2018年2月12日に掲載した元記事がプロバイダーの字数制限オーバーとなりましたので、ここに新情報を第2報修正1として掲載します。
第1報は下記参照。
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/8025/
(2018年3月5日 修正1 ;追記)
2018年2月23日19時21分にNHK福井から、警察は110番通報を受けた際にエンジン停止を確認したと釈明しているという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
警察庁は衆議院予算委員会の分科会で、男性には車のエンジンの停止を確認していたなどと釈明した。
北陸で記録的な大雪となった2月7日、福井県坂井市の国道で、雪に埋もれた車の中で一酸化炭素中毒で死亡した男性が、「身動きが取れない」と警察に通報していたが、その情報は道路を管理する福井県に伝えられていなかったことが分かっている。
これに関連して、衆議院予算委員会の分科会で、警察庁の山下生活安全局長は、「110番通報を受けた際、男性に対しては、エンジンを止めていることを確認した上で、体調不良があれば119番通報をするよう伝えていた」などと釈明した。
その上で山下局長は、「このような重大な結果が生じたことは真摯に受け止めなければならない。警察としては、これまでにも増して、雪害への対応に万全を期していきたい」と述べた。
出典
『中毒死、エンジン停止確認と釈明』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/fukui/3055481131.html
2月27日5時2分にNHK NEWS WEBからは、男性の母親が何度も警察に救助要請していたという、下記趣旨の記事が掲載されていた。
男性の母親が車の中にいる息子から携帯電話で連絡を受け、福井県警察本部の窓口に電話で繰り返し事態を伝え救助を求めたものの、警察が現場に出動せず、救助されたかどうかも県に確認していなかったことが、警察と母親への取材でわかった。
福井県警察本部によると、この日、母親からは午前10時ごろ、正午ごろ、午後4時半ごろの少なくとも3回、本部に電話があり、通信指令課などで対応して、3回目は県の災害対策本部に連絡するよう伝えたという。
これについて福井県警察本部は、「男性から通報を受けた際、エンジンを止めていることを確認し、母親からの電話も、車の周りの除雪を求めているものとして、緊急性が低いと判断した」と説明している。
そのうえで、「このような重大な結果が生じたことについては真摯に受け止めており、今後はこれまでにも増して雪害への対応に万全を期します」としている。
母親はNHKの取材に対して、「7日の午前9時すぎに息子と電話で話した時点で、車が動けなくなってからおよそ9時間たっていたので、助けてほしいという思いで警察に通報しました。警察の担当者から『除雪車が向かっているので確認が取れたら連絡します』と言われて安心しましたが、連絡がないので再び警察に通報したら、『確認中』という返答ばかりで、4、5回ほど通報しました。息子にメールやラインを送っても読まれた形跡がなく、『こうした間に死んだらどうするんだ』と激しい口調でも伝えました。除雪車だけでなく、警察の担当者も現場に向かっていると思っていたので、裏切られたという気持ちがあります。警察からすると大雪で大変な状況の中でたくさんかかってきた通報の1つだったかもしれませんが、もう少し親身に対応してほしかったです」と話している。
出典
『救助要請も県警出動せず 大雪で男性が車内で死亡の事故で 福井』
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180227/k10011344311000.html
2月27日15時46分に北日本放送からは、警察は男性に7回電話をかけていたと説明しているなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
男性は、発見されるおよそ9時間前の午前9時20分ごろ110番通報し、救助を要請していた。
さらに、男性から連絡を受けた富山県西部に住む母親が午前10時すぎと午後1時前、午後4時半ごろの3回に渡り福井県警に電話をして、息子が立ち往生しているので救助してほしいと求めていたことが新たに分かった。
福井県警は、警察が出動しなかったことについて「緊急性のある通報だという認識はなかった」と説明している。
しかし警察は、この日、男性の携帯電話に7回電話をかけていて、最後の午後1時すぎの時には応答がなかったという。
出典
『死亡男性の母親も救助要請、警察出動せず』
http://www.knb.ne.jp/news/detail/?sid=17693
2月28日7時10分に福井新聞からは、警察は男性にCO中毒への注意を促さなかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
県警は、母親の電話を救助要請ではなく除雪要請だと判断し、道路管理者の県が手配済みの除雪車の到着を待つよう伝えた。
しかし、県には電話の内容を伝えず、県に除雪状況の確認もしなかった。
男性自身も110番通報していたが、県警はこの内容も県に伝えず、男性にCO中毒への注意を促さなかったことも既に明らかになっている。
県警は、現場近くで別の複数の立ち往生車があり、県三国土木事務所に除雪を要請済みだったとして、男性の情報は県に伝えず、再度の除雪要請もしなかったとしている。
その後、男性の携帯電話に複数回電話をしたが、つながらなかった。
出典
『豪雪車中死、母も3回県警に電話 救出求め「早く行ってほしい」』
http://www.fukuishimbun.co.jp/articles/-/299445
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。