2013年11月19日19時20分にNHK福岡NEWS WEBから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。また九州電力HPにもプレスリリースが掲載されていた。
九州電力によると、苅田町にある九州電力苅田発電所の新2号機で、19日午前7時半過ぎ、ボイラーの蒸気の温度の上昇を知らせる警報が鳴った。
作業員が出力を下げるなどの対応を行ったが、蒸気の温度は、一時、通常よりも50℃近く高い610℃まで上昇したため、午前8時前に運転を停止した。
九州電力は、ボイラーの蒸気温度を制御するために水を送り込む弁の不具合とみて点検を行っているが、今のところ、復旧のめどは立っていないという。
一方、当面の電力の供給について、九州電力は、20日以降、気温が上がると予想されることや他社からの電力の融通によって、大きな影響はないとしている。
苅田発電所の新2号機は、ことし3月にボイラーの故障で運転を停止したほか、去年8月にもポンプに不具合が見つかるトラブルが起きている。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/fukuoka-news/20131119/3162571.html
http://www.kyuden.co.jp/press_131119-1.html
また、2013年11月21日20時21分にNHK北九州から、弁にゴミやサビが詰っていたことが原因だったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。また九州電力HPにも図解付きでプレスリリースが掲載されていた。
九州電力で調べたところ、蒸気の温度を調整するためにボイラーに水を送り込む弁にゴミやさびが詰まり、正常に作動しなくなったことがわかった。
このため、この弁をう回する新たな配管と弁を設置する修理を行い、21日午前11時に運転を再開した。
九州電力では、運転を再開したことで当面、電力需給は安定するとしている。
出典URL
http://www.nhk.or.jp/lnews/kitakyushu/5023227021.html?t=1385066851479
http://www.kyuden.co.jp/var/rev0/0042/0912/2p0r1d3g11degh.pdf
(ブログ者コメント)
九州電力のプレスリリースによれば、蒸気温度制御弁そのものではなく、当該弁を動かす計装空気弁に詰りが生じたため、バイパス弁を設置した由。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。