月16日付で毎日新聞大阪版から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
大阪市城東区の認可保育園「Y第2保育園」で2020年2月、昼食中に男児(当時1歳2カ月)が食べ物を喉に詰まらせて死亡した事故を巡り、有識者でつくる市の検証部会は14日、誤嚥(ごえん)防止の配慮が不十分だったとする報告書をまとめた。
報告書によると、男児は20年2月12日午前11時半ごろ、保育士が給食のりんごとハンバーグを与えた際に泣いて体をのけぞらせ、食べ物を喉に詰まらせた。
保育士が背中をたたくなどしたが反応がなくなり、搬送先の病院で死亡した。
報告書は「児童一人一人のペースよりも、時間内に全て食べきることが優先されていた」と指摘。
同園では時間内に給食を食べるのが慣例で、保育士は男児が苦手なリンゴを飲み込みやすいようにハンバーグも一緒に口に入れたという。
さらに、リンゴはくし切りの状態で提供され、保育士が「スプーンなどで小さく割った」としている。
男児は離乳食から普通食に移行する途中で、「リンゴはこれまでも誤嚥事故が起きており、提供方法を配慮すべきだった」とした。
園の安全管理マニュアルはあったが、誤嚥事故の対策や事故時の対応は記載されていなかった。
部会長の寺見陽子・神戸松蔭女子学院大教授は会合後、「さまざまな要因が絡んでいるが、子どもの食経験に応じた食事の取り方を考える必要があった」と語った。
保育園を運営する法人の担当者は、事故後に給食の提供方法やマニュアルなどを見直したとし、「部会の提言を受けて、今度も真摯(しんし)に改善に努めたい」と話した。
松井一郎市長は記者団に対し、「油断と慣れが原因で、防ごうと思えば防げた事故だった。こういう事故が起こるという意識を日々持って、保育の現場を運営してもらいたい」と呼びかけた。
https://mainichi.jp/articles/20210116/ddl/k27/040/260000c
1月14日22時26分にYAHOOニュース(ABCニュース)からは、苦手なリンゴを飲みこまないうちに別の食べ物を口の中に入れたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
大阪市城東区の保育園で去年2月、1歳の男の子が食事中に死亡した事故をめぐり、専門家による検証部会は事故原因について報告書にまとめ、大阪市に提出しました。
去年2月、城東区の保育園で1歳2ヵ月の男の子が給食中にのどに食べ物をつまらせたとみられ、搬送先の病院で死亡しました。
死因は窒息死でした。
この事故をめぐり、専門家による検証部会は14日、「口の中に食べ物が入ったまま男の子が泣いたり身体を仰け反らしたりしたことが事故の直接的な要因となった」とする検証結果をまとめ、大阪市に提出しました。
また「男の子が苦手なりんごを飲みこまない内に、りんごを食べてもらおうと思って次の食べ物を口の中にいれた」、「事故当時、お茶が用意されていなかった」など、保育園側の対応も事故が起きる要因となったと指摘しました。
事故当時、男の子を含めて0歳児と1歳児の9人が同じ部屋で、刻まれたリンゴやパン、トウモロコシ、ハンバーグなどを食べていて、職員3人が対応していました。
保育園では職員の中で「給食を時間内に全て食べきる」という暗黙のルールがあったといい、検証部会の部会長を務めた大学教授の寺見陽子さんは、「乳児の発達に応じて食事を与えるよう保育園側が配慮する必要がある」と再発防止策について話しました。
https://news.yahoo.co.jp/articles/b65025b3ad44975a1c2c6d1e1c0420863a8faeac
1月16日10時21分に朝日新聞からは、時間内に残さず食べさせるという暗黙のルールがあったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
大阪市城東区の認可保育園で1歳2カ月の男児が給食をのどに詰まらせて死亡した事故について、市の有識者会議は14日、検証報告書を取りまとめた。
給食を時間内に残さず食べさせるという「暗黙のルール」があったことが事故につながったと結論づけ、再発防止に向けて「子ども一人ひとりの発達に応じた適切な食事援助」を行うよう求めた。
事故は昨年2月12日、昼の給食時に起きた。
報告書によると、男児がリンゴを食べるのを嫌がっていたため、保育士が何とか食べさせようと、リンゴとハンバーグを一緒に口に入れたところ、男児が泣き始めて体をのけぞらせたため、食べ物がのどに詰まったという。
また、「長年にわたり、好き嫌いをせず、時間内に全量食べきることが定着し、(子ども)一人一人のペース等への配慮よりも優先されていた」ことが事故の背景にあったと判断。
男児の食事を援助していた保育士についても、「飲み込む前に次の食べ物を詰め込んだ状況があったと推察される」とした。
報告書では再発防止策として、子どもの発達に応じた保育のほか、マニュアルの作成・見直しや定期的な訓練実施などによる職員の危機管理意識の向上などを挙げた。
https://www.asahi.com/articles/ASP1H73B0P1HPTIL00Z.html
2020年12月27日23時54分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
27日午後3時30分頃、京都府宇治市の京都大宇治地区研究所本館で、実験中に爆発が起きたと119番があった。
救急隊員が駆けつけると、実験室で中国籍の男性研究員(34)が顔や手にやけどを負っており、病院に搬送した。
命に別条はないという。
府警宇治署によると、隣の部屋にいた教員が爆発音を聞いて駆けつけたところ、実験装置から火が出て、近くに男性が倒れているのを見つけた。
火は教員が消火器で消した。
男性は京大化学研究所・構造有機化学領域の研究室に所属。
26日夜から有機化合物を使った酸化反応の実験を1人でしていたといい、宇治署が爆発の原因を調べる。
https://www.yomiuri.co.jp/national/20201227-OYT1T50136/
2020年10月22日22時20分に神奈川新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
22日午後2時半ごろ、川崎市麻生区の市立虹ケ丘小学校で、「理科実験中にアンモニア臭気を吸い込み、11人が喉の痛みを訴えている」と教員から119番通報があった。
市教育委員会によると、児童12人が病院に救急搬送され、うち5人が入院した。
いずれも軽症で、命に別条はないという。
市教委によると、6年の1学級(児童18人)が理科の授業中、理科室でビーカーに入れたアンモニア水や食塩水、水などに付けたリトマス試験紙の変化を調べる実験をしていた。
児童2人が体調不良を訴え、その後、複数の児童も喉の痛みや吐き気などを訴えた。
https://www.kanaloco.jp/news/social/case/article-277070.html
10月22日18時0分にNHK神奈川からは、換気のため窓は開けていたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
学校は「子どもたちはアンモニアのような臭いの気体を吸い込んだ」と説明しているということですが、消防隊が駆けつけた時にはガス検知器に反応はなかったということです。
実験中は窓を開けて換気していたということで、学校などが当時の詳しい状況を調べることにしています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/yokohama/20201022/1050011915.html アカスミ
10月23日21時50分に神奈川新聞からは、アンモニア試薬を希釈しないで使っていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
市教育委員会は23日、アンモニアの試薬を希釈して使用しなかったことが原因と明らかにした。
入院した児童5人はいずれも退院したという。
市教委によると、実験でアンモニア試薬を使用する際、本来は希釈するところ、誤って市販の濃度のまま使ったという。
教諭2人が指導していたが、ともに気付かなかったとみられる。
事故は22日午後に発生。
児童は「水溶液のなかま分け」の実験で、水、食塩水、アンモニア水などの水溶液をビーカーに取り分け、リトマス試験紙で性質を分ける実験をしていた。
