2017年6月16日19時14分にNHK岐阜から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
ことし1月、関市の自動車部品工場で、男性社員が機械に体を挟まれて死亡した事故で、労基署は16日、安全管理を怠ったとして、会社と工場の責任者を労安法違反の疑いで書類送検した。
書類送検されたのは、各務原市那加浜見町に本社がある自動車部品等製造業のM社と、関市迫間にあるM社関工場で安全管理を担当する51歳の課長。
関労基署によると、ことし1月、M社関工場で勤務する58歳の男性社員が、自動車部品の型を作る機械に上半身を挟まれて死亡した。
事故当時、男性社員は、機械のセンサーの不具合を直すため、機械の隙間に入り込んで作業をしていたが、突然、機械が動き出し、挟まれたという。
労基署は、不具合を直す作業の間、機械を完全に停止させるなどの必要な安全対策を取っていなかったことが事故につながったとして、16日、会社と課長を労安法違反の疑いで書類送検した。
M社は、「この度の事態を重く受け止めております」としている。
出典
『工場死亡事故で責任者を書類送検』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/gifu/3084337681.html
6月17日付で朝日新聞岐阜全県版(聞蔵)からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
1月14日午前0時過ぎ、工場で鋳型造型機の不具合を調整していた男性社員が上半身を挟まれ、心臓破裂で死亡した。
課長らは、安全プラグを抜くなどの安全管理を怠った疑いがある。
(ブログ者コメント)
ブログ者は、「安全プラグ」なる器具があることを、この報道で初めて知った。
そこでネットで調べたところ、変電室まで行かなくても現場で動力源が切れる設備だという、大和電業㈱の資料が見つかった。
http://www.daiwadengyo.co.jp/pdf/p6/1/other1.pdf
(2017年7月12日 修正1 ;追記)
2017年6月17日付の岐阜新聞紙面に、下記趣旨のやや詳しい記事が掲載されていた。
死因は多発性外傷。
警察によると、発生から9時間後に機械を切断分解し、男性の遺体を見つけた。
ローラーは幅約3m、直径約40cmで、不良紙を再加工するパルプマシンと呼ばれる機械の一部。
男性は当時、同僚6人と部品の交換作業をしていた。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。