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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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2017615日に掲載した元記事がプロバイダーの字数制限オーバーとなりましたので、ここに新情報を第2報修正1として掲載します。

第1報(2/2)は下記参照。

http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/7229/

 

 

(2017年6月23日 修正1 ;追記)

 

20176152143分に朝日新聞から、作業は手順書どおりに行われていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

機構は15日、事故があった保管容器の点検作業の手順書を公開した。

通常の点検作業を想定していたため、密閉されていない作業台を使い、顔全体ではなく鼻と口を覆う半面マスクをつけることになっていた。

5人の作業に手順の逸脱はなかったという。

原子力機構は、「ビニール袋が破裂することを想定していなかった手順書に問題があった」としている。

 

公開された手順書は5月の作成。

作業について「定常的な作業」とし、高圧ガスなどは「取り扱わない」としている。

このため、放射性物質が飛び散ることを想定した準備はしないことになっていた。

 

また、機構はこの日、事故後の保管容器の写真を公開。

撮影時刻は事故から約1時間半後の午後0時55分となっている。

 

容器からビニール袋が破れて飛び出ており、内側には茶色い円盤状のものが写っている。

作業員は撮影後、飛び出たものをしまい、金属製のフタを閉じたとしている。

カメラは事故で汚染されたため持ち出せていなかったが、14日にデータカードを回収できたという。

 

また、機構は、事故時に作業員が持っていた線量計の数値が2~60μSvだったことを明らかにした。

最大でも年間の被曝限度の800分の1だった。

 

出典

原子力機構、点検作業の手順書を公開 袋破裂、想定せず

http://www.asahi.com/articles/ASK6H66Q6K6HULBJ015.html 

 


6
16日付で毎日新聞東京版からは、チェックリストに「破裂の恐れ」という項目もあったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

機構によると、先月作成した「一般安全チェックリスト」では、火災の恐れや「爆発・破裂・飛散の恐れはあるか」など、30の点検項目を列挙していた。

 

作業員はこのうち、破裂に関する項目については、容器内のプルトニウムが二重の袋に入っていることから点検は容器の外観だけにとどめ、「該当しない」と判断。

破裂のリスクを考慮しなかった。

 

出典

『原子力機構・内部被ばく 点検項目「破裂の恐れ」 現場、リスク考慮せず』

https://mainichi.jp/articles/20170616/ddm/012/040/125000c 

 

 

616日付で茨城新聞からは、除染テント設置訓練をこれまで実施しなかったため対応が遅れたいう、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

機構は15日、事故が起きた燃料研究棟では、これまで作業員を除染するためのテントの設置訓練を実施していなかったと明らかにした。

 

事故対応の遅れにつながった可能性が高いとして、機構は作業手順の見直しを検討する。

出典

除染テント訓練なし 大洗研被ばく、事故対応に遅れ

http://ibarakinews.jp/news/newsdetail.php?f_jun=14975349998190 

 

 

6191930分にNHK茨城から、微量のプルトニウムなどが尿から検出されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

620日付で毎日新聞東京版からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

(新情報に基づき、タイトルも修正した)

 

放射線医学総合研究所は19日会見し、その後の検査で5人の尿からごく微量のプルトニウムなどの放射性物質が検出されたことを明らかにした。

 

検出されたのはプルトニウム239、同238、アメリシウム241。

放医研は、作業員の承諾を得ていないことを理由に検出量を明らかにしていないが、ごく微量と説明した。

 

5人に、被ばくによる健康への影響は出ていないとしているが、18日までに5人は再び入院して治療を始めているという。
治療は、プルトニウムを体の外に排出することを促進する薬を5日間投与し、さらに治療を続けるか判断するという。


放射線医学総合研究所が所属する機構の明石執行役は、「薬の効果でプルトニウムが排出されていると見ている。量はごく微量で、健康にすぐに影響がでるものではない」と話している。

 

出典

作業員プルトニウム検出 再入院

http://www3.nhk.or.jp/lnews/mito/1074397152.html 

『原子力機構・内部被ばく 作業員全5人の内部被ばく確認 再入院し治療』

https://mainichi.jp/articles/20170620/ddm/041/040/087000c 

 

 

62078分に朝日新聞からは、下記趣旨の解説的記事がネット配信されていた。

 

・・・・・

 

肺で不検出だったプルトニウムが尿から検出された。

 

放医研によると、肺の検査で検出できる最少量は、体格などによって個人差があるが、5000~1万ベクレル。

だが尿の場合は、長時間かけて測定することなどで、より少量のプルトニウムでも検出可能だ。

肺に入った一部が血液に取り込まれ、尿に排出された可能性がある。

 

放医研は引き続き尿や便の分析を進め、早ければ今月末にも、5人が吸い込んだ放射性物質の大まかな量が算出できるという。

 

出典

被曝事故の検出数値、変更の理由は 2万2千→ごく微量

http://www.asahi.com/articles/ASK6M5JQNK6MULBJ00S.html 

 

 

 

 

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自己紹介:
化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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