市教委は「研修を実施するなど再発防止に取り組んでいきたい」とコメントした。
https://www.kanaloco.jp/news/social/case/article-278463.html
2020年10月21日付で中国新聞から下記趣旨の記事が、ジグザグ状の天井の写真付きでネット配信されていた。
福山市教委は21日、同市北吉津町の桜丘小で音楽室の天井から部材が落下し、6年の女子児童(11)が軽いけがをしたと発表した。
市教委は、同小職員による修繕が不十分だったことが原因とみている。
市教委によると、同日午前9時20分ごろ、天井パネルの継ぎ目を隠す木製の化粧材(縦横約3センチ、長さ約4メートル、重さ約1・3キロ)が落下。
授業中の児童を直撃した。
児童は市内の病院で頭部打撲と診断された。
午後1時すぎに学校に戻り、授業を受けたという。
教室の天井は音響効果のためジグザグ状になり、部材は室内の中央付近でも使われていた。
15日に教頭が一部が落ちかかっていたため取り外し、20日に同小の学校技術員がテープとくぎで付け直していたという。
市教委は今後、危険箇所を見つけた場合の対応や市教委への連絡などのルールづくりを検討する。
市立の全110校では週内に、教職員が全教室を目視点検をする。
記者会見を開いた金尾管理部長は「児童生徒の安全を守る立場としておわびする。管理を徹底して再発防止に努める」とした。
10月21日21時5分に山陽新聞からは、両面テープと釘で固定しなおしていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
午前9時20分ごろ、新型コロナウイルス対策で普通教室として使っていた音楽室で落下した。
女児のほか35人が授業を受けていたが、けがはなかった。
落下した木材は天井のパネル間の継ぎ目隠しに使われており、ぶら下がっているのを15日に教頭が見つけ撤去。
20日午前、技術員が両面テープとくぎで固定し直したという。
市教委は取り付け方が不十分だったとみて調査を進める。
市教委は21日以降、市立全110校で教室などの緊急点検を行う。
緊急点検は目視で実施し、構造が同じ音楽室では市の建築技師による点検も行う。
https://www.sanyonews.jp/article/1063927
10月21日19時24分にYAHOOニュース(テレビ新広島)からは、2018年の法定点検時は天井に異常は見つかっていなかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
この木材は今月15日、落ちそうになっているのを学校職員が確認し、一度取り外されましたが、20日に職員によって再び取り付けられたばかりでした。
2018年に実施された法定点検では天井に異常は見つかっておらず、教育委員会は木材の取り付け方に不備があったとみて落下の原因を調べるほか、今週中に市内全ての公立学校で学校設備の緊急点検を行うことにしています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/de1253e73f2acbba6ae93c9ee6f99c5b29068a1d
2020年10月16日20時0分に神戸新聞から、スプレー缶の写真付きで下記趣旨の記事がネット配信されていた。
16日午前10時50分ごろ、兵庫県加古川市平岡の市立平岡南小学校の図工室で、授業中に6年生が相次いで頭痛などを訴え、8人が病院に搬送された。
うち7人は軽症で、1人が経過観察のため入院した。
市教育委員会によると、6年生36人が、図工室でチョークの粉や細かい紙切れを使い、画用紙に絵を描いていた。
その最中、60代の男性臨時講師が図工室前の廊下で、完成した作品に順次、スプレー式の定着液を噴射。
定着液には、吸入すると有害な化学物質が含まれていた。
当時、屋外に面した廊下の窓は全て開放。
図工室は廊下側のドア1カ所を開け、屋外に面した側の窓は、24枚のうち1枚しか開けていなかった。
風が強く、チョークの粉などが飛ばないようにしていたという。
搬送された児童以外にも12人が一時、喉の痛みなどを訴えた。
市教委の担当者は「換気が不十分だった」とし、同校が搬送された児童と保護者らに謝罪した。
https://www.kobe-np.co.jp/news/jiken/202010/0013787154.shtml
10月16日17時30分にNHK兵庫からは、「とめ液」と呼ばれる塗料を吹き付けていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
市の教育委員会によりますと、図工の授業中に60代の臨時講師が、廊下で、児童の絵画にスプレー缶の塗料を吹きつける作業をしていた際、教室内にいた6年生の児童およそ20人が、頭痛やのどの痛みなどの体調不良を訴えました。
このうち、8人が救急車で病院に運ばれ、全員症状は軽いということですが、1人が念のため入院しているということです。
スプレーは、チョークを使って描いた絵を定着させるための「とめ液」と呼ばれる塗料で、当時、廊下の窓はすべて開けていましたが、児童がいた図工室内の窓は、風が強かったため1箇所しか開けていませんでした。
市教育委員会は、換気が不十分だったため、塗料のガスが、教室内に流れ込んだ可能性があるとしています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/kobe/20201016/2020010265.html
10月16日17時44分に読売新聞からは、8時45分から授業が始まっていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
市教委によると、授業は絵画の制作で、16日午前8時45分から図工室で行っていた。
男性教員が絵画を保存できるようにするため、廊下でスプレーを噴射していたところ、同10時15分頃から児童が次々と気分不良を訴えた。
https://www.yomiuri.co.jp/national/20201016-OYT1T50171/
10月16日18時47分に産経新聞からは、スプレーには有機溶剤が含まれていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
図工の授業を受けていた6年生20人が不調を訴え、うち8人が病院に搬送された。
全員軽症または回復したが、1人は経過観察などのため入院した。
作品に噴射していた有機溶剤を含む定着液のスプレーが原因とみられる。
市教育委員会によると、同校では当時、6年生の1クラスが図工の授業で作品を制作しており、担当の男性臨時講師が図工教室の外の廊下で順次、完成した作品の劣化を防ぐ定着液を吹きかけていた。
これが教室内に風で流れ込み、児童たちが吸い込んだとみられる。
臨時講師は、頭痛などの不調を訴えた児童を保健室へ連れていき、うち症状のおさまらない8人を救急搬送した。
https://www.sankei.com/affairs/news/201016/afr2010160029-n1.html
2020年10月2日21時44分に山陽新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
津山市教委は2日、市立鶴山中(同市山北)で硫化水素を発生させる理科の実験後に2年生の男女9人が体調不良を訴えたと発表した。
保健室で学校医の診察を受け、同日中に全員が授業に戻った。
市教委と同中によると、1時間目に2年生32人が理科室で硫化鉄に塩酸を加える実験を実施。
試験管を持っていた生徒の椅子を他の生徒が揺らして液体がこぼれ、周囲にいた7人が授業後に胸のむかつきや頭痛を訴えた。
試験管の口の上を手であおいで臭いを確認する指示が伝わらず、試験管に鼻を近づけた2人も不調を訴えた。
実験は50代の男性教諭が指導し、窓を開けて換気扇を回していたという。
同中は「体調を崩した生徒や保護者に深くおわびする。二度と同じことが起きないよう安全管理を徹底する」としている。
https://www.sanyonews.jp/article/1057906/ アカスミ
(ブログ者コメント)
硫化水素発生実験中の体調不良事例は、特段のものでない限り、紹介を割愛している。
しかし今回は、昨年、なんと同じ津山市の別の中学でも同種事例が発生していたということで、紹介することにした。
それにしても、同じ市で2年連続で同種事故が起きたというのに、報道ではその点について触れられていない。
なぜだろうか?
