『ガス復旧依然6割弱、人海戦術で対応急ぐ』
(2016年4月26日22時1分 産経新聞 ;趣旨・要約)
熊本市など、熊本県内の2市5町の約11万2000戸にガスを供給している西部(さいぶ)ガス(福岡)によると、本震の後、約10万5千戸(空き家などを含む)へのガス供給を停止。
26日午後3時現在で5万7725戸が復旧、復旧率は57.2%となっている。
都市ガスの復旧には、契約世帯のメーターガス栓を閉めた上で、道路に埋設されているガス導管を検査。
必要に応じて修理を行い、契約世帯のガス設備を検査した後、メーターガス栓を開けるという手順が必要となる。
契約世帯を一軒一軒訪問するには、多くの人手がかかる。
このため、西部ガスは日本ガス協会に応援を要請。
東京ガスや大阪ガス、東邦ガス(愛知)など、17社から約2600人が駆けつけ、西部ガスグループの約2000人と合わせて、約4600人が復旧作業に当たっている。
日本ガス協会によると、平成23年3月11日の東日本大震災では、ガスが全面復旧したのは53日後の5月3日だった。
西部ガスでは、5月8日までの全面復旧を目指している。
http://www.sankei.com/affairs/news/160426/afr1604260039-n1.html
『西部ガス、30日にもガス復旧 熊本』
(2016年4月28日7時2分 産経新聞 ;趣旨・要約)
西部ガスは、27日、熊本地震での都市ガス復旧作業について、30日にも完了する見通しを明らかにした。
西部ガスは、16日未明の「本震」の後、熊本市や益城町など2市5町で、約10万世帯への供給を停止した。
このうち、27日正午時点で、約6万8千世帯を復旧、復旧率は67.9%となっている。
当初、復旧完了は5月8日を見込んでいたが、悪天候などの影響がなく、順調に作業が進めば、今月30日までに対象世帯でガス供給の再開が可能という。
また、ガス管の耐震化を進めており、当初想定よりガス管の破損が少なかったという。
復旧作業には、東京ガスや大阪ガスからも応援が駆けつけている。
記者会見した酒見社長は、「(ガス各社から)派遣をいただき、復旧完了が前倒しできた。非常に心強く思っている」と述べた。
http://www.sankei.com/region/news/160428/rgn1604280055-n1.html
『手間取るガス復旧 開栓前に安全確認・住民立ち会い必要』
(2016年4月29日9時46分 朝日新聞 ;趣旨・要約)
熊本県内の都市ガス供給エリアでは、倒壊家屋などを除き、8割近くまで供給が可能になったが、実際に使えるようにする開栓作業は手間がかかる。
「ガスの開栓にうかがいました」。
26日午後、熊本市中央区の住宅街では、西部ガスの社員が、2人1組で各戸を訪問していた。
1人がガスメーターを解除し、もう1人が室内で異常がないかを確認する。
この住宅街では、10日ぶりにガスが復旧した。開栓をした家に住む舛田さん(73)は、「何とかしのいできたけど、本当に助かります」と話した。
ガスを多く使う飲食店では、復旧の効果は大きい。
同区の創作和食店では、27日朝にガスが復旧した。
これまではメニューを絞り込み、プロパンガスなどでしのいだ。同日夜から通常のメニューに。
店のチーフの増満さん(28)は、「仕事が元通りにできるのがうれしい」と語った。
ガス会社は、地震の揺れが一定の基準を超えると、ガス漏れによる災害を防ぐため、ガスの供給を止める。
熊本地震では、大きな被害を受けた益城町をはじめ、熊本市など、供給エリアの大部分が被災して供給を停止。
ガス管の安全を確認したうえで、再開している。
ただ、実際にガスが使えるようになるには、住民の立ち会いによる開栓作業が必要だ。
避難所に避難している住民もいて、平日は、訪問しても半分ほどがいないこともある。
開栓まで完了したのは、5割強という。
http://www.asahi.com/articles/ASJ4V7J03J4VTIPE04P.html
『熊本県内の都市ガス、10万戸すべてで供給可能に』
(2016年4月30日19時39分 朝日新聞 ;趣旨・要約)
西部ガスは、30日、熊本地震のため供給を止めた熊本県内の都市ガスについて、倒壊家屋などを除く約10万戸すべてで供給が可能になった、と発表した。
ガス管の損傷が想定より少なかったほか、全国のガス会社の応援を得られたこともあり、当初見込んでいた5月8日から大幅に前倒しして作業が終わった。
ただ、実際にガスを使えるようにするには、住民の立ち会いのうえで開栓する必要がある。
不在の場合も多く、供給が可能になったところでも、2割ほどの開栓が終わっていない。
http://www.asahi.com/articles/ASJ4Z5J2WJ4ZTIPE021.html
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。