2016年5月19日に掲載した元記事がプロバイダーの字数制限オーバーとなりましたので、ここに新情報を第2報修正1として掲載します。
(2016年6月2日 修正1 ;追記)
2016年5月26日18時45分にNHK青森から、横展開点検結果、県全体で26基が故障していたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
この事故で、県が橋の2か所に設置してある「気象表示板」と呼ばれる装置を調べたところ、風の強さを測るプロペラが外れるなど、運転手に知らせる電光掲示板に風の強さを表示できていなかったという。
県によると、この装置は、14年前、故障したことを把握していたが、業者が撤退したため、修理せず放置していたという。
今回の事故を受けて青森県は、管理する179か所の「気象表示板」すべてについて緊急点検を行った結果、およそ15%にあたる26か所の装置が故障していたことが分かった。
道路や橋は担当者が日常的にパトロールを行っているが、装置の点検を十分にせず見逃していたとしている。
県は、故障している装置の修理を進めるとともに、確実に故障が分かるよう、パトロールの方法を見直すことにしている。
出典
『風速計など26箇所で故障』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/aomori/6085627561.html?t=1464300473341
5月27日10時15分に読売新聞からは、笹子トンネル事故を受けた過去の一斉点検時にも故障を見落としていたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
県道路課は、26日、調査結果を正式に公表した上で、2013年に県管理の全179か所を一斉点検したにもかかわらず、故障を見落としていたことを明らかにした。
同課によると、13年の点検は、12年12月に山梨県の中央道で笹子トンネルの天井板が崩落した事故を受けて国土交通省が指示したもので、気象表示板のほか、街路灯や道路標識などの「道路付属物」に倒壊の危険性がないかどうかを確認した。
ただ、実際に点検作業にあたった各地域県民局の職員は、支柱のぐらつきの有無などを調べるだけで、気象表示板が正常に作動しているかはチェックしなかったという。
同課の今井課長は、会見で「国の点検項目に『気象表示板の故障の有無』は含まれておらず、担当者はそこまで目が向かなかったのだと思う」と話した。
出典
『一斉点検したのに、「気象表示板」故障見落とし』
http://www.yomiuri.co.jp/national/20160527-OYT1T50030.html
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。