(2019年5月15日 18:15 KSB)
岡山県津山市の中学校で、理科の授業中に女子生徒10人が体調不良を訴え、そのうち9人が病院に運ばれました。
午前10時30分ごろ、津山市の北陵中学校で、2年生の理科の実験中に女子生徒10人が体調不良を訴えました。
そのうち9人が病院に運ばれ、1人がトイレで吐くなどの症状がありましたが、いずれも軽症だということです。
授業は31人が受けていて、硫化水素を発生させる実験をしていました。
中学校によりますと、窓は開けていて、直接臭いをかがないよう指導していたということです。
津山市教育委員会は今後、学校への聞き取りをしながら原因を調べるとしています。
https://www.ksb.co.jp/newsweb/index/13469
(2019年5月15日 日テレNEWS24)
悪ふざけをしていた生徒はいなかったという。
https://www.news24.jp/articles/2019/05/15/07436728.html
2020年9月16日付で岩手日報から、下記趣旨の記事が写真付きでネット配信されていた。
盛岡市本町通の仁王小(児童413人)で、樹齢約110年の高さ約20メートル、直径約1メートルのケヤキの大木が倒れた。
けが人はいなかったが、周囲に子どもらがいれば大事故につながりかねなかった。
市教委は再発防止に向け、学校の樹木の統一的な安全確認基準を作る。
市教委などによると、9日午前9時45分ごろ、体育館とプールの間にあったケヤキの大木が北側校舎に向かって突然倒れた。
市の景観重要樹木に指定されている木で、原因は根元や幹の腐朽とみられる。
当時は授業中で近くに児童はいなかったが、体育館の屋根の一部を破損した。
15日に撤去作業が始まった。
https://www.iwate-np.co.jp/article/2020/9/16/84939
9月15日12時41分にYAHOOニュース(テレビ岩手)からは、市内の小中学校で緊急点検が行われているなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
岩手県盛岡市の小学校で、今月9日に倒れた大木を撤去する作業が、15日朝から行われている。
今月9日、盛岡市立仁王小学校の校舎裏で、高さ20メートルを超える樹齢約110年のケヤキの木が突然倒れた。
根元が腐っていたことが原因とみられ、15日は児童の登校が終わった午前8時半から、業者による撤去作業が始まった。
枝先から順に切り分け、トラックに積み込む作業を5人がかりで行う。
盛岡市教育委員会は、学校の敷地内で同じように腐食がみられる木を、もう一本伐採する予定。
市内の小中学校は緊急点検を実施していて、盛岡市教育委員会では小中学校からの報告をもとに、危険性のある樹木を再点検することにしている。
https://news.yahoo.co.jp/articles/14e1d5010132bc75d69698d58c3ef2cd7047ee92
(ブログ者コメント)
以下は、テレビ岩手映像の1コマ。
2020年7月18日付で毎日新聞徳島版から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
徳島市は16日、市立勝占認定こども園で、園児用プールの消毒に台所用漂白剤を誤って使用したと発表した。
少量で、プールへ入った園児15人に異状は見られないという。
園が保護者に説明し、謝罪した。
市子ども施設課によると、女性保育教諭が16日午前9時45分ごろ、プールの水を消毒する際、消毒液が見当たらず、新型コロナウイルス対策としてトイレに置いてあった台所用漂白剤約20ミリリットルをプールの水約1700リットルに入れた。
5歳児15人が約15分間プールで遊び、次の園児が入る前に、保育教諭が再び漂白剤を入れようとしたのを、同僚が気づいて発覚した。
市がメーカーに問い合わせると、「使用量から考え、洗浄すれば問題はないとみられる」との回答だった。
誤って使った保育教諭は、「消毒液として代用できると勘違いしていた」と説明しているという。
市子ども施設課は、「プール用薬品の取り扱いについて、再度全職員に周知し、使用時の確認を複数人で実施するなど再発防止に努めたい」としている。
https://mainichi.jp/articles/20200718/ddl/k36/040/388000c
7月16日20時30分にNHK徳島からは、成分が同じだと勘違いしたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
16日午前、徳島市内の認定こども園で、40代の女性職員が子供用のプールの塩素濃度を調整するため、誤って台所用の塩素系漂白剤を入れました。
園児15人がプール遊びをしたあとに誤りに気付いて直ちにシャワーなどで洗い流し、今のところ園児に健康被害はないということです。
使用した漂白剤はキャップ5分の4程度で、市がメーカーに問い合わせたところ、よく洗えば人体に影響が出る量ではないという回答がありました。
市によりますと、女性職員は本来使用するはずの消毒液が見つからず、成分が同じだと勘違いして漂白剤を入れてしまったということです。
市は、プール用の薬品の取り扱いについて改めて職員全員に周知するほか、使用する際は複数の職員で確認することにしています。
徳島市子ども施設課は、「子どもの安心・安全の保育の場であるはずが、こうした間違いが起きて申し訳ない。再発防止に努めていく」と話していました。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/tokushima/20200716/8020008224.html
(ブログ者コメント)
使おうとして見つからなかったプールの消毒液は、おそらくは次亜塩素酸ナトリウム。
台所用漂白剤については報道されていないが、ブログ者でも知っているのはキッチンハイター。
仮にそうだったとして、その成分を花王のHPで調べてみると、以下のように表示されている。
これは他社製品でも似たり寄ったりではなかろうか。
次亜塩素酸ナトリウム(塩素系)、界面活性剤(アルキルエーテル硫酸エステルナトリウム)、水酸化ナトリウム(アルカリ剤)
主成分はプール消毒剤と同じ。
濃度管理さえしておけば問題ない・・・そう考えても不思議ではない。
となると、副成分として含まれている水酸化ナトリウムが人体に悪影響を及ぼす恐れがあるので、代用品として使ってはいけなかった、ということなのだろうか?
