2022年10月14日10時50分に日本農業新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
野生動物が本能的に“命の危険”を感じる山火事の臭いで獣害防止――。
千葉県の企業が、木質バイオマス(生物由来資源)発電の廃液を使った液材を開発して、野生動物の忌避に効果を発揮している。
農作物への獣害を防ぐことに加えて、動物と列車との接触事故や民家への侵入防止にも有効だ。
液材には、間伐材や倒木を使ったバイオマス発電の工程で排出される液体を使っている。
開発したのは大網白里市の「Office try(オフィス・ティーアールワイ)」。
敦賀代表は、「焦げた臭いが山火事を連想させ、動物が危険を感じて近づかない習性を利用した」と説明する。
主にイノシシや鹿、ハクビシン、キョンなど、嗅覚の優れた動物に効き目がある。
【ボトル置くだけ】
設置方法は、ペットボトルなどに液材を30~50ミリリットル入れ、臭いが外に広がるよう穴を数カ所開ける。
それを動物の侵入地点に3~10メートル間隔で並べる。
高さは対象動物の鼻に高さに応じて0~90センチに合わせる。
効き目は3、4カ月続く。
8月から実験に協力する館山ジビエセンター(館山市)は2地区に設置。
沖代表は、「イノシシが全く来なくなった地区がある。獣害に悩む民家にも有効だ」と話す。
実証実験は2019年6月に開始。
これまで田畑や果樹園、ゴルフ場、線路沿いなど全国約120カ所で行ってきた。
毎年30%の農産物が獣害に遭っていた神奈川県厚木市の農家は、設置後、被害がゼロになった。
【列車への接触減】
JR東日本千葉支社の試験路線では、20年に300回以上あった動物と列車の接触事故が21年は4分の1に減り、スムーズな運行に役立っている。
敦賀代表は「防護柵との併用や収穫期だけの設置でも効果は十分に期待できる」と、販路を広げたい考えだ。
商品名は「ガーデストPro」。
1本500ミリリットル、3300円。
https://news.yahoo.co.jp/articles/f263c893d7ea1654751bd7ed2c85b008fbf3a904
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。