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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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2017618日付で毎日新聞宮城版から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

616934分にNHK東北からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

塩釜地区消防本部は16日、多賀城消防署の男性署員(55)が機材の救助マットを点検中に同署2階ベランダから転落し、頭の骨を折って意識不明の重体となったと発表した。

 

署員はヘルメットなどを着けておらず、同本部の柴次長は記者会見で、「安全管理が行き届いていなかった。指導を徹底する」と話した。

 

同本部によると、15日午前、多賀城市鶴ケ谷の同署駐車場で、同署2階のベランダから、はしご車搭載の空気式救助マットに飛び降りた際、着地に失敗して頭部などをアスファルトの路面に強打したという。

 

男性は、この日、他の署員3人と一緒に同マットの定期点検作業をしていた。

 

出典

『多賀城消防署 救助マット点検 着地失敗し重体 /宮城』

https://mainichi.jp/articles/20170618/ddl/k04/040/088000c 

点検作業の消防士が転落し重体

http://www.nhk.or.jp/tohoku-news/20170616/4311781.html 

 

 

620933分にNHK東北からは、事故時のやや詳しい状況ならびに男性が死亡したという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

男性が19日、入院先の病院で亡くなった。

 

男性は、救助に使う厚さおよそ2m、直径4mほどある救助マットを点検するため、高さおよそ6mのところに組まれた足場から地面に置いたマットに飛び降りた際、中心から外れて、マットのふちからアスファルトの地面に頭から転落した。

 

出典

マット点検で転落の消防士死亡

http://www.nhk.or.jp/tohoku-news/20170620/4412061.html

 

 

6201212分に東北放送からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

男性は6月15日、多賀城消防署で、空気で膨らませる救助マットに穴が空いていないかなどの点検を行っていた際、高さ4mの庁舎からマットに飛び降りたところ、バランスを崩して地面に落下し、頭を打って意識不明の重体となっていた。

 

消防署がつくる点検項目の中に、実際に飛び降りての確認は求められていなかった。

 

出典

救助マットから転倒の消防署員死亡

http://skip.tbc-sendai.co.jp/01news_2/20170620_29226.htm

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

救助マットの不具合有無は、実際に人間が飛び降りてみないと分からない・・・といった動機でもあったのだろうか?

それとも、人間相当の重しを落とす設備がなかったためだろうか?

 

 

 

 

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魚田慎二
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自己紹介:
化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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