(1/3より続く)
「実験4:防臭タイプのポリ袋は有効」
排せつ物の臭いは、しっかり封じ込めたいもの。
市販されている防臭タイプのポリ袋と携帯トイレのポリ袋など4種類に、それぞれキムチを100g入れて1か月間放置して、臭いを比較しました。
「臭わない」と書いてある防臭袋は、たしかに有効だと分かりました。
オムツ用の防臭袋や消臭作用のある凝固剤や吸収シートもありますので、今後試してみたいと思います。
「実験5:市販の「携帯トイレ」の使いやすさは?」
市販されている携帯トイレも、数種類試してみました。
使い方の手順に沿って、気づいたことをお伝えします。
まず、一般的な携帯トイレは、ホームセンター、防災コーナーのあるお店、アウトドアショップ、通信販売などで購入できます。
中身は、汚物袋(ポリ袋)と尿を固める物のセットになっているものが多く、固め方は、主に凝固剤タイプか吸収シートタイプになります。
凝固剤タイプは、先に入れておくタイプと、用を足してから後から振りかけるタイプがあり、吸収シートタイプは、すでに汚物袋の中にセットされているものがあります。
使い終わったら、携帯トイレは口をしっかり結び、一般廃棄物として各自治体のルールに従って処分してください。
それぞれ使い方は異なりますので、必ず説明書を読んでから使用してください。
<洋式便器に携帯トイレを取り付ける>
洋式便器の場合は、便座に大きなポリ袋を1枚かぶせて固定し、その上に携帯トイレをつけて使用し、排せつ後、携帯トイレだけ交換することをオススメします。
便器にそのまま携帯トイレを設置すると、底面に水がつき、袋の口を縛る時に手がぬれますし、置くと床が汚れます。
これは、自分が失敗して分かったことです。
携帯トイレのポリ袋の色は青、黒、緑、白などいろいろあります。
黒や青が多いのは、汚物が見えないようにするからだと思いますが、私の場合は尿の色が分からず、不安になりました。
尿の色は健康のバロメーターなので、白をオススメします。
和式便器の場合は、便器の上に板や段ボールなどを置いて便器を封鎖し、その上に簡易トイレやバケツなどを設置して携帯トイレをつけてください。
<用を足し、排せつ物を固める>
用を足したら、排せつ物を凝固剤や吸収シートなどで固めなくてはいけません。
ただし、凝固剤を投入するのは、子どもにとってはちょっと手間かもしれません。
また、糖尿病のお薬を飲んでいる方の尿は固まりにくいことがあるので、注意してください。
凝固剤も吸収シートも、吸収量に注意が必要です。
「1枚で水約3000mℓを吸収」と書いてある商品があります。3ℓも吸収してくれるのかと錯覚しそうですが、よく読むと「尿の場合は500mℓ」と書かれていました。
物によって吸収できる量が違うので、気をつけてください。
「吸水目安400mℓ」「容量500mℓ」「おしっこ3回分吸収」などと表示されている商品を試したところ、実際は吸収しきれませんでした。
吸収パッドを追加で入れるとか、凝固剤やキッチンペーパーを一緒に使えばよかったと後悔しました。
経験、体験をすると気づきがたくさんあり、失敗しておくことも本当に大切だと思いました。
<携帯トイレをポリ袋に入れ、口を強くしばって捨てる>
使用済みとなった携帯トイレは、市町村の指示に従って処分します。
被災後、ゴミ収集車の回収がストップすると、汚物はしばらく家に置いておかなくてはいけません。
ふた付きのバケツや臭わない防臭ポリ袋などで保管することをオススメします。
口が結びやすいポリ袋は便利でした。
ベランダなどで保管する場合は、カラスなどに袋を破かれる場合がありますので気を付けて下さい。
我が家では、大きなふた付きバケツを用意しています。
(3/3に続く)
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。