2018年11月30日13時33分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
トンネルの奥を進むと、赤、黄、緑の、あるはずのない鮮やかな色が彩り、吸い込まれそうだ。
東京都稲城市の山岳トンネル工事現場で、掘削面をスクリーンとして地盤情報を投影する装置「切羽(きりは)プロジェクションマッピング」の試験が1年半行われ、開発が進められている。
高さ7m、幅15mの地盤に、硬軟が分かる赤や緑などに色分けされた図、亀裂や断層、水漏れを示す「スケッチ」が映し出されていた。
開発する大成建設によると、これまで現場の会議室のモニターなどで行われてきた作業員の引き継ぎが、実際の地盤で可能になるという。
出典
『トンネル工事にプロジェクションマッピング 現場に潜入』
https://www.asahi.com/articles/ASLCX5TJZLCXUQIP027.html
※大成建設HPには、下記趣旨の記事が掲載されていた。冒頭部のみ紹介する。
大成建設株式会社(社長:村田誉之)は、株式会社富士テクニカルリサーチ(社長:名取孝)、マック株式会社(社長:宮原宏史)、古河ロックドリル株式会社(社長:三村清仁)と共同で、山岳トンネル工事における切羽(掘削面)をスクリーンとして、地盤情報を投影できる装置「切羽プロジェクションマッピング」を開発しました。
切羽に実物大写真やスケッチ、地盤の硬軟等がわかるコンター図を投影することで各作業員と地盤情報が共有できるようになり、山岳トンネル工事における安全性や効率性の向上が可能となります。
山岳トンネル工事では、一般的に連続して掘削作業をするため、作業班を昼夜に分け、工事を進めております。
作業の交代時には切羽地盤の硬軟や不安定性に関する情報を次の班に引き継ぎますが、切羽は安全確保のため吹付けコンクリートで覆っており、地盤の硬軟等の具体的な位置を直接目視等で確認することができませんでした。
また、詳細な位置を把握するには、切羽と図面等を照合しながら作業する必要があり、時間と手間を要することが課題でした。
そこで、当社らはこれらの課題を解決するための装置を開発し、土木工事作業所で試行しました。(図-1参照)
・・・・・
『山岳トンネル工事における「切羽プロジェクションマッピング」を開発』
https://www.taisei.co.jp/about_us/wn/2018/181130_4530.html
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。