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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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2012年11月20日22時39分に朝日新聞から、同日20時46分に読売新聞から、11月21日9時48分と11月22日9時45分に岐阜新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
 
20日午前11時45分ごろ、飛騨市神岡町の東北大のニュートリノ観測施設「カムランド」付近から出火。約1時間半後に鎮火した。

同施設内や周辺には同大学職員ら10人がおり、初期消火にあたった鉱山関係者と大学職員ら5人が、やけどや煙を吸うなどして救急搬送されたが軽傷。残りの5人はカムランド施設中枢部の安全な場所に一時避難、鎮火後、レスキュー隊に救助された。 

警察などによると、火災は神岡鉱山の坑道入り口から約2km地点で起きた。
この日は、鉱山関係者2人が火災現場付近で、老朽化した空気清浄機(ラドン除去装置)の解体作業をしていた。
グラインダーで切断中の火花が、清浄機内に残っていた冷媒のメチルアルコールに引火し、約3m四方の箱型の清浄機の周囲を覆う厚さ50cmの発泡スチロールに燃え広がったのではないかと見て調べている。


カムランドは現在停電中で実験は中断しているが、検出器など主な設備に被害はないという。
現地責任者の古賀・東北大准教授は、「同じ事故を起こさないよう安全面の見直しをし、速やかに実験を再開したい。
電力と通信ケーブルの破損に加えて、実験施設への煙の影響なども考えられ、復旧までに数カ月はかかるだろう」と話した。

神岡鉱山は、素粒子ニュートリノを観測する東京大の「スーパーカミオカンデ」があることで知られる。カムランドから約200m離れた位置にあり、当時は約25人が作業していたが被害はなかったという。


出典URL
http://www.asahi.com/national/update/1120/NGY201211200002.html
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20121120-OYT1T00808.htm
http://www.gifu-np.co.jp/news/kennai/20121120/201211201318_18650.shtml
http://www.gifu-np.co.jp/news/kennai/20121122/201211220945_18663.shtml
 
 
 
(ブログ者コメント)
 
朝日新聞に現場の見取り図が掲載されているが、坑道のかなり奥深いところで火災が起きたようだ。
このような閉空間で火災が起きた場合、初期消火の重要性と煙にまかれるリスクをどう評価するか、そこが難しい。
 
ブログ者は、以前、電気室火災の消火方法を検討した際、うっすらとした煙で先が見通せるぐらいなら初期消火する・・・・といった案を作り、東京消防庁に意見を聞きに行ったことがあるが、その際応対していただいた方から、「素人は無理して初期消火しないほうがいい。プロの消防士でも煙にまかれて死ぬことがある。うっすらした煙でも急に濃くなり逃げられなくなることがある」といった趣旨の話をされた。
まあ、消防という立場上、安全サイドの話しをされたものかもしれないが・・・。
 
結局は、その場にいる人の瞬時の判断次第ということになるのだろうが、いざという時に的確な判断を下せるようになるためには、日ごろの防災に対する教育と訓練が大切なのだろう。




(2012年12月4日 修正1 ;追記)

2012年11月21日付の岐阜新聞紙面に、退避時の生々しい様子が、下記趣旨で掲載されていた。

施設内で作業していた人たちは、出火当時の様子を語った。

カムランドで装置をチェックしていたという男子学生は、「警報が鳴ったと思ったら、黒い煙がバッと来た」と出火当時の状況を振り返った。
東北大の技官も、「警報が鳴ったので坑道を見たら、煙が下の方から押し寄せてくるのが見えた。やばいと思って上階へ逃げた」と話す。

坑道内に煙が拡がる中、学生たちも足元も見えないほどの暗い坑道を、懐中電灯の明かりを頼りに壁伝いに逃げたという。
「酸素があるところに逃げたほうがいい」との教員の指示で、検出器のあるドームエリアに避難。扉を閉め、目張りも施した。
男子学生は、「こんなことは初めてで動揺したが、PHSで連絡を取り合う先生たちの指示で動いた」と、スムーズに対応できたという。

ただ、「壁をふさぐなど、今できることをやって落ち着いたら助けがきた」と、息をつく暇もないほどの慌ただしさだったと振り返る。
女子学生は、「助けに来てくれた消防隊と一緒に酸素ボンベをつけて外に出たが、真黒で何も見えなかった」と語り、疲れた表情を見せた。


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自己紹介:
化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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