2021年2月24日19時24分に秋田放送から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
消火栓の設置や火災報知機の修理を命令されていたにも関わらず、改善が見られなかったとして、能代山本広域消防本部が能代市の家具販売店を警察に告発していたことがわかりました。
この店に対する行政指導は58回に及んでいます。
消防法に基づく告発は県内では初めてです。
消防法違反の疑いで告発されたのは、能代市畠町の家具販売店「G家具」とその経営者です。
能代山本広域消防本部によりますと、この店は1996年の消防職員による立ち入り検査で屋内に消火栓設備が設置されていないことが判明しました。
その後、2001年の検査では火災報知機に不備が見つかりました。
現場での指示や文書による勧告など行政指導は58回に及びましたが、改善の動きがみられないことから、能代山本広域消防本部は2020年10月に能代警察署に告発しました。
能代警察署は2月5日付で、この会社を消防法違反の疑いで書類送検しています。
消防法違反による告発は県内では初めてです。
https://www.akita-abs.co.jp/nnn//news93svm34144kqk52ywd.html
2月24日12時36分に産経新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
消防は平成8年の問題発覚以来、計58回指導してきたが、店側が改善に応じなかったため刑事告発に踏み切った。
能代山本広域市町村圏組合消防本部によると、8年と13年の消防用設備の立ち入り検査で、消火栓がないことや、交換が必要な古い火災報知機を設置していることが分かった。
これまで県や警察と指導してきたが改善されず、令和元年5月の命令も無視し、同本部が昨年10月に能代署に刑事告発した。
https://www.sankei.com/affairs/news/210224/afr2102240015-n1.html
(ブログ者コメント)
1回や2回ならともかく、58回も無視するとは、ちょっと信じられない。
どんな店か調べたところ、家具専門店グループに加盟している店だった。
その点、消防はグループ本部に対し、指導するよう働きかけはしなかったのだろうか?
以下は、グーグルアースで調べた店の外観。
そこそこ大きな店だ。
2月25日付の秋田魁新報紙面に、代表者の話しが下記趣旨で掲載されていた。
代表の男性は取材に対し、「売り場面積が広く、改修が大がかりになるため二の足を踏んだ」と話した。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。