2016年5月28日23時18分にNHK北海道NEWS WEBから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
28日午後7時20分ごろ、JR北海道の指令センターにある、千歳線と室蘭線の信号やポイントなどを自動的に切り替えるシステムにトラブルが発生し、JRでは、一時、新札幌駅と東室蘭駅の間の区間で、手作業でポイントや信号を切り替えた。
この影響で、列車を間引いて運行しているため、札幌などと新千歳空港を結ぶ快速エアポート13本と、普通列車16本のあわせて29本が運休や部分運休となった。
JRによると、トラブルの原因は、システムのサーバーが置かれている部屋の配管の老朽化による水漏れだったという。
システムは、3時間近くたった午後10時に復旧し、JR北海道によると、ダイヤの乱れは今夜いっぱい続くものの、29日は通常通りの運行を予定しているという。
出典
『千歳線などでトラブル影響続く』
http://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20160528/5694301.html
5月29日19時21分にNHK北海道NEWS WEBからは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
5月30日0時16分に北海道新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
JR北海道の千歳線と室蘭線の列車運行管理システムは、28日に続いて29日午前7時すぎ、信号やポイントなどを自動的に切り替えるシステムにトラブルが発生し、これまでに、快速エアポートを含む65本が運休や部分運休となっている。
原因は、システムのサーバーが置かれている部屋の上の階にあるエアコンの結露を排水するための配管が詰まって水漏れしたためだと分かり、28日夜のトラブルは、水漏れを止め、部品を交換して28日中に復旧させたが、29日は、同じ装置の別の部品が不具合を起こしたという。
修理作業は29日正午ごろに終了したが、ダイヤは終日乱れ、札幌駅は2日連続で混乱が続いた。
JRは、ほかの部屋のエアコンの配管の点検も緊急で行うなどして、再発防止を図ることにしている。
出典
『JRトラブル原因は水漏れ』
http://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20160529/5698841.html
『JR北海道、制御装置が連日トラブル 1万3000人影響』
http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/society/society/1-0275922.html
2016年5月31日6時35分に北海道新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
30日午前11時ごろ、札幌市内のJR北海道指令センターで、千歳線と室蘭線の列車の信号やポイント(分岐器)を自動制御できなくなるトラブルが起きた。
同様の不具合は3日連続で、3日間で計140本が運休、部分運休し、計約3万1千人に影響した。
JRによると、28日に制御装置の一部が水に漬かったことが原因。
装置は、導入から25年たって部品調達が難しい部分もあり、動作が不安定な状態が続いているという。
31日は通常通りの運行を予定するが、装置の完全復旧のめどは立っておらず、JR北海道の大動脈になお影響が出る可能性もある。
JRによると、不具合が生じているのは、自動制御するシステムの一部。
列車の位置を感知してポイントや信号の切り替えを指示する列車集中制御装置(CTC)と、運行ダイヤなどから走っている列車を特定する自動進路制御装置(PRC)の情報を連動させる機器が故障した。
指令センターでは、28日、空調設備の配管から水が漏れ、この機器が水に漬かった。
JRは、浸水したとみられる部品を同社が保管していた予備品と交換。
29日午前にも不具合が起きたため、機器内の別の部品を代替品と取り換えたが、30日にまた異常が起きた。
出典
『JR北海道の大動脈3日連続混乱 指令所、水漏れで機器異常』
http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/society/society/1-0276335.html
(ブログ者コメント)
5月31日付でJR北海道のHPに、下記趣旨の記事が掲載されていた。
水がかかった部位については、水が乾いたため、どの部位に不具合があるかは目視だけではわからない状況です。
そのため、部品個々にデータ伝送状況の測定などを実施し、不具合箇所の探索に努めております。
出典
『千歳線・室蘭線の列車進路制御の今朝の状況について』
http://www.jrhokkaido.co.jp/press/2016/160531-1.pdf
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。