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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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2016723184分にNHK前橋から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

慰霊の登山道で日航社員滑落死

http://www3.nhk.or.jp/lnews/maebashi/1066979151.html?t=1469394578262

 

来月の日航ジャンボ機墜落事故の追悼行事に向けて、群馬県の山中の墜落現場に通じる登山道を整備していた日本航空の社員が、23日、登山道から滑落して死亡した。


23日午前10時前、日航ジャンボ機墜落事故の現場となった群馬県上野村の「御巣鷹の尾根」に通じる登山道から男性が滑落したという通報が消防に入った。
男性はヘリコプターなどで病院に搬送されたが、頭を強く打っていて死亡した。

警察によると、死亡したのは日本航空で墜落事故の遺族の対応にあたる「ご被災者相談室長」の相馬さん(59)。


警察によると、相馬さんはほかの7人の社員や登山道の管理人とともに、昭和60年8月12日に起きた墜落事故の追悼行事に向けて登山道を整備していて、丸太がずれないようにくいを打つ作業をしていたところ、足を滑らせ、50mほど下に滑落したという。


この登山道は、毎年、事故が起きた8月12日に多くの遺族などが慰霊のために利用することから、日本航空などが定期的に整備している。

警察は、一緒にいた社員などから話を聞いて、当時の詳しい状況を調べている。


相馬さんと一緒に作業をしていた登山道の管理人、黒沢さんは、「登山道の一部の木が腐って悪くなったところを修理していた最中でした。墜落事故のあと30年間、大きな事故がなかったのでとてもショックです。きのう雨が降って、足元が悪かったのが悔やまれます」と話していた。

 

 

7241558分に毎日新聞からも、同趣旨の解説的記事がネット配信されていた。

 

『御巣鷹の尾根滑落死 「安全願う場」に衝撃』

http://mainichi.jp/articles/20160724/k00/00e/040/145000c

 

1985年に日航ジャンボ機が墜落した群馬県上野村の「御巣鷹の尾根」で、登山道の整備中に発生した滑落事故は、関係者に衝撃を広げた。

 

滑落死した日航社員の相馬さん(59)は約7年前から、登山道の整備と墓標の修復を担当する「登山支援班」の現場責任者として何度も現地を訪問。

「安全を願う場」で起きた事故に対し、関係者はショックを隠せない。

 

「これまで30年間、こんな重大な事故はなかった。こういう事故が起きて、寂しい」

御巣鷹の尾根の管理人、黒沢さん(73)は、動揺した様子でこう語った。

 

毎年夏、墜落事故のあった8月12日に合わせ、全国から慰霊登山者が相次ぐことから、黒沢さんはこの時期に登山道などの補修作業に従事。

事故が発生した時も、相馬さんと一緒に作業をしていたという。

 

近年、御巣鷹の尾根には高速バス事故による遺族なども訪れ、広く公共交通の安全を願う「慰霊の場」となっている。

事故発生から30年となった昨年は約1万8300人が慰霊登山し、今年も多くの人の来訪が予想される。

 

黒沢さんは相馬さんについて「安全安心な登山道づくりのため、一緒に汗を流して頑張ってきた。山のことを一番、熱心に考えてくれていた人だった」と振り返った。

 

相馬さんらが作業をしていた登山道の道幅は1m前後で、すれ違うのが困難なほど狭い箇所もある。

勾配も激しく、道端には急な斜面が広がる。

事故のあった23日は前日の雨で登山道の斜面がぬかるみ、足を滑らせやすい状態だった。

 

日航ジャンボ機事故の犠牲者の家族は年々高齢化しており、つえをついて登る人も少なくない。

一方で、勾配がきつい山道で土や石に足をとられたり、登山口で断念したりする人も目立つようになっている。

 

関係者は「遺族の高齢化が進む中、より登りやすい登山道を目指していきたい」と整備に力を入れてきただけに、今回の事故の衝撃は大きい。

黒沢さんは「これから先の対応はJAL、村と話し合って決めていきたい」と話した。

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

なんとも、やるせない事故が起きてしまった。

毎日新聞記事と同様、どうして安全を願う場で・・・という気持ちだ。

 

 

 

(2017年6月21日 修正1 ;追記)

 

20176191213分にNHK群馬から、日航が労基署から是正勧告を受けていたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

社員滑落死事故で日航に是正勧告

http://www3.nhk.or.jp/lnews/maebashi/1064384031.html 

 

この事故で、日本航空は適切な安全対策を怠ったとして、労基署から是正勧告を受けていたことがわかった。

日本航空によると、この事故で日本航空は、落下の危険性がある場所で作業をする際に必要な足場や手すりを設ける安全対策を怠ったとして、ことし2月、労基署から是正勧告を受けたという。


これを受けて会社では、急な勾配がある斜面では作業をしないことや整備作業の際に足場を設けるなどの安全対策を盛り込んだ報告書を労基署に提出したという。


日本航空広報部は、「安全対策を確実に実施して、同様の事故を二度と起こさないようにしたい」と話している。

 

 

 

 

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自己紹介:
化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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