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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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2018891916分にNHK兵庫から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

3年前、神戸市東灘区の集合住宅で起きた火事。

建物の端から激しく炎があがっている。

 

亡くなったのは2人。

見つかったのは、いずれも火元から一つ離れた部屋だった。

 

消防は、炎や煙ではなく、一酸化炭素の充満が原因とみている。

 

(ここまでは音声のみの情報)

 

こうした集合住宅の火災では、火災警報器が煙を感知する前に一酸化炭素の濃度が致死量に達するおそれがあることが、神戸市消防局などの実験で分かった。


消防局は、一酸化炭素を感知できる新型の警報器の使用を呼びかけることにしている。

神戸市消防局は、東京理科大学などと共同で、集合住宅で火災が起きた時の一酸化炭素の危険を調べる実験を、3年前から繰り返してきた。


実物の3分の1の大きさのアパートの模型を使った火災の再現実験では、出火からおよそ8分後、火元の2つ隣の部屋で火災警報器が煙を感知して鳴りだしたが、その時点で一酸化炭素の濃度はすでに0.5%を超え、1、2分程度で死亡するおそれがある状態になっていた。


一酸化炭素は、においや色がないため、気づかずに死亡するケースが少なくないということで、消防は“サイレントキラー”=見えない殺し屋と名付けている。


消防局は、実験の結果を受け、逃げ遅れを防ぐために、炎や煙だけでなく一酸化炭素も感知する新型の警報器を使用するよう呼びかけることにしている。


神戸市消防局予防課の松田係長は、「建物の構造によっては、火元から離れた部屋にも非常に高い濃度の一酸化炭素が流れ込む可能性があることが分かった。一酸化炭素を感知できる火災警報器があれば、早期の避難につながると考えられる」と話していた。

 

出典

警報器感知前にCO致死量おそれ

https://www3.nhk.or.jp/lnews/kobe/20180809/2020001222.html 

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

実験のきっかけとなった火災事故は下記だったと思われる。

 

2015215137分 産経新聞west)

 

15日午前10時5分ごろ、神戸市東灘区西岡本の木造2階建て集合住宅「T荘」の2階一室から出火、2階の4部屋計150m2が燃えた。

 

この火災で、2階から救出された男女2人が間もなく死亡。

火元の部屋に住む男性(73)と別の部屋の女性(69)が、それぞれやけどを負い軽傷。

 

消防によると、死亡した女性は20代ぐらい、男性は50代ぐらいとみられる。

警察は、2人は2階の一室で同居していたとみて、身元の確認を急いでいる。

 

集合住宅には8世帯が入居。

1階に住む女性(62)は、

「はじめは煙くさいにおいがして、次第にぱちぱちという音がした。玄関を開けるとあっという間に黒煙や火が広がってきた。危機感を感じて、着の身着のままで出てきたが、とても怖かった」

と話した。

 

現場は、阪急神戸線岡本駅から西へ約1.1kmの住宅街。

消防車20台以上と防災ヘリが出動し、現場付近は、一時、騒然となった。

 

出典

集合住宅火災で2人死亡、2人軽傷 神戸・東灘

https://www.sankei.com/west/news/150215/wst1502150036-n1.html 

 

 

 

(2018年8月28日 修正1 ;追記)

 

2018828530分に神戸新聞から、やや詳しい同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

神戸市消防局などは、実寸台の模擬家屋による実験で、火災時の一酸化炭素(CO)の流れを調べた。

 

建物構造などの条件によっては、火元から離れた部屋で、煙が薄くても、CO濃度が高くなる可能性があることが分かった。

 

住宅用火災警報器の設置が義務化されてから12年。

市消防局は、CO警報機能付き(CO警報器)などへの買い替えを呼び掛けている。

 

実験は、東京理科大学、警報機器メーカー「矢崎エナジーシステム」(東京都)と共同で、1月と6月に北区の市消防学校で実施した。

 

模擬家屋は木造平屋建てで、屋根裏に耐火性の石こうボードを設置した。

過去に、火元と離れた部屋でCO中毒死があり、その火災を再現した。

 

家具の配置や風などの条件によって異なるとみられるが、6月の実験では、端の部屋に引火してから約5分後に、2部屋隣のCO警報器が感知。

煙は薄いままで、煙用の警報器が作動したのは、さらに約3分後だった。

その時点で、COは既に致死濃度に達していた。

 

COは無色、無臭の有毒ガスで、火災時に発生する煙の中に含まれる。

高濃度を吸い込むと、一瞬で意識不明となる危険性がある。

 

市消防局によると、昨年、市内の火災による死者12人のうち、5人がCO中毒死だった。

 

住宅用火災警報器は、設置が義務化された2006年は、煙用の警報器がほとんど。

現在では、CO警報器以外に、離れた部屋の火災を知らせる種類もある。

市消防局予防課は、「買い替えの際は、機能が付け加えられている警報器も検討してほしい」と呼び掛けている。

 

出典

『火災時は火元から離れた部屋でも危険 CO警報機の利用を』

https://www.kobe-np.co.jp/news/kobe/201808/0011583735.shtml 

 

 

 

 

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化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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