2018年9月28日16時20分にNHK栃木から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
子どもたちに災害から身を守る力を身につけてもらおうと、那須町は来年度から、町内すべての小中学校で、防災教育を授業の教科として行う独自の教育課程を導入する方針を固め、国に特例の指定を受けるための申請を行った。
那須町は、平成10年に「那須水害」と呼ばれる水害で3人が死亡する被害を受けたほか、活火山の那須岳があり、火山災害への備えも課題となっている。
町は、子どもたちに継続して体系的な防災教育を行うため、来年度から町内に9つある全ての小中学校で、防災教育を授業の教科として行う方針を固めた。
具体的には、小中学校のすべての学年で、水害と地震、火山災害の3種類について年間7時間の授業を行い、気象台とともに作成した指導案を使って、それぞれの災害が起こるメカニズムのほか、ハザードマップを使って、災害が起きた際に取るべき適切な行動などを学ぶという。
町は27日、文科省に独自の教育課程を導入する特例の指定を受けるための申請を行った。
文科省によると、こうした取り組みは全国的にも珍しいという。
那須町教委は、「災害の教訓を生かして、いつどこで起こるかわからない災害に備えるためにも、子どもたちの意識も高めていきたい」と話している。
出典
『防災教育を授業の教科に 那須町』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/utsunomiya/20180928/1090002965.html
ちょっと前、7月13日11時11分に下野新聞からは、防災教育の公開授業が行われたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
記録的な豪雨で甚大な被害を出した1998年の那須水害から8月で丸20年を迎えるのを前に、那須町東陽小で12日、「大雨」をテーマにした防災教育の公開授業が行われた。
町教委が本年度から試験的に取り組む新教科の一環で、専門家と協力して作成した指導案を基に、4年生17人が、大雨で想定される被害や学区内の危険地域、避難場所などを学んだほか、授業後に行われた防災講習会では、土嚢作りも体験した。
町教委は、今後、地域特性に応じた防災・減災教育を、発達段階に応じて実施する方針。
新教科は、人間関係、防災教育、プログラミング教育の3つで構成。
防災教育は、専門知識のない教員でも教えられるよう、町教委が兵庫県立大の木村玲欧(きむられお)准教授(防災教育学)、宇都宮気象台の永田俊光(ながたとしみつ)地震津波防災官と協力して指導案を作成した。
出典
『大雨想定し防災教育 那須水害20年那須町教委』
https://www.shimotsuke.co.jp/articles/-/48967
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。