2016年6月10日19時3分にNHK福岡NEWS WEBから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
6月10日3時5分に西日本新聞から、6月10日付で毎日新聞筑豊版からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
宮若市の工事現場で見つかった不発弾を、陸上自衛隊の担当者が訓練用の模擬弾と間違って判断したため、工事にあたっている業者が信管の付いた不発弾をおよそ10m移動させていたことがわかった。
陸自によると、6月4日、福岡県宮若市上有木にある太陽光発電施設建設予定地の造成工事現場で、作業員が地中に不発弾のようなものがあるのを見つけ、警察に通報した。
警察官が現場の写真を撮影して、春日市にある陸上自衛隊第4師団に(メールで)送って確認を求めたところ、自衛隊の担当者は、形や色などから訓練用の模擬弾と判断したという。
このため、自衛隊から連絡を受けた業者は、工事の邪魔にならないよう、重機でつり上げておよそ10m移動させたが、その3日後に自衛隊の不発弾処理隊が現地を訪れ、あらためて確認したところ、信管が付いていたため、見つかったのは太平洋戦争中にアメリカ軍が投下したとみられる不発弾だったことがわかった。
不発弾は、長さ1m20cm、直径およそ40cm、重さが250kg。
爆発すると半径700mに影響を及ぼすというが、信管はあるものの爆発の可能性は低いという。
現場は山あいの地域で、周辺には住宅や工場などがある。
戦時中、市に大規模な空襲はなく、不発弾が見つかったという話もないという。
自衛隊では、今月19日に不発弾を処理する予定。
第4師団は、「写真のみで誤った判断をしてしまった。電話で移動方法を伝えたが、現場に行くべきだった」、「間違って判断した原因をしっかり調べたい」と話している。
※ブログ者注記
カッコ内の細字は、NHKで流されたナレーション情報。
出典
『不発弾を「模擬弾」と間違う』
http://www3.nhk.or.jp/fukuoka-news/20160610/3040811.html
『陸自、不発弾を「模擬弾」と誤認 業者が10メートル移動 福岡・宮若市』
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/national/article/250958
『不発弾 宮若で見つかる 市が安全防護措置 近く陸自が処理 /福岡』
http://mainichi.jp/articles/20160610/ddl/k40/040/542000c
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。