2019年11月13日11時41分に山形新聞から、下記趣旨の記事が写真付きでネット配信されていた。
配管探査ロボット「配管くん」の開発に取り組む弘栄設備工業(山形市、船橋吾一社長)が、実用化に向けて改良した新型のお披露目会を12日、同市のホテルメトロポリタン山形で開いた。
新型は防水仕様で、位置の測定や、クラウド(ネットワーク上の専用サーバー)連携も可能になった。
[配管くん]は管内を上下左右に動き、破損箇所や管内状況を調べる。
壁や地面を壊す必要がなく、破損時の工事費を抑えられる。
新型は、直径10~15センチの配管に対応する自走式ヘビ型と、直径2~5センチ対応の吸引式カプセル型の2種類。
同社は特約店、代理店を募り、ロボットをレンタルし事業を全国展開する構想を描き、来年4月の実用化を目指す。
ヘビ型は、屈折部の関節がばね式だった旧型に対し、各節にモーターを搭載して姿勢制御や方向転換が容易になり、管内の移動やT字接続部の通過もスムーズになった。
探査距離は100メートルに伸び、小型センサーで位置や傾斜角を測り、データをクラウド上で保管、活用できる。
同社開発のシステムを使えば、3D画面に配管の様子を投影可能だ。
カプセル型も同様の機能を備える。
2種類とも、さらに改良を続けるほか、他に直径4~10センチ対応タイプも開発中という。
お披露目会には取引企業など約50人が出席。
船橋社長が「オンリーワンの商材を持つことでお客さまの悩みに寄り添い解決できる。仲間と配管くんを育て、世界に広めたい」と話した。各担当者が配管くん事業の仕組みを説明。新型の実演もあった。
https://www.yamagata-np.jp/news/201911/13/kj_2019111300223.php
(ブログ者コメント)
類似情報としては本ブログで今年9月、同じ山形市で開かれた「パイプロボット競技会」の様子を紹介している。
当該競技会の主催団体代表者が、今回紹介された会社の社長の模様。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。