その辺、メディア各社には、もう少し突っ込んで取材してほしかった。
2020年6月21日21時25分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
鹿児島県鹿屋市の小学校で虫歯予防のための「フッ化物洗口」を行った際、学校職員が誤って通常の4倍の濃度の溶液を児童に使わせていたことが分かった。
児童約120人のうち、2人がのどの違和感などを訴えたという。
同市では、昨年度から全小学校でフッ化物洗口を行っており、週1回、給食後などに児童が口をゆすいでいる。
溶液は、学校職員が薬剤の顆粒を水に溶かして作っている。
この学校では、薬剤の小袋を1・8グラム入りと7・2グラム入りの2種類使っており、5月21日に職員2人が7・2グラム入りを1・8グラム入りと勘違いして溶液を用意。
味の異変に気付いた児童が担任に報告して判明した。
学校は溶液をはき出させ、水でうがいさせたほか、気分の悪化やのどの違和感を訴えた5年生2人を保健室で休ませた。
その後、体調不良の報告はないという。
市教委は、「児童や保護者に申し訳ない。確認作業の徹底や改善を図り、再発防止に努める」としている。
https://www.yomiuri.co.jp/national/20200618-OYT1T50171/
2020年6月17日20時27分にYAHOOニュース(さくらんぼテレビ)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
17日の午前、山形県米沢市の山形大学工学部で火事があり、研究室の内部が焼けました。
この火事で男性3人が病院に運ばれましたが、軽傷です。
17日の午前8時過ぎ、米沢市城南の山形大学工学部にある「有機エレクトロニクス研究センター」から煙が出ていると、大学から消防に通報がありました。
研究センターは5階建てで、煙は3階の研究室から上がっていましたが、中に化学物質が保管されているため放水できず、消防が消火器を使って午前11時前に消し止めました。
この火事で研究室の内部が焼けました。
また、消火する際に50代から60代の男性職員3人が煙を吸って病院に運ばれましたが、軽傷だということです。
警察などによりますと、建物内で火災警報器が鳴ったため職員が確認したところ、3階の研究室の袋に入ったゴミから煙が出ていました。
中は無人だったということです。
この研究室は有機エレクトロニクスの部品開発の実験などを行う施設で、内部には多くの機械が備えられていました。
(大学院生)
「有機物を研究する時に、処理の仕方によっては熱を発する試薬があるので、そこから自然発火ということも稀にはある」
工学部では、新型コロナの影響で控えていたキャンパス内での実験や研究を、先月から学部の4年生と大学院生に限り再開していました。
警察が出火原因を調べています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/fedea0d3ffc0dc852e504a9a256196ad3f5552a7
6月17日21時49分に日テレNEWS24からは、大学関係者から禁水性物質が階下にあるとの連絡が消防にあったなど、下記旨の記事がネット配信されていた。
午前8時20分ごろ、米沢市城南4丁目の山形大学工学部のキャンパス内にある有機エレクトロニクス研究センター3階の研究室から煙が上がり、火災報知器が鳴っているのに大学職員が気付き、消防に通報した。
火は約2時間20分後に消し止められたが、この火事で、初期消火に当たった大学職員の男性3人が煙を吸い込み、いずれものどに軽いやけどをした。
火事現場で消火活動にあたった米沢消防署伊藤消防司令は、「隊員が上階に行って確認したところ、黒煙が非常に濃くて内部の状況が確認できない状態だったので、排煙を先に行った」と振り返る。
火元となった研究室の真下の部屋には、水をかけると発火する物質があったため、消火活動に時間がかかったという。
伊藤消防司令は、「真下の階に禁水性の物質があると山大関係者の方から連絡があったので、放水はやらず粉末消火器で消火活動するよう指示を出した」と話す。
消防によると、現場の研究室では消防が到着時、北側の窓近くでゴミが燃えていたという。
大学によると、同じ建物には出火当時、学生や職員らが数人いたとみられるが、大学が避難誘導のアナウンスを行い、3人のほかにけが人はいないという。
大学近くのかしのみ幼稚園菅原園長は、「また誤報じゃないのと思ったが、煙が出ていたのでちょっと違うなと。臭いもゴミの臭いじゃなかったので科学薬品的な臭いだったものですから」と述べた。
警察によると、火元の研究室は有機トランジスタ・デバイス開発室で、警察などが出火原因を詳しく調べている。
https://www.news24.jp/nnn/news88710221.html
6月18日14時20分にNHK山形からは、薬品を拭きとった布を入れていたゴミ袋から出火した可能性ありという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
警察のこれまでの調べによりますと、燃え方が最も激しかったのは火元の部屋の窓側の壁付近で、近くには薬品を拭き取った布が入ったゴミ袋が多数置いてあったということです。
可燃性の薬品を拭き取った布もあったとみられるということで、警察は、ゴミ袋から火が出た可能性もあるとみて、火事の原因を調べています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/yamagata/20200618/6020007183.html
(ブログ者コメント)
以下は、さくらんぼテレビ映像の3コマ。
2021年3月14日11時54分に毎日新聞からは、パワハラを受けていた研究員の放火だった、その研究員はその後自殺したなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。(新情報に基づき、タイトルも修正した
県警米沢署は12日、現住建造物等放火未遂の疑いで、同センターに勤務していた男を書類送検した。
関係者によると、送検されたのは元プロジェクト研究員で、火災後に自殺したとみられる。
容疑は、20年6月17日午前8時15分ごろ、米沢市城南4の同大工学部キャンパス10号館にある同センターに放火しようとして、3階の研究室のゴミに火を付け、実験後の産業廃棄物を保管するコンテナや壁などを損傷させたとしている。
研究室の同僚によると、「(元研究員が)6月22日に死亡した」と大学側から報告があったという。
現場は、有機化合物を使用する実験室で、火災報知機が作動し、職員が119番通報した。
死亡した元研究員は出火時に同僚らと消火活動に当たっており、「おびえたように震えていた」との目撃情報もある。
山形大職員組合は20年11月に記者会見し、同センターに勤務する教授や研究員ら4人が、上司らからパワーハラスメントを受けていたとして、大学本部に公益通報したと明らかにした。
同僚らの目撃情報から、火災の前に元研究員もパワハラを受けていた疑いがあると説明していた。
https://mainichi.jp/articles/20210314/k00/00m/040/034000c
2020年6月16日17時48分にNHK信州から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
16日午前9時半ごろ、松本市桐にある信州大学教育学部附属松本中学校の職員から、「校内で火事が起きている」と消防に通報がありました。
火事は、学校の関係者が直後にほぼ消し止めたため、消防による放水は行われませんでしたが、校舎の2階にある理科室の壁やカーテンが焼けました。
警察によりますと、この火事で39歳と41歳の男性教員2人が顔や腕に軽いやけどをしました。
2人は、当時、薬品を使っていたということで、警察はその際に火が出たとみて詳しく調べています。
学校を運営する信州大学によりますと、やけどをした2人は理科の担当で、当時、実験の準備をしていたとみられるということです。
