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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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20171021日付で東京新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

群馬、埼玉両県の系列総菜店の総菜を食べた人が腸管出血性大腸菌O157に感染し、都内の女児(3つ)が死亡した食中毒をめぐり、群馬県は20日、調理された食品を不特定多数の客が取り分ける露出陳列形式の総菜店を対象に、独自の衛生管理指針を策定した。

 

客が総菜の取り分けに使う器具「トング」などの取り扱いや、食品の陳列時間と温度管理の具体的な基準を示し、事業者に周知を図る。

 

県によると、同様の指針は全国的に珍しいという。

この日開かれた県食品安全県民会議で、学識経験者や生産・流通関係者、消費者団体代表らの意見を聞いた上で、正式に決めた。

 

女児が死亡するなどした食中毒では、調理後の店内で菌が付着した二次汚染の可能性が指摘されている。

 

指針では、防止対策として、トングなどの器具の品目ごとの使い分けや適切な交換、使い方の明示などを規定。

利用客の手指の洗浄の奨励や、消毒液を備えた手洗い設備の設置などを定めた。

 

陳列場所の室温や食品の温度管理についても具体的な数値を示して指導し、陳列時間も原則、調理後4時間を限度とするなど、基準を明確化した。

 

こうした対策が適切に行われるよう、温度確認やトング交換などの点検事項の記録と保管、施設に適した衛生管理マニュアルの作成も求めている。

 

県は総菜販売店に指針を通知し、再発防止につなげる。

ビュッフェやバイキング形式の外食店は直接の対象としないが、県は「衛生管理の参考にしてほしい」としている。

 

女児の死亡を受け、県は中核市の前橋、高崎両市の保健所関係者らと連携して策定作業を進めていた。

 

出典

衛生管理指針を策定 総菜店の食中毒で県 陳列時間など示す

http://www.tokyo-np.co.jp/article/gunma/list/201710/CK2017102102000189.html

 

 

1021日付で毎日新聞群馬版からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

群馬、埼玉両県の総菜店「でりしゃす」系列店で購入したポテトサラダなどを食べた人が病原性大腸菌O157に感染した問題を受けて、県は20日、客がトングを使って取り分ける販売形態の総菜店を対象に、県独自の衛生管理指針を策定した。

 

事業主にトングの交換頻度を決めるよう求め、食品の陳列は調理後4時間を限度とする--などの内容。

ただ、強制力はなく、事業主の自主的な取り組みに委ねられる。

 

県は、この問題を受け、

(1)利用客による2次汚染

(2)陳列場所の不適切な温度管理による微生物増殖

(3)長時間の陳列による微生物増殖

という観点から対策を検討してきた。

 

指針は、

▽店舗の出入り口に消毒液を備える

▽トングの交換頻度と洗浄消毒方法をマニュアルで定める

▽食品の陳列は原則、調理後4時間を限度とする

などを求めた。

 

このほか、

▽温度管理やトング交換など衛生管理の点検事項を記録・検証

▽従業員の健康チェックを毎日実施し記録

なども盛り込んだ。

 

県食品・生活衛生課の中村課長は、「指針に強制力はないが、再発リスクが低くなる」と話している。

 

県によると、総菜販売許可を得ているのは661店。

週明けから指針を配布する。

 

今後、監視指導などの際に、指針の実施状況を確認するという。

   

 

県は、20日に「食中毒と感染症」をテーマにした食品安全県民会議を開き、この指針について学識者や流通関係者らの意見を聞いた。

 

事業主には、実務的な負担の増加が予想される。

ベイシア品質・鮮度向上SV部の石井部長は、「中小の小売りには負担が大きい。どこまでできるのか」と実効性に懸念を示した。

 

東洋大食環境科学科の佐藤順教授は、「指針の策定は画期的で、食中毒を減らすために有効」とした上で、「トングによる汚染は二次的。直接の原因が判明し、その対策を盛り込めたら良かったのだが……」と話した。

 

出典

『O157 食中毒問題 県が衛生管理指針 強制力なく業者に委ね』

https://mainichi.jp/articles/20171021/ddl/k10/040/276000c 

 

 

102160分に上毛新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

トングの交換や消毒の徹底のほか、サラダなど未加熱食品は10℃以下を保ち、商品を並べるのは調理後4時間までとすることなどを盛り込んだ。

 

指針を参考に店ごとにマニュアルを作り、従業員に周知徹底するよう求めている。


指針は県内に約660店ある総菜店を対象に配布予定で、バイキング形式の飲食店は対象外。

違反した場合の罰則はない。

 

同日開かれた県食品安全県民会議で原案が示され、委員が了承した。

会議終了後、民間の委員の一人は、「商品の回転を考え少量ずつ作る必要がある。厳しい内容だが、お客さまの安全が第一」と理解を示した。

 

出典

『トング交換や消毒徹底 独自の衛生管理指針策定 県』

http://www.jomo-news.co.jp/ns/5615085139906488/news.html

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

〇10月20日付で群馬県から下記の文書が公表されていた。

「そうざい販売店(露出陳列)の衛生管理指針」の策定について

http://www.pref.gunma.jp/05/by01_00030.html

 

〇中毒事故の概要については下記記事がよくまとまっている。

2017然月21170分 東京スポーツ)

O157食中毒事件の惣菜店「閉店」〝菌の温床〟スマホ感染の危険性

https://www.tokyo-sports.co.jp/nonsec/social/772843/ 

 

 

 

 

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化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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