2018年9月29日18時36分に産経新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
山梨県富士河口湖町立の6保育所で27日、園児と職員がアレルギー症状を訴えた問題で、県は29日、給食に出たマグロから食中毒の原因となる高濃度のヒスタミンを検出したと発表した。
発症者は当初より13人増えて92人となったが、全員回復している。
県によると、マグロは各保育所に同じ仕入れ先から、冷凍状態で納品された。
鮮度が落ちたり、常温で放置したりするとヒスタミンが生成されることから、県は、納入までの管理に問題があったとみて詳しく調べる。
原因が特定されたことを受け、富士河口湖町は10月3日から、町内の全保育所で取りやめていた給食の提供を再開する。
出典
『給食マグロからヒスタミン 山梨の保育所、92人食中毒』
http://www.sankei.com/life/news/180929/lif1809290023-n1.html
9月29日18時52分にNHK山梨からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
27日の昼ごろ、富士河口湖町にある6つの保育所で給食を食べた園児と職員合わせて92人が、口の周りに湿疹ができたり顔が腫れたりするなどの症状を発症した。
保健所が調べたところ、給食に出されたまぐろから食中毒の原因物質である「ヒスタミン」が検出されたという。
県によると、まぐろを加工するまでの過程で温度管理が不十分だったためにヒスタミンが増えた可能性があるということで、まぐろに含まれたヒスタミンによる食中毒と断定して、町に対し、食材の温度管理の徹底などを指導した。
ヒスタミンは、保管する過程で増えた場合、調理時に加熱しても分解されないため、県は、魚を生のまま保存する際は速やかに低温で管理するなど、注意を呼びかけている。
出典
『保育園児体調不良は食中毒と断定』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/kofu/20180929/1040004329.html
9月30日2時3分にFNN PRIMEからは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
県によると、27日に提供された「マグロのみそがらめ」と食材のマグロから、食中毒の原因となる高濃度のヒスタミンが検出された。
出典
https://www.fnn.jp/posts/00402018CXL
9月29日16時23分に山梨放送からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
ヒスタミンは赤身魚の不適切な管理で生成され、去年は全国で8件報告されている。
出典
『原因はヒスタミン食中毒』
https://www.htv.jp/nnn/news88813956.html
(ブログ者コメント)
〇冷凍状態で仕入れ、町(給食センター?)が調理したマグロ。
仕入れ先の温度管理不備、町の温度管理不備の両方の報道があるが、さて、いずれが原因だったのだろうか?
〇赤身魚によるヒスタミン中毒は、本ブログでも過去に2件、サバの塩焼きとサンマの干物事例を紹介している。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。