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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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2016727日付で毎日新聞から、写真と図解付きで下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

水素入浴剤、やけどの危険

http://mainichi.jp/articles/20160727/ddm/013/040/006000c

 

世の中、水素がブームだ。

さまざまな商品が売られる中、お湯につけたまま使用する水素入浴剤を途中でお湯から上げてしまい、発熱でやけどを負うケースも出ている。

「健康や美容に効果がある」と宣伝されるが、注意が必要だ。

 

ある男性が、今年1月、自宅の風呂で水素を発生させるという入浴剤を試そうとした。

使い捨てカイロのような袋に入った入浴剤をプラスチック製のケースの中に入れ、7歳の女児に手渡した。

浴槽のへりに置いたものの、誤って湯の中に落としてしまう女児。

慌てて拾い上げ、ケースの隙間から出る蒸気で左手に軽いやけどをしてしまった。

 

入浴剤のメカニズムは、こうだ。

酸化カルシウムやアルミニウムが配合された薬剤が袋に入っており、水と反応して発熱し、水素を発生させる。

入浴剤本体に直接触れないよう、専用のケースにセットして使う「パック型」が多い。

「浴用化粧品」と銘打ち、トルマリンが入っている高価な商品もある。

 

国民生活センターによると、水素が発生するというパック型の入浴剤について、ケースに入れずに使ってやけどをしたり、ケースが破裂して負傷したりした被害が、2011年4月から今年5月までに7件あった。

うち6件は、流行を反映して15年以降に起きていたという。

 

センターは、5、6月に通信販売サイトや首都圏の量販店で購入できる入浴剤6商品(972〜3456円)を調査した。

湯に入れた時の入浴剤とケースの表面、周囲の湯、湯から取り出した後のケースの温度も測定した。

 

その結果、全商品が、湯に入れた直後から激しく泡が噴き出した。

表面の温度は約90℃まで上昇し、10秒から、長いものだと3分ほど持続した。

いったん温度が下がったものの、使用中にまた70℃程度まで上がった商品もあった。

 

ケース表面や周囲の湯の温度は、ほとんど変化なし。

水中にある限り、ケースの表面に触れても、やけどの危険性はほとんどないことが分かった。

 

一方、商品を10秒ほど湯に入れて高温にしてから取り出すと、入浴剤の表面から激しく蒸気が発生した。

この蒸気が当たると、ケース表面付近が最高で約80℃に。

入浴剤に直接触れなくても、やけどの恐れがあると判明した。

 

湯から取り出すと数分で蒸気は収まるが、再び湯につけて取り出せば、同様に高温の蒸気が発生した。

水に触れて高温になるという注意書きは、商品の包装や説明書に表示されていたが、入浴剤本体やケースにはなかった。

 

子ども向けの安全対策はどうだったか。

子ども単独での使用は避けるよう、全商品に記されていた。

 

しかし、ケースの表面は、どの商品も大きな網目状。

4商品は、3歳以上の子どもの指の太さでも簡単に通った。残る2商品も、わずかな力でたわみ、隙間が広がるケースを採用していた。

すべて、子どもが入浴剤そのものに触れることが可能だった。

 

あくまでサンプルテストとはいえ、安全が十分に確保されているとは言いがたい商品の数々。

問題は、広告にもあった。

 

医薬品や医薬部外品ではないため、効果や効能をうたうことができないはずなのに、自社の運営サイトや大手通信販売サイトで横行しており、医薬品医療機器法(旧薬事法)に抵触しかねない状態だった。

 

<肩こりや関節痛にお悩みの方。アトピー、ダイエットでお悩みの方に、特におすすめ>

<水素は代謝を高めるたんぱく質をつくる遺伝子に働きかけ、少しだけスイッチをオンにしてくれるので、脂肪が燃えやすくなる>

<その強い酸化還元力(抗酸化作用)で、悪玉活性酸素を無害な水に変えてくれる>

 

国民生活センターは、厚生労働省や業界団体に対し、こうした表示を改善し、注意事項をより分かりやすく伝えるよう要求。

 

利用者には、「湯に入れたらしばらく取り出さないようにしてほしい」と呼びかけている。

 

 

7211823分に産経新聞から、7211733分に朝日新聞から、7211721分にNHK首都圏NEWS WEBからも、同趣旨の記事がネット配信されていた。(個別転載省略)

 

水素発生の入浴剤、やけどなどの被害相次ぐ 国民生活センターが注意喚起

http://www.sankei.com/affairs/news/160721/afr1607210034-n1.html

「水素発生」の入浴剤、やけどの恐れ 表面温度90度に

http://www.asahi.com/articles/ASJ7P45CBJ7PUTFL006.html

水素発生の入浴剤 やけど注意

http://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20160721/4068961.html

 

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

国民生活センターから7月21日付で公表された資料は、下記参照。

 

発熱反応を伴い水素を発生するというパック型入浴剤-使い方によっては、やけどのおそれも-

http://www.kokusen.go.jp/news/data/n-20160721_1.html

 

 

 

 

 

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自己紹介:
化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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