学校では、新型コロナウイルスの影響で授業の開始時間を午前10時20分に遅らせていて、当時、理科室に生徒はいませんでした。
ただ、この火事のため、およそ460人の生徒全員を一時、グラウンドに避難させました。
これまでに体調不良を訴える生徒はいないということです。
信州大学広報室の中山室長は、「ご心配をおかけし申し訳ありませんでした」と話しています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/nagano/20200616/1010013825.html
6月16日12時40分にYAHOOニュース(信越放送)からは、爆発が起きていたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
きょう午前、松本市の信州大学附属松本中学校で火事があり、2人がけがをして病院に運ばれました。
午前9時半ごろ、松本市の信州大学附属松本中学校から消防に「校内で火災が発生した」と通報がありました。
警察と消防によりますと、理科の実験の準備中に爆発が起こり、火が出たとみられ、教員2人がけがをして市内の病院に運ばれました。
いずれも意識はあるということです。
生徒たちは一時、校庭に避難するなどしました。
教室では、警察による現場検証が行われています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/8b07480eabd6b7de458e7b89bdafdb8c51577361
(2020年6月25日 修正1 ;追記)
2020年6月23日18時1分にNHK信州からは、容器のサビで変色した消毒液を再利用しようと蒸留していた際にゴム栓が外れたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。(新情報に基づき、タイトルも修正した)
今月16日、松本市の「信州大学教育学部附属松本中学校」の理科室で火事があり、壁やカーテンが焼けたほか、その場にいた男性教員2人が顔や腕に軽いやけどをしました。
この火事について、学校を運営する信州大学が23日会見し、当時、2人が新型コロナウイルス対策に使うアルコール消毒液に金属容器のさびが混じって色が変わっていたことから、再利用しようと蒸留する作業をしていたことを明らかにしました。
消毒液を入れた三角フラスコをカセットコンロで温めていましたが、フラスコの口のゴム栓が途中で外れ、気化したアルコールに火が燃え移ったとみられるということです。
学校側の聞き取りに対し、2人は「捨てるのはもったいないと思った」と話しているということです。
信州大学広報室の中山室長は、「関係者や近くの住民の方々にご迷惑とご心配をおかけしました。防火・安全対策を徹底し、再発防止に取り組みます」と話していました。
松本広域消防局は、アルコール消毒液の使い方や保管方法によっては引火するおそれがあるとして、近くに火の気のある場所で保管せず、使用もしないことや、一般家庭では蒸留の作業を行わないことなど、注意を呼びかけています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/nagano/20200623/1010013899.html
6月23日18時41分にFNN PRIME(長野放送)からは、保存していた消毒液は8ℓだったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
当初、信大は「教員2人が実験の準備で薬品を扱っていた際に火が出た」と説明していましたが、実際には「消毒液」の取り扱いの不備が原因だと分かったということです。
新型コロナの感染防止のため8リットルのアルコール消毒液を金属製の容器で保存していたということですが、サビによって変色。
教員2人がきれいにして再利用しようと「蒸留」した際に、気化したエタノールが漏れ引火したということです。
教員は「消毒液が不足する中、捨てるのがもったいなかった」と話しているということです。
信州大学広報室・中山室長:
「蒸留の行為を禁止し、変色したものは廃棄すると(マニュアルに)明記するなど、再発防止に取り組む」
引火性のある消毒液を使う機会が多い中、消防は取り扱いに注意するよう呼びかけています。
これは東京消防庁が公開している実験です。
アルコール消毒液をコンロの近くで使用すると、すぐに引火することがわかります。
松本広域消防局予防課・森雅寛課長補佐:
「アルコールは可燃性蒸気が発生する。
火に近づけると燃え移る可能性があるので、火の近くでは使わないようにしてほしい。
高温のところに置いて漏れ出ることも考えられないことではないので、高温とか直射日光の当たる部屋とかでは保管しないように、なるべく涼しいところに保管してほしい」
https://www.fnn.jp/articles/-/55540
6月24日14時23分に読売新聞からは、エタノールは4月に購入したものだったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
同大によると、教諭はエタノールに滅菌精製水などを混ぜて作った消毒液を三角フラスコに入れ、カセットコンロで温めたところ、フラスコのゴム栓が外れて気化したエタノールに引火したという。
消毒液は金属製の容器で保管したため茶色く変色したという。
エタノールは新型コロナウイルスの感染症対策として同大が4月に購入して備蓄していた。
https://www.yomiuri.co.jp/national/20200624-OYT1T50003/
2020年5月8日23時9分にNHK鹿児島から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
8日午前10時頃、鹿児島市の和田川で大量の魚が浮いているのを近くの小学校の職員が発見しました。
死んだ魚は回収され、およそ100匹に上ったということです。
市が調査したところ、魚が発見された和田川からおよそ400m離れた和田中学校のプールから排出された塩素濃度の高い水が、魚が死んだ原因だとわかりました。
市によりますと、和田中学校では夏に向けてプールを清掃していた際、大量の藻を除去するため、プールに通常より多い塩素剤を加えたということです。
和田中学校の鶴薗校長は、「子どもたちに川の愛護や生き物を大切にしようと教育する立場の学校として、大変申し訳なく思っています。同じようなことをしないよう、万全の注意を払いたい」とコメントしています。
市教育委員会は、「誠に申し訳ない」と述べた上で、近く、市内の全小中学校に対し、プールの水を排出する際は中和するとともに、塩素剤は適量を使用するなど、環境に配慮した排水やプール清掃を行うよう指導するということです。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/kagoshima/20200508/5050010132.html
5月8日20時49分に南日本放送からは、前日の夕方から排水していたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
鹿児島市環境保全課によりますと、8日午前9時前、和田川の新和田橋付近で大量の魚が死んでいると住民から連絡があり、川の水を調べたところ、高い濃度の塩素が検出されました。
およそ400メートル離れた和田中学校では、7日午前、プールの藻を清掃するため、職員が通常より多い塩素消毒剤を入れ、7日夕方から排水していたということです。
塩素を含んだ水が和田川に流れ、魚が大量死したとみられています。
和田中学校によりますと、清掃は職員が複数で行っていて、効果を高めようと消毒剤を多めに入れたということです。
魚の死骸の大半は、8日午後に職員が回収しました。
https://www.mbc.co.jp/news/mbc_news.php?ibocd=2020050800041996
2018年2月26日に掲載した元記事がブログサイト運営会社の字数制限に抵触しましたので、ここに新情報を第2報修正3として掲載します。
