2020年9月16日8時50分にYAHOOニュース(東奥日報)から、下記趣旨の記事が製品の写真付きでネット配信されていた。
農作業中などにクマと遭遇し被害を受ける事故が全国的に相次いでいる。
この状況を受け注目を集めているのが、青森県中泊町の合同会社ツリーワークが開発した、インド原産の激辛トウガラシ「ジョロキア」を使った野生動物用忌避剤「熊にげる」。
夏場以降、同社には注文や問い合わせが殺到している。
佐々木代表取締役(82)は、「受注量は去年の10倍。従業員フル稼働で増産している」と手応えを語る。
弘前市の農業加賀谷さんは利用者の一人。
リンゴや嶽きみ栽培などに取り組んでおり、「きみの場合は電気柵でクマを撃退できるので効果の判別は難しいが、親戚がリンゴ園で忌避剤を使ったら現れなくなった」と話す。
このほか、クマ常襲地帯の秋田県鹿角市や、送電線の保守管理などで山林での業務が多い東北電力関連会社から注文が舞い込んでいる。
「熊にげる」は、乾燥させたジョロキアの粉末から抽出した辛さ成分のカプサイシンと、濃縮した木酢液を混合させた液体。
液体をペットボトルなどに入れてふたに穴を開け動物の通り道に備え付けたり、スポンジに染み込ませて持ち歩いたりすると、炭の焦げたような異臭とジョロキアのツンとする刺激臭を嫌って野生動物、特にクマは寄ってこなくなるという。
県産業技術センター工業総合研究所のアドバイスを基に、東京大学名誉教授の谷田貝光克氏との共同研究で開発した。
インド原産のジョロキアの活用を勧めたのも谷田貝氏で、輸入コストを削減するため、2018年からは地元でジョロキア栽培に取り組んでいる。
「国内で栽培例がなく全滅させたこともあった。いまも試行錯誤中」と佐々木代表取締役。
だが徐々にコツはつかんできたとし、「昨年の収量は200キロだったが、受注増もあり、1トンまで生産を増やしたい」。
年々増える野生動物被害について「少しでも被害を防ぐお手伝いができれば」と話している。
問い合わせはツリーワーク(電話0173-57-9003)へ。
https://news.yahoo.co.jp/articles/ecc34ff5f684a3e158ffefcfbf2f5c922f8abaa0
(ブログ者コメント)
今年7月、トウガラシ成分を使ったクマ忌避剤の実験が秋田県で始まったという情報を本ブログで紹介したが、今回紹介した情報との関連性は不明。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。