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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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201692730分に福井新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

92日付で中日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

92日と3日付の福井新聞紙面にも、同趣旨の記事が掲載されていた。

 

1日午後4時半ごろ、福井市照手3丁目の市三秀プールで、大きな爆発音が複数回、発生した。

市によると、市職員らが期限切れの消毒用塩素剤をプールに廃棄したところ、混合してはならない3種類の塩素剤を同時に投げ込んだため、化学反応が起きたとしている。


この塩素剤3種を混合すると有毒なガスが発生する可能性があり、廃棄した職員は市の調べに対し、「混ぜてはいけないということは知っていたが、認識が甘かった」と話したという。

 

住宅密集地の同プール近辺には塩素のにおいが広がり、一時、騒然となった。

けが人はなかった。


市スポーツ課によると、同プールは2014年夏から老朽化のため閉鎖された。

現在は塩素の倉庫として使用され、管理棟で、市内の小学校のプールで使う塩素剤を保管している。

 

市や消防によると、夏休みの終わりとともに、市内の小学校のプールの開放期間が終わったため、市職員1人と施設管理の委託業者の3人が、期限切れを含む塩素約100kgを、数日前の雨でプールの底にたまった水たまりに溶かして処分しようとした。

塩素剤は錠剤と顆粒剤があり、職員は4、5回爆発が起きたと話しているという。

 

市によると、水に溶かすと、1つがアルカリ性、残り2つが酸性の水溶液になるといい、特に酸性になる塩素剤の1つは、アルカリ性の液体と反応しやすいという、


市環境課が現場付近の空気を検査した結果、有毒な成分は検出されなかったとした。

プールに残った水は、環境に悪影響を及ぼす恐れがあるとして、市は、2日に搬出して処分する。

 

市では通常、塩素剤を廃棄する場合、市内の各小学校の水を張った状態のプールに溶かし、成分を薄めて廃棄している。

三秀プールでは閉鎖以降、廃棄処理はしていなかったが、この日は水深20cmほどの雨水がたまっていたため、投棄したという。


市では、混ぜてはならない塩素剤は同時に廃棄しないことにしているが、明文化したマニュアルはないとしている。


3種の塩素剤はガスが発生したり、爆発を引き起こしたりする可能性があり、メーカーの説明書では、混ぜ合わせを禁じている。

同課は、「混ぜてはいけない塩素剤を水中に投入し、大量に混ぜ合わせてしまったことが原因ではないか。付近の住民に迷惑をかけ大変申し訳ない」とした。


発生したガスを吸い込んで気分が悪くなり、その場に座り込む職員もいた。

近くに住む女性(34)は、「パーンという大きな爆発音が10回ほど聞こえた。発砲音にも似ていて暴力団の抗争が起きたかと思った。驚いて窓を開けると塩素のにおいが漂ってきた」と心配そうな表情で話した。

 

出典

塩素剤をプールに投げ込み爆発音 廃棄の福井市職員「甘かった」

http://www.fukuishimbun.co.jp/localnews/society/103646.html

福井の旧市営プールで破裂音 廃棄塩素が化学反応か

http://www.chunichi.co.jp/article/fukui/20160902/CK2016090202000020.html

 

 

93710分に福井新聞からは、下記趣旨の続報的記事がネット配信されていた。

 

市は2日、残っていた廃液を撤去した。

有毒な塩素ガスが発生する危険性があるためで、廃棄物処理業者と職員が回収に当たった。

 

一方で、市は再発防止策についても検討。

今後は、専門の業者に委託するなどして、適切に廃棄するという。


廃液は7.8m3あった。

同日、廃棄物処理業者が中和剤を流し込んで塩素ガスが発生しないよう廃液を安定させた後、ポリエステル製コンテナにポンプで廃液をくみ上げた。

溶け残った塩素剤も、市職員らがスコップですくい、バケツに回収。

コンテナとバケツはプール敷地内に仮置きし、週明けにあらためて業者に処分を委託する。


同プールの管理棟には、期限切れの塩素剤がまだ約100kg残っており、こちらも合わせて処分する。

 

有効期限前の塩素剤は、来年に小学校のプールなどで活用。

その後は、保管せずに使い切るように努め、市スポーツ課は「それでも残った場合には、同じように業者に頼むなどして廃棄する」としている。


3種の塩素剤は、いずれも「混合禁止」の注意書きが包装紙に書いてあった。

市によると、水に溶かすと一つがアルカリ性、残り二つが酸性の水溶液になるといい、特に酸性になる塩素剤の一つはアルカリ性の液体と反応しやすいという。

このために爆発が起こったとみて、市はさらに調査を進める。

塩素ガスは、吸い込むと気道の炎症や肺気腫などを引き起こす危険性がある。

 

出典

塩素剤で爆発音、プール廃液撤去 有毒ガス発生の危険恐れ、福井市

http://www.fukuishimbun.co.jp/localnews/society/103709.html

 

 

 

(2016年10月7日 修正1 ;本文修正)

 

201692日と3日付の福井新聞紙面に掲載されていた内容を、本文に加筆修正した。

(タイトルも若干修正した)

 

 

 

 

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化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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