第1報は下記参照。
https://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/8063/
(2020年4月8日 修正3 ;追記)
2020年3月31日付で中日新聞から、保育園が事故検証委員会に提出した園外保育計画書は改竄されていたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
高森町で二〇一八年二月、園外保育中だった町立保育園の男児=当時(4つ)=が倒れた墓石の下敷きになり死亡した事故で、保育園側が、事前に作成する園外保育計画書を事故後に書き換え、町の事故検証委員会に提出していたことがわかった。
町が三十日、明らかにした。
当時の園長と引率した保育士四人が二月に業務上過失致死で書類送検された際、飯田署は園外保育の下見を行っていなかったと説明。
「現場の下見をした」との町検証委に対する保育園側の報告と食い違ったため、町が当時の関係者に聞き取り調査を行い、計画書の書き換えが発覚した。
園外保育の現場やルートの下見を行っていなかったことも確認した。
町は「捜査中のため」として、現時点で計画書の書き換えと下見に関する虚偽報告の動機や詳細な経緯は発表せず、事故前の計画書を確認できないことから、書き換えの具体的な内容に関する聞き取り結果も明らかにしていない。
町は四月一日の町議会全員協議会で調査結果を報告、その後、壬生照玄町長が会見して説明する。
併せて、有識者の意見を踏まえ、再発防止に向けた再検証の必要性も検討する。
https://www.chunichi.co.jp/article/nagano/20200331/CK2020033102000025.html
(ブログ者コメント)
昨年8月5日付で、高森町のHPに事故報告書が掲載されている。
その報告書が改竄計画書をベースに作られたとなると、見直し必定となるかもしれない。
https://www.town.nagano-takamori.lg.jp/kosodate/2/6/4894.html
2021年7月28日16時45分にNHK富山からは、町は担当保育士が下見を行っていなかったなどとする追加の報告書を作成したという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
3年前、高森町上市田の墓地で、園外保育中の町立保育園に通う4歳の男の子が墓石の下敷きになり死亡した事故で、町の事故検証委員会は、担当の保育士が委員会で「事前に下見を行った」と証言したことを受けて、おととし、「保育士は下見をしていた」とする報告書を町に提出しました。
この事故で、警察は「保育士は下見をしないなど安全管理を怠った」などとして、去年、当時の園長や担当の保育士など、合わせて5人を業務上過失致死の疑いで書類送検しました。
これを受けて町は、去年、再び事故検証委員会を設置して事実の確認などを行い、28日、壬生照玄町長に追加の報告書を提出しました。
委員会によりますと、下見を行ったと証言した担当の保育士を除く当時の園長ら4人から話を聞いた結果、担当の保育士は下見を行っていなかったことや、下見を行わないまま園外活動の計画書を作成し、園長も十分な確認をせず承認したこと、担当の保育士が別の保育士に下見をしていなかったことを黙っているよう頼んでいたことが新たに確認されたため、報告書に追加したということです。
壬生照玄町長は、「安心な保育園を運営する立場として、2度とこのような事故を起こさないように再発防止に取り組みたい」と話しています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/nagano/20210728/1010019080.html
(2021年9月10日 修正5 ;追記)
2021年9月9日17時4分にNHK信州からは、下見をしなかった保育士に罰金命令が出たという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
飯田区検察庁は、下見をしなかったり見守りをおろそかにしたりしたとして、43歳の保育士を業務上過失致死の罪で略式起訴していました。
そして、飯田簡易裁判所は9日までに、この保育士に対して罰金50万円の略式命令を出しました。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/nagano/20210909/1010019829.html
(ブログ者コメント)
関連情報調査結果、高森町のHPに事故報告書が掲載されていた。
報告書(2019年8月5日)
https://www.town.nagano-takamori.lg.jp/material/files/group/7/houkoku.pdf
追加報告書(2021年7月28日;下見していなかったことが判明したことによる追加)
https://www.town.nagano-takamori.lg.jp/material/files/group/7/20210729koukai12P.pdf
2020年3月18日19時13分にNHK静岡から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
去年9月、静岡市の幼稚園で運動会の練習中に強風でテントが飛ばされ園児3人がけがをした事故で、幼稚園の園長らがテントをくいで固定するなどの安全管理を怠ったとして、業務上過失傷害の疑いで書類送検されました。
書類送検されたのは、静岡市葵区の千代田幼稚園の64歳の男性の園長と、運動会の責任者だった38歳の女性の教諭です。
警察などによりますと、去年9月、幼稚園の園庭で運動会の練習を行っていたところ、強風にあおられてテントが飛ばされ、年中の園児3人に当たり3人が顔などに軽いけがをしました。
警察によりますと、当時、テントはくいや重しなどで地面に固定する措置が取られていなかったということで、園長らは、安全管理を怠って園児らにけがをさせたとして業務上過失傷害の疑いが持たれています。
2人は警察の調べに対し、容疑を認めているということです。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/shizuoka/20200318/3030006192.html
(ブログ者コメント)
以下は、映像の2コマ。
2020年3月13日21時11分に神奈川新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
2016年に葉山町立葉山保育園(同町堀内)に通う男児=当時(6)=が同園で死亡した事故を巡り、同町議会は13日の本会議で、町が遺族に計約5900万円の損害賠償を支払う和解議案を、全会一致で可決した。
町によると、3月中に和解が正式に成立する。
男児は16年12月、園庭に面した木製デッキに置かれていたサッカーゴールのネットに足をとられ、転倒。
帰宅後に病院へ搬送されたが、翌日に亡くなった。
園長が業務上過失致死の容疑で書類送検されたが、横浜地検横須賀支部は17年12月に不起訴処分とした。
町と同園は、遺族の意向や、検証委員会が18年3月にまとめた報告書の提言を踏まえ、緊急時の対応マニュアル改訂や職員研修、防犯カメラ設置などを実施。
町と遺族は面談を重ね、2月末に和解することで合意したという。
山梨崇仁町長は本会議後、取材に対し、「和解は成立するが、亡くなった園児が帰ってくるわけではない。改めてご冥福をお祈りするとともに、二度と同じ事故が起きないよう、保育園の安全な運営に努めたい」と話した。
https://www.kanaloco.jp/article/entry-298708.html
※園長が書類送検された当時の報道は下記。
(2017年12月28日11時36分 産経新聞)
神奈川県葉山町立葉山保育園で昨年12月に男児=当時(6)=が転倒し死亡した事故で、県警葉山署は、業務上過失致死容疑で女性園長(60)を書類送検した。
捜査関係者や町への取材で分かった。
