2013年7月10日14時55分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
大分県教委は9日、大分市の県立情報科学高2年の男子生徒が、職場体験中に右手人さし指を切断したと発表した。
県教委高校教育課によると、生徒は同日午前11時頃、訪問先の電子部品製造会社の工場(大分市)で、電線のカバーを自動切断する機械の監視を体験。
社員から機械に触れないように注意を受けていたが、誤って指を出してしまい、指先を切断したという。
事故を受け、県教委は、職場体験を実施する県立高校に、生徒への事前指導の徹底など安全対策に万全を期すよう通知した。
出典URL
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20130709-OYT1T01480.htm
また、2013年7月9日19時0分に大分朝日放送からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
大分市の電気工事会社の工場で、チューブを切る機械の監視作業をしていたが、何らかの理由で機械に右手人差し指をはさみ、第一関節を切断したという。
教師は当時現場におらず、また工場の担当者も機械に触らないよう事前に注意はしたものの、その場を離れていた。
工場には、ほかにも作業員や別の高校生がいたが、誰も見ていなかったという。
出典URL
http://www.oab.co.jp/news/?id=2013-07-09&news_id=4887
(2013年7月20日 修正1 ;追記)
2013年7月18日21時1分にNHK大分から、会社が安全管理に不備があったことを認めたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
生徒が訪れていた大分市の会社が、機械などの安全管理に不備があったことを認めた。
機械には歯の部分に指が入らないようにするなどの安全対策をとらなければならないが、会社の説明では事故当時、こうした安全対策はとられていなかったほか、生徒を指導していた担当の社員も、当時、その場を離れていて生徒の行動を把握していなかったという。
会社では安全配慮に不備があったことを認め、「こうした事故が起きないよう再発防止に努めたい」としている。
一方、大分労基署は、会社が機械に安全対策を行っていなかったことを重くみて、会社に対して今月11日付けで法律に基づき機械の使用を停止する処分を出している。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/oita/5073128241.html?t=1374182514800
(2013年7月27日 修正2 ;追記)
2013年7月10日付の大分合同新聞紙面に、以下の補足的記事が掲載されていた。
生徒は、不具合が出た場合、周囲に伝える作業を体験していた。
社員と一緒に持ち場にいたが、社員が目を離した間に、誤って指を切ったとみられる。
教諭はいなかった。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。