2021年6月20日8時26分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
長野県茅野市内の製造会社から銅を含む廃液約4千リットルが流出していたことが分かった。
市と県は流出を把握していたが、公表はしていなかった。
地元漁協が魚類への影響を指摘している。
流出が分かったのは7日朝。
同市米沢のプリント基板製造会社が廃水処理装置から処理途中の廃液が漏れ出ているのを見つけて回収し、約10時間後の同日夕に市に報告した。
同社によると漏出量は最大4千リットルで、一部が敷地外に流出したとみている。
市の報告で立ち入り検査をした県諏訪地域振興局によると、廃液は「銅を中心とした凝集剤」。
詳しい分析結果はまだ出ていない。
報告を受ける前の7日午前、同局に茅野市の上川でアマゴ10匹が死んでいるという連絡があり、県市の職員が現場で確認していた。
現場は流出現場の2キロ下流だが、因果関係は分かっていない。
同課は「アマゴは固まって死んでいた。病死ではなさそうだ」と話す。
諏訪東部漁協の矢島組合長によると、死んでいた魚はアマゴ、アユ、カジカ。
「7日から3日間、釣り人から『死んだ魚が流れてくる』という、かなりの問い合わせがあった。死んだ魚の量は見当がつかない」と明かす。
「ヒレや頭が溶けた魚もいた。酸の影響ではないか」と話した。
https://www.asahi.com/articles/ASP6N2QN1P6LUOOB00F.html
6月18日19時39分にYAHOOニュース(信越放送)からは、有害物質分離装置が故障していたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
茅野市の会社の工場で、処理途中の排水が用水路に流出していたことがわかりました。
近くの河川からは魚の死骸も見つかっていて、会社が工場排水との因果関係を調べています。
茅野市米沢のプリント基板メーカー「R社」によりますと、6日の午後から7日の朝にかけて工場排水が用水路に流出しました。
原因は、工場排水を水と有害物質に分離する装置の故障で、これまでに4トン程が流出したということです。
工場からの流出は8日には止まりましたが、付近の農業用水路にも流れたということです。
近くでは魚の死骸も見つかっていて、R社では流出した排水の成分を分析し、魚の死骸との因果関係を調べています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/14d065fd1189cc26088ad04414ff89604c886f84
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。