2017年6月16日8時26分に毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
盛岡市永井の市道盛南線で、今年2月24~25日、路面に生じた穴(長さ約70cm、幅約70cm、深さ約10cm)に車のタイヤがはまり、パンクする物損事故7件が相次いで発生した。
市は管理責任を認め、タイヤやホイールの修理代などの一部、計約17万円を支払い、開会中の市議会に専決処分として報告している。
市道路管理課によると、最初に事故があったのは2月24日午後6時ごろ。
道路左端にできた穴に車6台が次々とはまり、パンクした。
県警からの報告を受け、同日夜に市職員が穴をアスファルトで埋める応急処置を施したが、当日降った雨の影響で再び路面に穴が生じ、25日にも車1台が事故に遭った。
24日の事故発生時は暗くて視界が悪かったことや、穴のあった場所が水たまりのようになっており、運転者が気づきにくかったことなどが、事故が連続した原因とみられる。
現場は、大型車など交通量が比較的多く、路面が傷みやすい場所だった。
雪解けの時期に合わせて路面が少しずつ割れていたところに、降った雨によって穴が一気に広がった可能性があるという。
損害賠償額は1人当たり7100~8万9000円で、市が加入している道路賠償責任保険から支払われる。
出典
『盛岡市 道路の穴でパンクなど物損事故7件 修理代支払う』
https://mainichi.jp/articles/20170616/k00/00e/040/187000c
(ブログ者コメント)
○パンク事故ではなかったが、雪解け時に道路に穴が開くという現象は、過去にも紹介している。
2017年3月13日掲載
『2017年3月7日報道 大雪に見舞われた鳥取県では雪解け水が道路舗装の小さなひび割れなどに大量に染み込み、凍って隙間を広げて多数の亀裂や陥没発生、特に鳥取市で被害は深刻』
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/6883/
○また、今回改めて調べたところ、穴が開くメカニズムについて解説している以下の報道が見つかった。
(2017年3月8日 17時19分 EXITEニュース)
道路にしみこんだ雪どけ水が、夜に凍って膨張することを何度も繰り返すとアスファルトが弱くなり、車の衝撃で道路に穴が開く。
雪国特有のことだが、車の運転は注意が必要だ。
札幌では、幹線道路の雪がとけて、アスファルトのでている所も多くなっている。
雪が解けると車は走りやすくなるが、この時期に注意したいのが、道路に開いた穴だ。
これは、雪どけ水が道路にしみこみ、夜間に凍結して膨張することを繰り返すとアスファルトが弱くなり、車の衝撃が加わって穴が開くというものだ。
北海道など積雪地帯では、そうでない所に比べて舗装が丈夫にできているそうだが、それでも、穴の開いている所をこの季節はよく見かける。
札幌では、13日ごろにかけて、最高気温がプラスで最低気温が氷点下となり、こういうことがおきやすくなる。
日中、気温が上がる時は、この穴に水が溜まり、車は泥はね運転をすることがある。
また、穴が大きくスピードが出ていると、車のタイヤがパンクすることもある。
車はスピードを控えめにして、安全運転を心掛けてください。
また、横断歩道に穴の開いていることもあるので、歩行者も気を付けてください。
出典
http://www.excite.co.jp/News/weather/20170307/Tenkijp_66481.html
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。