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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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(1/2から続く)


海外の地下鉄では10数年前からPM2.5の問題が指摘され、実態調査と対策が進んでいる。


このうち、世界で最も古いイギリス・ロンドンの地下鉄では、2003年に調査が行われ、最も高い駅では1m3あたりの3日間の平均濃度が、およそ480μgとなるなど、汚染が確認された。


調査結果をまとめた報告書では、駅員や一般利用者の肺への影響は低いとする一方、PM2.5の成分の中に鉄が認められ、毒性が確認されたとして、削減努力をすべきと指摘している。


こうした実態を踏まえ、ロンドン市長は去年、地下鉄の環境を改善するための行動計画を発表し、観測装置の設置や微粒子の吸着装置を使った除去などを行うとした。


また、スペインのバルセロナでは、2015年から2016年にかけ、研究機関と地下鉄事業者が大規模な調査を実施。

いくつかの駅で、WHO=世界保健機関のガイドラインと比べて高い数値が出たという。


この計測データは、誰でもわかるようにホームページで公開されているほか、PM2.5が発生しにくいブレーキ部品の開発などが提案されている。


このほか、スウェーデンのストックホルムの地下鉄でもPM2.5が問題となり、調査が行われ、2003年に出されたレポートでは高い濃度の汚染が報告されている。

地下鉄のPM2.5について、環境省に取材したところ、現在のPM2.5の環境基準は屋外の大気中のものが対象で、地下鉄や地下街、建物の中など、閉鎖された屋内の空間は対象にならないという。
屋内のPM2.5の濃度の基準をつくる具体的な予定は、現時点ではないとしている。


厚労省では、建築物の環境衛生管理の基準で、図書館や博物館、学校など、特定の建築物を対象に浮遊する粉じんの濃度の上限は設けているが、地下鉄の駅は、原則、対象とはなっていないという。


また、粉じんの中でPM2.5の濃度の基準はなく、現時点では、地下鉄などを対象にした環境衛生管理の基準を決める検討もしていないとの回答だった。


鉄道を管轄する国交省は、地下鉄の駅やトンネル内に換気設備を設けることは義務付けているが、粉じんの濃度に関する基準は設けていないという。


地下鉄でPM2.5の調査を行った慶應大学の奥田知明准教授は、以下のように話している。

 

「地下鉄の空気の環境を誰が責任をもつのか、わかりづらい。

今まで見過ごされてきた空間だといえる。 

今後、地下鉄をはじめ、閉鎖空間の基準の整備も検討すべきだ。」

 

また、PM2.5の健康影響に詳しい京都大学の高野裕久教授は、以下のように話している。

 

「濃度自体は高いが、一般の利用者のように駅を利用する時間が短ければ、大きな問題にならないと考えられる。 

しかし、PM2.5の影響を受けやすい呼吸器や循環器に疾患がある人やアレルギーの人、高齢者や子ども、また長く駅に滞在する人は、より注意をする必要がある。 

また、成分が屋外と異なって、鉄などの金属が多いということが気になる。

金属は、一般的な大気環境中のPM2.5では、悪影響を及ぼす成分であると指摘されていて、地下鉄のPM2.5でも影響があるか、調べることが必要だ。」

 

出典

地下鉄で高い濃度のPM 2.

https://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20181014/0019946.html 

 

 

 

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化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
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