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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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20219242335分に読売新聞から下記趣旨の記事が、現場写真付きでネット配信されていた。

8月の記録的大雨の中、長崎県西海市で高齢者宅に向かった民生委員の女性が亡くなった事案を受け、厚生労働省は、避難情報が出された地域では見守り活動などを行わないよう、各自治体に注意喚起した。

災害が多発し、民生委員の防災面での役割は大きくなっているものの、過去の災害でも活動中に犠牲者が出ている。

全国組織も、身の安全を優先するよう改めて呼びかけた。

 

【連絡受け車で】

8月14日、九州北部は午前中を中心に激しい雨に見舞われ、気象庁は長崎県などに「大雨特別警報」を発表。

西海市は午前5時5分、一部地域を除いて避難情報を警戒レベル5の「緊急安全確保」に引き上げた。

「怖いから来てほしい」。

民生委員の田崎文子さん(70)は昼頃、一人暮らしの女性(73)から連絡を受け、車で女性方に向かったという。

県警西海署などによると、田崎さんが帰宅しないため、親族が女性方の周辺を捜索。

用水路付近で倒れている2人を発見し、死亡が確認された。

元看護師の田崎さんは、2019年12月に民生委員になった。

歩くのが困難な女性を普段から気にかけていたという。

「民生委員の仕事を全うしようとしたんだろう」。
田崎さんのあの日の行動を、親族の一人はそう推し量った。

 

【風雨の中、家を回るケースも】

各地域の民生委員は、日頃から、一人暮らしの高齢者らに対し、災害時の早めの避難などを呼びかけている。

市区町村は、そうした活動に役立ててもらうため、単独での避難が難しい要支援者の名簿を民生委員などに提供。

今年5月には、一人一人の避難方法を事前に決めておく個別避難計画の作成が市区町村の努力義務とされ、民生委員が作業に携わっている自治体もある。

全国民生委員児童委員連合会(東京)によると、11年の東日本大震災では、住民の避難誘導などにあたった56人が命を落とした。

連合会は災害時の安全確保に関する指針を策定し、「民生委員も地域で生活する住民の一人。多くの役割を担えるものではなく、担うべきでもない」としている。

ただ、その後も、地域住民の健康状態や家庭環境をよく知る民生委員が、風雨の中で避難を呼びかけるケースが相次いでいる。

民生委員を20年以上務める熊本県人吉市の中野さん(女性、72歳)は、昨年7月の九州豪雨で自らも被災。

市が避難指示を出した後、冠水した道路を行き来し、高齢者や体が不自由な住民の家を回った。

高齢者を公民館に連れていき、隣の平屋で暮らす住民を自宅の2階に避難させた。

地域のために奔走したが、「若い人のように素早く動けず、速く走ることもできない」と、体力の衰えも実感している。

「自分の命は自分で守らないといけない」と、危機感を口にした。

 

【できることに限度】

田崎さんが亡くなった後の8月中旬、厚労省は、避難情報が出ている地域で見守り活動が必要な場合は、民生委員が自ら対応するのではなく、状況を自治体に伝達することが重要との事務連絡を都道府県などに出した。

同連合会も同時に、自身や家族の安全を優先し、率先して避難するよう全国の地方組織に通知した。

ただ、西海市の担当者は、「自治体は災害時、避難所の対応などに追われ、住民一人一人の要請に応じるのは困難。消防や警察を頼ることにハードルの高さを感じ、民生委員を頼る住民もいるのではないか」と話す。

同連合会事務局の佐甲さん(男性、61歳)は、「民生委員にできることは限られている。防災を地域全体の課題として捉え、住民と行政が有事の対応を共有するなど、平時からの備えが大切」と指摘している。

 

【無報酬、なり手不足…高齢化が課題】

民生委員は厚生労働相から委嘱される非常勤の地方公務員(特別職)で、地域住民の生活実態を把握して相談に応じたり、助言したりしている。

無報酬のボランティアで、なり手不足や高齢化が課題となっている。

現在、活動している民生委員は全国で約23万人。

世帯数や地域の実情を踏まえて設定された定数を約1万人下回っている。

若い世代は日中働きに出たり、子育てをしたりしていて頼みにくいため、定年退職者や主婦への委嘱が多い。
高齢化率は約7割に上る。

全国民生委員児童委員連合会事務局は、「65歳を超えて働く人が増えていることに伴い、民生委員のさらなる高齢化も懸念される。働きながら活動できる環境整備が必要」と訴えている。

https://www.yomiuri.co.jp/national/20210924-OYT1T50247/ 

 

(ブログ者コメント)

以下は同種事例。

2019921日 那覇市で台風接近中の未明、新聞販売店に向かっていた女性配達員が路上で倒れ頭を打って死亡、沖縄の地方2紙は暴風警報時は配達しない協定を締結した (修正2)」

https://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/10031/

 

 

 

 

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化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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