2016年11月18日21時14分にNHK金沢から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
今年8月、石川県能登町の道路の舗装工事現場で男性作業員が熱中症で死亡したことについて、穴水労基署は、男性が勤務していた土木工事会社が塩分を含む食品を提供するなどの熱中症対策を怠ったとして、この会社と会社の代表取締役の男性を労安法違反の疑いで書類送検した。
書類送検されたのは、石川県津幡町の土木工事会社「Y社」と会社の59歳の代表取締役。
同署によると、今年8月25日、能登町小木の道路の舗装工事現場で、40代の男性作業員が重機でアスファルト舗装の表面を削る作業をしていたところ、熱中症で倒れ、死亡したという。
同署は、会社の熱中症対策について調べた結果、この日は能登町に隣接する輪島市で最高気温が35℃以上の猛暑日となる暑さだったにもかかわらず、会社は、死亡した男性作業員を含む3人に塩分を含む食品やスポーツ飲料などを提供するといった熱中症対策を講じていなかったという。
このため、同署は18日、土木工事会社と会社の代表取締役の男性を、労安法違反の疑いで書類送検した。
同署によると、会社の代表取締役は、「昔はアメなどの提供をしていたこともあったが、最近は提供していなかった」と話しているという。
死亡した男性作業員は今年6月から病気で仕事を休んでいて、熱中症で死亡した日の2日前から仕事に復帰していたという。
同署によると、会社が塩分を含む食品を提供するなどの熱中症対策を怠ったとして書類送検されたのは、この20年間で、全国で8件あったという。
書類送検されたことについて、「Y社」は「作業員には現場に水筒を持参し、水分を取るよう指示していたが、塩分摂取はそれぞれに任せていた。今後は再発防止に務めたい」とコメントしている。
出典
『熱中症死亡土木工事会社を送検』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/kanazawa/3024531811.html?t=1479502183975
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
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