2018年9月28日12時3分にNHK関西から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
9月3日、大阪方面に向かう阪神電鉄の上りの急行電車で、兵庫県西宮市の甲子園駅から乗車した50代の会社員の男性が座席に座ったところ、尻に痛みや熱さを感じ、6か月の大やけどを負った。
警察は、座席が薬品のようなもので濡れていて、近くにペットボトルが倒れていたことから、防犯カメラの映像などをもとに捜査していた。
その結果、20代の会社員が、直前に甲子園駅の構内で手のにおいをかぐような仕草をしていたことがわかり、事情を聴いたところ、座席に強いアルカリ性の業務用洗剤をこぼしたことがわかったという。
会社員は、家の掃除に使うためペットボトルに入れていた洗剤がリュックサックから漏れ出したと説明しているということで、警察は、そのまま放置したことで被害が出たとして、過失傷害の疑いで28日、書類送検した。
捜査関係者によると、調べに対し、「洗剤がこぼれたのは気づいたが、大ごとになると思わなかった」と話しているという。
出典
『乗客やけどは洗剤原因か書類送検』
https://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20180928/0007753.html
9月28日11時37分に産経新聞westからは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
兵庫県警は28日、誤ってシートに業務用洗剤をこぼしたとして、過失傷害の疑いで大阪市に住む20代の料理人の男性を書類送検した。
捜査関係者によると、男性は職場にあった強アルカリ性洗剤をペットボトルに移し替え、自宅の掃除に使うためにリュックに入れていた。
3日は、出勤のために梅田発西宮行き急行に乗車。
洗剤がこぼれて自分の服が濡れていることに気付き、慌ててボトルを車内に放置して、甲子園駅(兵庫県西宮市)で下車した。
付近の防犯カメラに、濡れた服を気にしながら歩く様子が写っていた。
出典
『阪神電車で乗客やけど、原因は誤ってこぼした業務用洗剤だった…過失疑いで料理人書類送検 兵庫県警』
https://www.sankei.com/west/news/180928/wst1809280039-n1.html
9月28日12時9分に朝日新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
捜査関係者によると、甲子園駅付近の防犯カメラ映像から男が浮上。
捜査員が数日後に男を同駅で職務質問したところ、容疑を認めたという。
出典
『阪神電鉄の座席に洗剤、やけどさせた疑い 男を書類送検』
https://www.asahi.com/articles/ASL9X2SX0L9XPIHB001.html
(ブログ者コメント)
業務用洗剤を持ち歩いていての事故は、過去に本ブログでも何件か紹介している。
一昨年には兵庫県で、今回と同じような事例も起きている。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。