2016年11月16日19時44分にNHK秋田から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
老朽化が進む道路や橋などの維持管理が課題となるなか、道路の傷み具合を自動で測定する画期的な装置の実証実験が16日から仙北市で始まった。
これは、仙北市が大手精密機器メーカー「リコー」などと始めた実証実験。
この装置は、一般の車の後部に取り付ける特殊なカメラ5台で走行中の路面を撮影するもので、道路のひび割れやわだちの深さなどの測定と解析を自動的に行い、道路のいわば“通信簿”を作成する。
実証実験は市内の8区間、全長3kmあまりを対象に、1週間程度行われるほか、積もった雪が解ける来年3月にも改めて測定して、冬を越した道路の傷み具合などを調べることにしている。
市や会社によると、実用化が進めば、職員の目視などで行っていた作業の労力や時間が大幅に削減されるほか、道路の傷みを効率よく把握して早い段階で補修を行えるため、道路を長く使うことができるという。
仙北市の門脇市長は、「データをもとに補修の優先順位を決めれば、最もコストパフォーマンスの良い補修計画が立てられる」と話していた。
リコーICT研究所の中村所長は、「この装置の実用化は、大きな損傷が起きる前に小さな補修で道路を維持することにつながる。このシステムをいずれは全国に広げたい」と話していた。
※以下は、音声のみの情報
中村所長談
こちらの機材で道路の3次元のコピーをとっている。
カラー画面は道路の表面の凸凹を色で表したもの、白黒画面は通常の画像。
こうしたカラー画像と高さの情報から、道路の健康度を測るようになっている。
出典
『道路の損傷 自動測定の実験』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/akita/6014420771.html?t=1479328789847
(ブログ者コメント)
映像によれば、トラックの最後部にヒナ段を逆にしたようなものが取り付けられており、その段にカメラなどが下向きに設置されている。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。