2022年10月14日21時4分にYAHOOニュース(J-CASTニュース)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
光ケーブルが電線と近接していて危険ではないかと伝えたところ、1万円強の出張料がかかるなどと言われた――。
ネット回線サービス「NURO光」の利用者がツイッターでこんな投稿をして関心を集めている。
経済産業省によると、電線とケーブルは、建物近くでは15センチメートル以上離さなければならない。
この利用者は、その後、NURO光の運営会社から、「施工違反」があったため撤去費用などは負担するとして謝罪があったと明らかにした。
【15センチ以上空けないと火災の恐れがあると言われた】
この投稿をしたのは、てんてこ丸(@tenteko_maru)さんだ。
2022年10月13日の投稿によると、ネット回線を乗り換えたところ、乗り換えた業者から工事のときに「NUROが工事した線が危険な繋ぎ方をしている」と伝えられた。
写真も投稿しており、電線とケーブル線が近接していて、家の近くでほぼ、くっついているとしている。
写真を撮って電力会社に確認してもらうと、電線と光ケーブルは15センチ以上空けないと火災の恐れがあると言われたという。
そこで、NURO光のサポートデスクに連絡したところ、出張料が1万1000円するほか、スタッフが行くまでに2か月ほどかかり、それまで解約できないと伝えられた。
さらに、解約する場合は、工事費残債と違約金の支払いが必要になり、回線撤去にも1万1000円かかると説明を受けたという。
これに対し、てんてこ丸さん側が15センチ以上とした経産省による技術基準があると訴えると、社内で対応を確認すると連絡があった。
工事に違反がないか調べるようにも求め、14日になって、履歴を確認した結果として「施工違反」が認められたと連絡があった。
そして、解約や回線の撤去、工事費残債、違約金もすべてNURO光側で負担すると説明があった。
そのやり取りの画像も投稿している。
【屋外配線工事を管轄する提携事業者と連携をして対応】
経産省の電力安全課にJ-CASTニュースが10月14日に取材して聞いたところによると、電気事業法に基づく省令に関する「電気設備の技術基準の解釈」では、電線や光ケーブルを引き込んだ建物の留め具は互いに15センチ以上離さないといけないと第116条にうたってある。
引き込んでから留め具までとその先についても、互いに近接しないようにする必要がある。
感電や火災、物損といった電気事故を防ぐのが目的だ。
もし15センチ以上離れていなければ、技術基準に反する法令違反となる。
てんてこ丸さんからの苦情対応について、NURO光を運営するソニーネットワークコミュニケーションズは14日、取材に対し、広報課が「屋外配線工事を管轄する提携事業者と連携をして対応を進めております」と答えた。
どんな対応をしているのかについては、「NURO 光をご利用のお客様の個別の事象の詳細につきましては、当社とお客様との直接のコミュニケーションを原則としておりますため、回答は控えさせていただきます」と述べるに留まった。
https://news.yahoo.co.jp/articles/ebdf97fe30649e0afdb1dadcb1eb53c3687ae5f4
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。