2021年8月23日18時32分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
東京都新宿区と文京区内の一部地域で、ガス管の破損によって21日からガスの利用ができない状態が続いている。
両区は、この事態を受け、区内の公衆浴場などの無料開放を始めた。
新宿区や東京ガスによると、21日午後4時ごろから、新宿区山吹町や早稲田鶴巻町の一部など、文京区の関口1丁目の一部でガスの供給が止まった。
水道管から水が漏れ出し、地中の圧力が高まったことから、下にあったガス管が破損したことが原因とみられるという。
東京ガスによると、23日午前9時半時点で、新宿区で3157戸、文京区で3405戸の計6562戸でガスの供給ができない状態が続いている。
順次、復旧作業をおこなっており、24日の復旧を目指しているという。
無料開放されるのは、新宿区では、区内すべての公衆浴場19カ所。
利用者は、番台でガスの供給が止まっていることを申告する。
文京区は「君の湯」と「ふくの湯」の2カ所を無料で開放する。
また、文京スポーツセンター、江戸川橋体育館、目白台運動公園、福祉センター江戸川橋、和敬塾ではシャワー利用ができる。
利用の際は、施設の窓口に健康保険証など住所の分かるものが必要。
音羽地域活動センターでは非常食の配布を行う。
https://www.asahi.com/articles/ASP8R5VV2P8RUTIL03B.html
8月23日10時31分にYAHOOニュース(FNN PRIME)からは、ガス管に水や土砂が詰まったことが原因だという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
東京ガスによれば、21日午後4時20分ごろ利用者から「ガスが出ない」と通報があり、付近の新宿区と文京区の一部あわせて、6507戸でガスの供給ができない状況になりました。
ガス管に水や土砂が流入して詰まったことが原因とみられています。
ガスの供給停止から約40時間経過した23日朝には、200戸の開栓作業が始まり、順次続けるとしています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/95b588568a9541dc09cd835d01dc2272531f6d25
8月25日18時58分にテレビ朝日からは、サンドブラスト現象で穴が開いた可能性がある、平坦な地形ゆえガス管の中に入った水が抜けにくいなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
・・・
ガスが止まった理由は、ガス管自体に問題があった可能性以外に、こんな要因も…。
経済部・延増記者:
「一つ考えられているのがサンドブラスト現象という可能性が指摘されています。どういう現象かと言いますと、ガス管の近くにある水道管が何らかの原因で破裂。飛び出した水が土砂を巻き込んでガス管に圧力を加えます。土砂がガス管を摩耗して、ガス管に穴を空けたという現象」
東京ガスは当初、24日の復旧を見込んでいましたが、まだ作業は続いています。
時間がかかっている理由は、その地形。
経済部・延増記者:
「ガス管をひいているエリアがフラットな地形。ガス管に傾斜がありますと、局所的に水が集まりますのでそこから水を抜けば簡単に復旧作業ができると。今回の、ガス管をひいているエリアはフラットな地形のため、水を抜く作業が広範囲に及ぶことが時間のかかる最大の要因なんですね」
東西1000メートルに広がる大工事となったことで、時間がかかっているといいます。
東京ガスは26日の復旧を目指し、作業を続けています。
https://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000226713.html
8月26日21時31分に朝日新聞からは、113戸を残し復旧したなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
東京ガスは26日、供給が止まっていた6562戸のうち、6449戸(98・3%)が復旧したと発表した。
残る113戸については、復旧のめどがたっていないという。
同社によると、ガスの供給停止が続いているのは文京区関口1丁目の集合住宅2棟、計113戸。
26日中に全ての復旧作業を完了させる計画だったが、敷地内のガス管の形状が複雑なため、作業が難航しているという。
ガスが利用できない世帯に対しては、個別に宿泊施設を手配するなどの対応を取っている。
今回のトラブルの原因について同社が調べたところ、新宿区山吹町内に敷設されていたガス管が破損しているのがみつかり、そこから東西1キロ、南北400メートルの範囲のガス管内に水や土砂が流れ込んでいたという。
周囲の水道管から漏れた水が入り込んだ可能性があり、都水道局などとともに調べている。
https://www.asahi.com/articles/ASP8V6X5GP8VUTIL06G.html
2021年10月1日8時30分に朝日新聞からは、東京ガスは情報周知手段として今回初めてツイッターを使用し、計37回発信、そのせいか苦情は少なかったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
8月下旬、東京都内で計6千戸超が最大で7日間、ガスが止まった。
東京ガスによると、同社の供給停止事故としては過去最大規模だったが、意外にも苦情は少なかった。
背景にあったのは、住民への情報周知手段として、同社として初めて使用したツイッターだったという。
発生は8月21日夕方。
「ガスが出ない」という東京都内の住民からの通報だった。
社員が調べると、同社のガス管に大量の土砂や水が入りこんだのが原因とみられた。
被害は新宿区、文京区の広域にわたっていた。
そこで活用することにしたのがツイッターだ。
これまではホームページなどで復旧見通しなどを載せていたが、ホームページだと情報は「一方通行」だった。
ガスが止まっている地域の利用者が見てくれているかもわからないし、反応も見えにくい。
だが、ツイッターだと、リアルタイムで情報を発信でき、利用者側からすれば、「返信」や「転送」の機能もあるので、発信者に要望を伝えたり、近所の人に発信情報を転送したりできる。
また、ツイッターには、発信情報を評価する「いいね」の表示機能もあるので、発信する側も、情報が評価されているかどうかの判断材料にもなるからだ。
当日の夜から、おわびとともにガス供給の見通しを告知する、と発信。
全戸復旧まで、のべ37回のツイートをした。
対象エリアごとに、どの程度の戸数が復旧したのか、工事の進捗(しんちょく)率などを逐一報告するとともに、工事現場の写真も発信した。
【苦情どころかねぎらいも】
手探りだったが、苦情どころ…
(以下は有料)
https://digital.asahi.com/articles/ASP9Z55NNP9JUTIL001.html
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。