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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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2017517日付で信濃毎日新聞から、下記趣旨の記事が写真付きでネット配信されていた。

 

16日午後1時50分ごろ、長野市豊野町豊野の豊野高等専修学校から保健所に、授業で作ったニラ入りスープを食べた生徒の具合が悪くなったと通報があった。

 

生徒と教員の計14人が嘔吐や腹痛の症状を訴え、市内3病院に搬送されたが、全員軽症で同日中に退院したという。


保健所によると、同校は「ニラとスイセンを間違えた」と説明。

有毒のスイセンはニラと葉が似ており、誤食して食中毒になった可能性がある。

 

料理に使った植物を調べたところ、ニラ特有のにおいはしなかった。

保健所が経緯などを調べている。

警察も、関係者から事情を聴いている。


学校を運営する豊野学園の山岸理事長(65)は、記者会見して経過を説明した。

 

2年生の家庭科の授業で親子丼とニラ入りスープ、ワカメスープを作り、食べた生徒23人のうち、男子8人、女子3人の計11人に嘔吐や腹痛の症状が出た。

ほかに、料理を食べた家庭科教員と学級担任教員、男性校長の3人も体調不良を訴えた。


授業の食材は学校側が用意したが、入手経路は確認できていないという。

これまでは、メニューや食材は家庭科教員が担当してきたとした。


山岸理事長は、「安全確保に十分に注意してきたつもりだったが、生徒に大変な心配を掛けて申し訳ない」と陳謝。「原因をしっかり究明し、再発防止と安全確保に全力を挙げたい」とした。


学校は、保護者への説明など対応に追われた。

子どもが病院に運ばれたという男性は、「学校から『食あたりがあった』と聞いた。病院へ急ぎたい」と慌てた様子。

女子生徒の1人は、「会議室で何人か座り込んでいた。校長先生も一緒に運ばれていった」と不安そうに話した

 

出典

スイセンを誤食か、14人搬送 長野の高等専修学校で授業中

http://www.shinmai.co.jp/news/nagano/20170517/KT170516FTI090029000.php 

 

 

5161927分にNHK信州からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

長野市の高等専修学校で、調理実習の料理を食べた教員や生徒、合わせて14人が嘔吐などの症状を訴え、病院に運ばれた。
保健所では、「ニラ」と誤って有毒な「スイセン」を食べた食中毒の可能性もあるとみて調べている。


保健所によると、16日午後2時前、長野市豊野町にある豊野高等専修学校から、「調理実習の料理を食べた教師や生徒が嘔吐や吐き気などの症状を訴えている」と連絡があった。


消防によると、教員3人と生徒11人の合わせて14人が病院に運ばれ手当てを受けているが、いずれも命に別状はないという。


調理実習ではニラの入ったスープなどを作ったということで、保健所では、担当の教員が「自分で採ってきた植物を使ったが、ニラとスイセンを誤ったかもしれない」と話していることなどから、有毒なスイセンを食べた食中毒の可能性もあるとみて、詳しく調べている。


長野県によると、県内ではこの時期、家庭菜園や山菜採りで誤って有毒な植物を食べ体調不良を訴えるケースが後を絶たず、昨年度は3件の食中毒が発生し、17人が症状を訴えていて、県では、食用かどうか判断がつかない植物は絶対に食べないよう注意を呼びかけている。

 

出典

調理実習でおう吐スイセン誤食か

http://www3.nhk.or.jp/lnews/nagano/1013450671.html 

 

 

5192024分にNHK信州からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

520日付で朝日新聞長野東北信版(聞蔵)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

長野市保健所は、このうちの11人について、ニラと誤って毒のあるスイセンを食べたことによる食中毒と断定した。

これを受けて学校が19日会見し、市川校長は、生徒や教員が誤って食べたスイセンは、14日に実家を訪れた学校の職員が「畑の下のほうに良いのがある」と母親から聞き、端に生えている一番新鮮そうなものを採取したが、実際に職員が向かった場所は母親が指示した場所とは違い、ニラによく似たスイセンが混生していたという。

 

校長は、今後、調理実習などの際は使用する食材の管理を徹底したいと話した。

 

出典

スイセン誤食で食中毒 学校会見

http://www3.nhk.or.jp/lnews/nagano/1013512231.html 

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

〇同種事例は本ブログで過去にも紹介スミ。

 

〇ニラとスイセンの見分け方については、東京都薬用植物園から以下のとおりに写真付きで説明されている。

http://www.tokyo-eiken.go.jp/assets/plant/suisen.htm 

 

ちなみに、その中に記されている臭いによる判別方法だが、「そのままだと区別できないこともあるが、茎を折ればニラだと特有の臭いがする」と書かれた、別の非公式情報もあった。

 

 

 

 

 

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化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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