書類送検容疑は、昨年12月13日、園庭に面した木製デッキに子供用のサッカーゴールを置いたままにして安全確保を怠り、ネットに足を引っ掛けて転んだ男児を死亡させたとしている。
町によると、男児はすぐに立ち上がり「大丈夫」と話していたが、帰宅後に体調が悪化し、搬送先の病院で同14日朝に死亡した。
男児の救急搬送要請はなかった。
https://www.sankei.com/affairs/news/171228/afr1712280017-n1.html
(ブログ者コメント)
以下は、事故検証委員会報告書から抜粋した事故の経緯など。
ただ、保育園の見取り図は掲載されているものの、肝心のネットの写真は掲載されていない。
・・・・・
(2)経緯
〇平成28年12月13日(火)16時頃、園庭で追いかけっこをしていた6歳男児が園庭と保育室の間にあるデッキの通路上を走り、デッキに置いてあるサッカーゴールの網に足をとられ転倒した。
転倒後、保育士が駆け寄り、怪我がないか全身の状態を確認した。
本児は意識、受け答えもハッキリしていたが、転倒直後のため、室内で安静にして いた。
〇児童の様子を伝えるために保育士が保護者に連絡したが、繋がらなかったため、 留守番電話に折り返しの連絡を伝言し、保護者の迎えを待つ間、検温や水分補給を行い、見守りを続けた。
18時過ぎ、保護者(祖母)に引渡しを行った。
〇19時過ぎ、容態が悪くなり自宅より救急搬送されたが、翌14日(水)5時12分に搬送先の病院で死亡が確認された。
(3)死因
〇後日、遺族からのヒアリングで、死因が腹部打撲による「臓器損傷による出血性 ショック」ということを知った。
・・・・・
https://www.town.hayama.lg.jp/material/files/group/9/houkoku.pdf
この報告書については、これまで本ブログで紹介したいくつかの記事にも名前が見られる小児科医の山中氏が、以下のような意見を述べていた。
その中で、ブログ者が違和感を覚えた写真掲載ゼロについても言及されている。
(2018年8月30日18時0分 YAHOOニュース)
・・・・・
・・・ 保育現場等で死亡事故が起こった場合には検証委員会を設置して検討し、その報告書を国に提出するよう求めている。
・・・・・
これまでに公表された検証報告書を読んで、「予防につなげる」という観点から問題点を指摘したい。
・・・・・
◆事故の概要
2016年12月13日午後4時ころ、神奈川県葉山町の公立保育園の園庭で追いかけっこをしていて、園庭と保育室のあいだにあるデッキの通路上を走っていたところ、デッキに置いてあったサッカーゴールの網に足を取られ転倒した。
・・・・・
◆事故の発生状況を推測すると
報告書の4ページには、死因として「腹部打撲による臓器損傷による出血性ショック」と記されている。
推測ではあるが、この事例の場合、おなかを打ってから比較的短時間で死亡しているので、肝臓か脾臓からの大量出血によって死亡したと思われる。
尖ったものが腹部に当たれば何らかの傷が皮膚についているはずであるが、子どものおなかの皮膚には傷は認められていない。
そこで、おなかにぶつかったものは、直径が3cmくらいの棒(クッキー作りやパン作りなどに使う麺棒)状のものの先端部分ではないかと推測される。
走って転んだとき、その麺棒の先端部がおなかにぶつかり、皮膚直下の肝臓か脾臓に当たった。
麺棒の先と背骨のあいだに臓器が挟まれ、臓器が裂けたのではないかと推測される。
すなわち、子どもが転倒した現場の写真、とりわけ、おなかがぶつかったと思われる場所の写真や、麺棒のようなものの写真やその計測値(直径や長さ)を知ることが死因を考える上で不可欠である。
この報告書には、写真は何も収載されていない。
現場の見取り図、たとえばサッカーゴールの絵と、転んだと思われる場所の見取り図、おなかがぶつかったと思われるものの絵があれば理解しやすい。
・・・・・
◆この報告書の問題点
1 死因の情報がない
・・・・・
2 検証委員メンバーの問題
‥・・・
3 医療体制の問題
・・・・・
◆今後の課題
・・・・・
国からの通知には具体的な検証の進め方が細かく記載され、どのような情報を収集したらよいかの項目については下記のように挙げられている。
・・・・・
これらの項目をすべて網羅するにはたいへんな作業量が必要となる。
報告書を読むと、ほぼ全ての項目について記載されているが、何が予防につながるポイントなのかがわかりにくい。
今回のケースでは、「健康な子どもが転んでおなかを打ち、約半日後に死亡した」ので、2と5と9について詳しく調査して、そこを中心にした記録とすべきである。
・・・・・
https://news.yahoo.co.jp/byline/yamanakatatsuhiro/20180830-00095009/
2020年1月28日付で中日新聞朝刊から下記趣旨の記事が、変更前後のイメージ図付きでネット配信されていた。
名古屋市教委は、市立小学校の部活動について、新年度から全校の半分に当たる約百三十校で教員の指導をやめ、民間事業者に運営を委託する方針を固めた。
多様な活動を楽しめるよう、選択の仕組みも変える。
働き方改革の一環として、二〇一八年に教員による指導打ち切りの方針を示しており、現在は一部の学校でモデル実施をしている。
今回は、全校への拡大を視野に、規模を大幅に広げる。
市教委によると、部活は二百六十一校全校で取り入れている。
四年生以上が対象で、七割が参加。
週三日、一日一時間半を上限に、教員の指導で活動している。
一七年度に市教委が部活の指導に携わる教員に調査したところ、約七割が「部活の指導を負担に感じたことがある」と回答。
市教委は民間委託の方針を打ち出し、一九年九月から五校でモデル実施してきた。
市教委は四月以降、約百三十校の指導を担う業者を公募し、二学期からの実施を目指す。
人材を確保するため、保護者や地域住民、学生など部活の指導ができる人に登録してもらう「人材バンク」も創設する。
また、児童は主に前期(一学期)、後期(二、三学期)でそれぞれ一つの部活に所属していたが、民間委託後は最大で一年間に三つの部活を選び、曜日ごとでそれぞれの活動に参加することができる。
現在のモデル校では、スポーツスクールを運営する会社などが指導を担う。
学校や児童の反応から、市教委は実施校の拡大を決定。
新年度予算案に関連事業費を計上する。
担当者は、「運動・文化活動は継承しながら、指導を民間が担うことで、教員には教員にしかできないことに取り組んでもらいたい」と話す。
市教委などによると、小学校部活は全国的には導入例が少ないが、愛知県内では名古屋市以外の公立小学校で八割が実施している。
一方で、同県蒲郡市は部活を、豊橋市は運動部を、それぞれ廃止する方針を示している。
https://www.chunichi.co.jp/article/front/list/CK2020012802000061.html
1月28日5時0分に朝日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
名古屋市教育委員会は2020年度、市立小学校での部活動について、本格的に民間へ委託する方針を固めた。
モデル事業として現在5校で民間委託しているが、全市立小の半数に広げる。
教員の長時間労働が問題となる中、部活のあり方に一石を投じる取り組みとなりそうだ。
市教委によると、19年度に始めたモデル事業は、スポーツ教室の運営会社など3社が各校で三つの部活を運営。
4~6年生が対象で、サッカーとバスケットボールに加え、合唱などの文化部となっている。
複数の関係者によると、20年度は全市立小(261校)の半数の約130校に民間委託を拡大する方針で、21年度に全校導入を視野に入れる。
市教委は、モデル事業で教員の負担が減り、競技経験がある指導者による質の高い練習を提供できたことなどで、より良い教育環境につながったと判断した。
1週間のうちに野球、サッカー、バスケ、合唱などから最大3種類を経験できる仕組みにする。
20年度分の総事業費は数億円規模となる見通しだ。
