2023年7月7日18時6分にNHK沖縄から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
6日午後2時50分ごろ、名護市の東江海岸で地元の高校に通う17歳の少年が友人4人と遊泳中に沖に流され、その後、行方不明となりました。
7日も海上保安本部や警察、それに消防などがヘリコプターや巡視船などを出して捜索を続けています。
現場周辺は沖に向かう強い流れ「離岸流」が発生しやすい場所で、一緒に泳いでいた友人が「足が引っ張られるような感じがした。もしかして流されているかもと思い、岸に戻ろうとした」と説明していることが、海上保安署への取材で分かりました。
行方不明になっている少年は黒っぽいTシャツに長ズボンを着用しているということです。
海上保安本部などが少年の捜索を続けるとともに、海で遊ぶ際にはライフジャケットを着用するよう呼びかけています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/okinawa/20230707/5090023940.html
7月6日20時47分に琉球新報からは、現場は人気の遊泳場所だったが、海保は「リーフカレント注意区域」としていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
周辺で捜索の様子を見守っていた学生らによると、現場海域は地元の学生らがよく遊泳のために訪れる人気の場所だという。
6日も複数人で遊泳するために、海岸を訪れていたところ、捜索が始まっていたという。
捜索を見守っていた男性は、「(岸壁の付近から)飛び込める場所もあって、よく泳ぎにきている場所だ。無事に見つかってほしい」と話した。
第11管区海上保安本部のホームページは、現場となった名護市東江付近の海岸を「リーフカレント注意区域」としていた。
航空機の調査で、消波のため海中に設置されている「潜堤(せんてい)」の開口部から、沖合に向けて速い流れが観測された地点だという。
https://ryukyushimpo.jp/news/entry-1742110.html
7月8日12時12分にYAHOOニュース(琉球新報)からは、高校生は遺体で見つかった、海保主催の離岸流体験会に記者が参加して「リーフカレント」を体験したなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
離岸流の影響と思われる沖縄県内の事故者が年々増える中、第11管区海上保安本部がこのほど、糸満市大度海岸で報道関係者を対象に実施した「離岸流・スノーケリング体験会」に本紙記者が参加した。
海岸や砂浜から沖に向かって発生する離岸流のうち、サンゴ礁の礁池にたまった海水が外礁(リーフ)の切れ目や水路から流れ出す「リーフカレント」を体験。
じわじわと流れに引き込まれ、自然の恐ろしさを感じた。
4日午前10時過ぎ、大度海岸は、一時突発的な激しい雨が降り、不安定な天候だった。
この日は潮の干満の差が最も大きくなる大潮で、強い離岸流が発生しやすい条件がそろっていた。
リーフカレントの発生したリーフギャップ(サンゴ礁の切れ目)は、美しい熱帯魚が泳ぐサンゴ礁池から沖へ少し進んだところにあった。
周囲からは、それほど強い流れには見えなかったが、一度流れに乗ると身体の自由がなくなり、逆らって泳いでも、到底、上流には戻れなかった。
シュノーケリングなどに夢中になり、つい流れにのまれてしまう事態も想像に難くない。
離岸流に関連する県内の事故者は過去5年間に57人確認され、昨年から増加傾向にある。
体験会終了後、第11管区海上保安本部の島袋課長は、マスク、シュノーケル、フィン、ライフジャケットの装備徹底を呼びかけ、「ジャケットを着用していると助かることもある。体力を消耗しないよう焦らず流れに身を任せ、流れが止まるところで救助を待つように」と対処法を語った。
県内の今年のマリンレジャー中の事故者数は6月末時点で41人と、昨年1年間の27人を大きく上回っており、特に50代以上の事故者の多さも顕著だ。
マリンレジャー中の人身事故は8月から9月に多発する傾向があり、強い警戒が求められる。
https://news.yahoo.co.jp/articles/3a96e0cde4fe98fb07d2b757698c2a8a4cb16485
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。