2016年5月25日19時56分にNHK金沢から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
5月25日19時5分に毎日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
24日夜、北陸電力の志賀原子力発電所で、パトロール中の警備員が誤って放射線を使って検査していた部屋に入り、放射線を浴びて微量の被ばくをしたおそれのあることが明らかになった。
北陸電力は、身体に影響のある値ではないとしている。
被ばくしたおそれがあるのは、志賀原発2号機でパトロールしていた50代の男性警備員。
北陸電力によると、24日午後9時ごろ、志賀原発2号機の非常用ディーゼル発電機室で、配管の溶接部分の内部に欠陥がないか遠隔操作で放射線を当てて調べていたところ、警備員が誤って部屋に入ったという。
北陸電力によると、警備員は計算上、0.06ミリシーベルトの被ばくをしたおそれがあるということだが、この線量は、被ばくした場合に法律で報告が求められる0.5ミリシーベルトを大きく下回っていて、体に影響のある値ではないとしている。
また、この部屋は張り紙やロープをはって立ち入り禁止にしていたが、警備員はふだんパトロールの対象になっていた部屋だったため、張り紙をよく確認せずにロープを越えて入ったという。
警備員は、「張り紙をよく確認せずに入ってしまった」と話している。
北陸電力は、「今後は、パトロールする警備員に検査の予定の確認を徹底するよう求めるほか、検査を行っている部屋に立ち入りができないよう、十分な対策を講じたい」と話している。
出典
『志賀原発で警備員が微量被爆』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/kanazawa/3025608041.html?t=1464213158130
『警備員被ばくか 検査中に誤って立ち入り』
http://mainichi.jp/articles/20160526/k00/00m/040/025000c
5月25日21時54分にテレビ金沢からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
発電機室は普段からパトロールのルートになっていたが、この日は、立入禁止を示す標識や警告灯を設置していた。
出典
『滋賀原発2号機で警備員が被ばくか』
http://www.tvkanazawa.co.jp/nnn/news87113706.html
(2016年6月18日 修正1 ;追記)
2016年5月26日付の北国新聞紙面に、下記趣旨の補足的記事が掲載されていた。
事前に文書や館内放送で検査実施を知らせ、放射線照射装置稼働中はロープや貼り紙で立ち入り禁止にしていた。
北陸電力は、「検査実施の周知を徹底し、入口にバリアーを置くなど、立ち入り制限を確実にし、再発防止に努める」としている。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。