2020年5月22日19時42分にFNN PRIME(関西テレビ)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
京都市の保育園の元保育士が、園児の顔を掃除用のメラミンスポンジでこすり、けがをさせたとして書類送検されました。
業務上過失傷害の疑いで書類送検されたのは、京都市右京区の認可保育園で働いていた60代の元保育士の女性です。
元保育士は去年6月、水性ペンで自分の頬に落書きをした3歳の男の子の顔を掃除用のメラミンスポンジでこすり、全治1か月のやけどを負わせた疑いがもたれています。
保育園によると、当時、元保育士は「落書きを残したまま帰るのはかわいそうだと思った。スポンジを使うのは間違いだった」と話していて、去年7月に退職しています。
保育園は、「スポンジを使うのはありえない対応。会議を重ね、安全管理のマニュアルを職員に徹底している」とコメントしています。
https://www.fnn.jp/articles/-/45070
5月22日12時42分にmBS NEWSからも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
捜査関係者によりますと、元保育士は去年6月、働いていた京都市内の認可保育園で、当時2歳の男の子の顔についたペンのインクをメラミンスポンジでこすり、全治1か月のやけどを負わせた疑いです。
元保育士は市の聞き取りに対して「洗っても落ちなかったので、スポンジを使った」と話し、自主退職しています。
「(当時)迎えに行ったところ、息子の顔が一面真っ赤で。(息子は)その先生や保育園に対しての恐怖心があると思います。」(被害児童の母親)
https://www.mbs.jp/news/kansainews/20200522/GE00033126.shtml
5月24日12時47分に読売新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
市や園によると、元保育士は昨年6月24日、男児の頬などに水性ペンのインクが付いたため、せっけんで洗ったが汚れが取れず、メラミンスポンジでこすったという。
保冷剤で冷やすなどしたが、顔が赤く腫れ、病院で全治1か月のやけどと診断された。
https://www.yomiuri.co.jp/national/20200523-OYT1T50149/
※以下は、母親が告訴したこどで事故が公になったと思われる、昨年の記事。
(2019年12月25日12時46分 毎日新聞)
京都市右京区の認可保育園で今年6月、2歳児クラスの男児(3)が60代の女性保育士に研磨作用のあるメラミンスポンジで頰をこすられ、やけどを負っていたことが分かった。
母親や同園によると、男児が油性のペンで顔に落書きし、保育士が洗っても落ちないためメラミンスポンジを使ったという。
母親が迎えに行った際、頰が赤く腫れていたため園に説明を求めて経緯が発覚。
保育士は7月末に自主退職した。
男児は全治1カ月のやけどと診断され、現在も受診が続くという。
母親は、「事故発生後すぐに連絡がなく、対応が不誠実。息子のやけどは痕が残る恐れがあると言われている」と話す。
21日に右京署に告訴した。
同園の施設長は、「保育士は『落書きを顔に残したまま帰ると子供が保護者に怒られると思った』と釈明したが、ありえない対応。申し訳なかった」とし、「謝罪して見舞金をお渡しし、示談金も提示したが、納得してもらえなかった。今後の対応は法人内で話し合っていきたい」と述べた。
https://mainichi.jp/articles/20191225/k00/00m/040/034000c
(ブログ者コメント)
〇以下は関西テレビ映像の2コマ。
かなり強くこすったものと思われる。
〇メラミンスポンジを人体に使った事例は、過去に本ブログで2件紹介している。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。