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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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20179171659分にNHK信州から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

16日午後3時ごろ、上田市常磐城の上田地域広域連合が管理するし尿処理施設「清浄園」で爆発があった。


この爆発で施設の1階部分の窓ガラスが割れ、バキュームカーでし尿を運ぶ作業をしていた53歳の男性作業員がガラスで耳などに軽いけがしたのをはじめ、合わせて3人が軽いけがをした。


17日記者会見した施設側の説明によると、し尿施設はバキュームカーで運ばれたし尿を配管を通して2階に上げ、分離したあと、地下1階のタンクにためる構造になっていて、16日は作業員が1階の配管部分を溶接する作業を行っていたという。


施設の深町所長は、「溶接作業で出た火が、し尿をためるタンクにつながる配管内の気体に引火し爆発が起きた可能性がある」と明らかにしたうえで、「作業員や地域住民の方々に多大なご心配とご迷惑をおかけし、申し訳ありません」と述べた。


施設側によると、し尿からメタンガスが発生することがあるものの、原因は特定できていないということで、警察が爆発の原因を調べている。

 

出典

し尿処理施設爆発 気体に引火か

http://www.nhk.or.jp/lnews/nagano/20170917/1010000110.html 

 

 

917186分にYAHOOニュース(信越放送)からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

上田市のし尿処理施設で起きた爆発事故は、配管の溶接作業の火花が貯留槽にたまったガスに引火したとの見方が強まっている。
これは、きょう午後、施設を管理する上田地域広域連合が記者会見で明らかにしたもの。


この中で手塚事務局長は、「当時、し尿などをためる貯留槽の上の階で腐食した配管を溶接する作業が行われており、溶接作業で出た火花が貯留槽に充満していたガスに引火した可能性がある」との見解を示した。


し尿処理施設での爆発は昨日の午後3時半ごろ発生し、し尿などを溜めておく地下タンク内で爆発が発生した。

 

この爆発では、バキュームカーの運転手の男性や溶接の作業員、それに施設の職員の3人がけがをした。

 

出典

上田市の爆発事故・配管の溶接作業中に引火か

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170917-00313293-sbcv-l20 

 

 

917日付と18日付で朝日新聞長野東北信版(聞蔵)からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

爆発したのは、し尿をためる高さ約5mの地下貯留槽。

午前8時ごろから作業員5人が、貯留槽の上部にある配管の溶接工事をしていた。

 

施設内のマンホールの蓋が飛び、窓ガラスなどが破損するなどした。

 

この爆発で、し尿収集業者のバキュームカーの運転手(53)が、飛んできたガラスの破片で耳にけがをし、溶接作業をしていた作業員(44)が手にやけどを負った。

また、近くにいて駆け付けた施設職員(52)が蓋が飛んだマンホールに転落し、足と腰に打撲の軽いけがをしたという。

 

運転手や業者は取材に対し、

・バキュームカーを施設内の計量室に入れようと、一時停止している時に爆発が起きた

・バーンという大きな音がして、ガラスの破片で右耳を約1cm切るけがをした

・フロントガラスも割れた

・黒い煙が噴き出し、車を降り、施設内ですくんでいたところを助け出された

と、当時の状況を話した。

 

原因について施設側は、「(同施設の処理システムでは)メタンガスは発生しにくい」などとしており、警察などで詳しい状況について調べている。

 

 

 

(2017年10月4日 修正1 ;追記)

 

2017924日付で朝日新聞長野東北信(聞蔵)から、し尿投入量の減少により貯留槽内でメタンが発生していたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。(新情報に基づき、タイトルも修正した)

 

「清浄園」は22日、原因は地下1階のし尿貯留槽で発生したメタンガスに1階での溶接作業の火花が引火したためとの見方をまとめ、発表した。

 

16日の事故について、施設を建設したプラントメーカーの専門家が調査。

貯留槽内のし尿汚泥の滞留時間が長くなり、メタンガスが発生しやすい状態になっていたことが分かった。

 

公共下水道の普及に伴い、し尿の投入量が減ったことが要因という。

 

同園は、安全対策として、滞留時間の短い運転に改善するほか、貯留槽内を換気し、メタンガスを定期的に測定するなどの措置をとる。

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

運転条件が設計当初から徐々に変化し、いつの間にか危険ゾーンに入っていた・・・・そんな事例だったような気がする。

 

設備の管理者は、メタンが発生しないよう設計された設備ということで、事前のガス検知を行わずに火気工事を許可した・・・そんなことはなかっただろうか?

 

 

 

 

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自己紹介:
化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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