指導者を確保するため、元教員や地域住民などが登録する人材バンク制度を委託業者が活用することも想定している。
中学、高校での導入は検討していないが、仕組みは転用できるという。
現行のモデル事業は、学校側は部活の運営・管理に携わらず、委託された民間事業者が指導のほか、活動計画の作成、けがの対応、大会の引率・監督、保護者への連絡などを担っている。
市教委スポーツ振興課の担当者は、「企業などからコーチの派遣を受ける事例は他の自治体でもあるが、部活の管理そのものを委ねる事例は中学も含めて聞いたことがない」と説明。
スポーツ庁も同様の見解を示す。
名古屋市では全市立小で、放課後に部活を週3回以内の基準で実施している。
18年度現在で、4~6年生の約8割に当たる4万5250人(重複あり)が参加。
小学校教員のほぼ半数の約2800人が顧問となり、土日の試合の引率など、多くの教員が指導に月30時間を費やしてきた。
市教委は18年3月、教員の負担軽減のため、20年度限りで現行の小学校での部活を廃止し、21年度以降は教員が携わらない形で何らかの活動を続ける方針を示していた。
https://www.asahi.com/articles/ASN1W7FLDN1QOIPE013.html
※昨年、2019年5月17日20時0分に日本経済新聞からは、名古屋市では過労死ラインを越えて残業した月があった小学校教員は2割弱など、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
名古屋市は、市内の小学校の部活動の運営を担う民間事業者を募る。
今年初めて実施するモデル事業で、運動部と文化部の両方を指導することなどが条件だ。
市は将来、小学校の部活動を外部の事業者などに完全委託する方針で、教員の働き方改革を進める。
応募は31日までで、6月12~14日に事業計画を受け付ける。
2021年度をめどに、部活動の指導を民間などに委託する方針を示す。
19年度予算には、5校を対象にしたモデル事業費2200万円を計上した。
委託先として想定するのは、教育事業をてがける人材派遣会社や学校法人など。
19年9月~20年2月に、小学校のサッカー部や器楽部などで、週に3日間、計4.5時間の指導を任せる。
待遇や運営の課題を調査し、今後の制度設計に生かす。
18年度は市内261校に1197の部活動があった。
4~6年生の約8割が参加し、すべての部活動で教員が指導した。
小学校の教員は学習指導要領の改訂で負担が増えている。
市によると、18年度に過労死ラインとされる80時間を超えて残業した月があった教員は2割弱いたという。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO44948520X10C19A5L91000/
※一方、千葉県でも過労死ラインを越えて残業する小学校教員が8%など、下記趣旨の記事
がネット配信されていた。
(2020年1月30日5時0分 千葉日報)
千葉県教委は29日、昨年11月に実施した県内公立学校教員の勤務実態調査の結果(速報値)を公表し、残業が月80時間(過労死ライン)を超える割合は昨年6月の前回調査から低下したものの、中学校教諭で依然29・5%に上った。
副校長・教頭は市町村立の中学校で31・7%、小学校でも27・3%が80時間超え。
県教委は、80時間超えを速やかに解消する目標を設定して、業務の効率化や補助人材の活用を進めているが、一層の対策強化が必要になりそうだ。
調査対象は、千葉市教委が権限を持つ同市立校を除く、フルタイム勤務者全員。
中学校教諭の80時間超えは、6月調査時の37・9%からは8・4ポイント低下した。
80時間超えは、高校教諭で16・5%(6月調査は20・6%)、小学校教諭で8・1%(同12・1%)。
副校長・教頭は、県立高校で5・3%(同13・2%)、県立特別支援学校で11・1%(同20・3%)が80時間を超えた。
一方、校長の80時間超えは、ほとんどなかった。
https://www.chibanippo.co.jp/news/national/663252
(ブログ者コメント)
運動関係の部活は、専門家に任せることで事故が減るかもしれない。
2019年12月3日22時5分に中日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
3日午後3時ごろ、三重県紀北町の町立赤羽中学校で、1年生の理科の授業で男性の常勤講師(27)が水素を発生させる実験をした際、ガラス製のフラスコが破裂した。
近くに生徒4人がおり、飛び散ったガラス片に当たった男子1人が左頬に、講師も左手首に軽い切り傷を負った。
他に男子1人と女子1人が破裂音により軽い難聴を訴えた。
自覚症状のなかった残る男子1人も含め、全員が病院に救急搬送されたが、いずれも帰宅した。
町教委によると、授業は理科室であり、1年生4人全員が出席。
講師がテーブルの上でフラスコに亜鉛と塩酸を入れて反応させ、水素を発生させていた。
この時、生徒4人はテーブルを囲んで実験を見ていた。
水素を試験管に集めて線香の火を近づけ、軽い爆発を発生させて水素の特性を教える手順だったが、何らかの理由でフラスコ内にたまった高濃度の水素に引火し、破裂したとみられる。
赤羽中は全校生徒17人。
講師は1~3年の理科を担当している。
事故を受け、校長ら教員が生徒4人の自宅を訪問し、保護者に事故の経緯を伝えて謝罪した。
中井教育長は取材に、「子どもたちにけがをさせ、不安を感じさせてしまい申し訳ない。原因を調べて再発防止に努める。4日朝に町内の全小中学校にファクスを送り、実験への注意を促す」と話した。
https://www.chunichi.co.jp/s/article/2019120390183603.html
12月4日付で伊勢新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
授業では、亜鉛と塩酸をフラスコに入れて水素を発生させ、火を近づけて反応音を聞く実験を行っていた。
本来ならば水素に火を近づけるはずが、手順を誤り、事故が起きたという。
事故原因は調査中。
同校は1年生4人、2年生6人、3年生7人が通っている。
https://www.isenp.co.jp/2019/12/04/39263/
2019年10月29日12時30分に京都新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
京都府大山崎町は28日、町立第3保育所(円明寺)の女子園児(3)が21日の園外保育中に天王山で滑落し、頭の骨を折るなどの重傷を負ったと発表した。
園児の命に別状はなかったが、入院中という。
町は事故調査委員会を立ち上げ、事故原因とともに、保育士の引率方法や事故後の初期対応に問題がなかったかを調べる。
大山崎町福祉課によると、21日午前10時25分ごろ、園外保育で散歩中だった女性の保育士2人と年少児14人のうち、女子園児1人が同町の天王山(270メートル)山道の橋(全長約5メートル)周辺で約3.6メートル下に滑落した。
事故直後、女子園児は現場で意識があり自力歩行もでき、保育士らは手と腰の擦り傷の軽傷と判断した。
24日に登園後、顔に腫れなどの症状が見られ、近くの病院で左前頭部の骨折と脳挫傷と診断された。
けがをした女子園児は同日夕方に頭痛を訴え、保育士と保護者が頭に傷があったことを初めて確認し、近くの医療機関を受診した。
22日も頭痛が治まらなかったため別の医療機関に行ったが、ともに24時間の経過観察とされ、23日は通常通り通園したという。
町福祉課によると、第3保育所は、園児の事故が起こった緊急時の対応や保護者への連絡体制など危機管理が不適切だったとしている。
併せて、21日の受診では、園から保護者への事故当時の滑落状況の説明も不十分だったことから触診による診察だったという。
https://this.kiji.is/561721488295232609?c=39546741839462401
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。