2021年3月12日13時17分にNHK長崎から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
去年の12月、西海市の工事現場で男性作業員が点検台から落下して死亡する事故があり、長崎労働基準監督署は落下を防ぐための措置を講じていなかった疑いがあるとして、福岡市の土木建設会社と現場責任者を書類送検しました。
書類送検されたのは、福岡市中央区の土木建設会社「N工業」と、事故当時64歳だった男性の現場責任者です。
長崎労働基準監督署によりますと、去年12月、西海市の製塩工場で、屋根の補修を行うために組んだ足場を解体する作業を行っていた当時57歳の男性作業員が、工場に常設されていたおよそ9メートルの高さの点検台から落下して死亡しました。
点検台の床は、網目状の金属でできていたものの、一部が腐食し、穴が開いていたということです。
長崎労働基準監督署は、現場責任者が覆いを設けるなどの落下を防ぐための措置を講じていなかった疑いがあるとして、12日、この会社と現場責任者を労働安全衛生法違反の疑いで長崎地方検察庁に書類送検しました。
長崎労働基準監督署の調べに対し、この会社と現場責任者は容疑を認めているということです。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/nagasaki/20210312/5030010863.html
(ブログ者コメント)
書類送検された「会社」とは、どちらの会社だったのだろうか?
製塩会社?土木建設会社?
文脈からすると土木建設会社のような気がする。
(2021年4月29日 修正1 ;追記)
2021年4月28日付で労働新聞からは、書類送検されたのは土木建設会社だったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
長崎労働基準監督署は、墜落防止措置を講じなかったとして土木建築業のN工業㈱(福岡県福岡市)と同社長崎出張所工事主任を労働安全衛生法第21条(事業者の講ずべき措置等)違反の疑いで長崎地検に書類送検した。
労働者が腐食した点検台を踏み抜き、墜落死している。
災害は令和2年12月14日、長崎県西海市内で台風被害を受けた工場建屋の災害復旧工事現場で発生した。
労働者は屋根を補修するために組んでいた足場を解体する際、工場の既設設備である点検台に立ち入った。
点検台は地上から高さ8.8メートルで、床は網目状の金属だったが、腐食で破損して一部が開口部となっていた。
労働安全衛生規則第519条では、高さが2メートル以上の開口部などで墜落の危険性がある場合、囲いや覆いを設けなければならないとしているが、同社はこれを怠った疑い。
https://www.rodo.co.jp/column/104198/
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。