2021年6月29日11時46分にYAHOOニュース(ワールドジェットスポーツマガジン)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
【海よりも川の方が水難事故が多く起きています】
これからのシーズン、海や川での水難事故のニュースが増えてきます。
警察庁によりますと、2019年の水難事故発生件数は1,298件で、死者・行方不明者は695人。
うち、中学生以下の子どもは30人でした。
河川や湖沼池で亡くなった子どもは17人と、海よりも多くなっています。
2003年~2019年の警察庁の統計では、場所別の子どもの死者・行方不明者の約6割が河川や湖沼池などで亡くなっています。
内訳は、河川が47.3%、湖沼池が13.5%で、海は23.1% となっています。
海よりも、川で遊んでいて溺れる子どものほうが多いことに驚かされます。
このような水難事故を防ぐ最も有効的な手段は「ライフジャケット」の着用です。
水難事故が多発している主な河川・湖のトップ3は、1位・琵琶湖、2位・長良川、3位・多摩川で、以下、相模川、木曽川と続きます。
これは、大都市圏あるいは中核都市からのアクセスが良く、川遊びや釣りなどのレジャーの場としてよく利用されている場所です。
事故の多発するポイントというのがあり、例えば、
「河原から急に深くなる。深い川底に引き込まれる」
「水泳のオリンピック選手並みの泳力がないと、流れに
逆らって泳げない」
など、特殊な地形の場所となっています。
子どもが水難事故に遭うパターンの多くは、幼児や小学生の場合、
「ひとりで遊んでいて川に転落する」
「川遊びで深みにはまっておぼれた」
「落としたボールなどを拾おうとしておぼれた」
「おぼれた弟や妹を助けようとして、二次災害を併発」
することです。
中学生になると、
「急な増水で中州などに取り残される」
「増水時に川遊びをしておぼれる」
「比較的大きな川を泳いだり歩いたりして対岸に渡ろうと
しておぼれる」
「河口で海に流される」
といった事故が増える傾向にあります。
【水難事故の1/3は、大人が同行しているときです】
大人がいても事故の割合が高く、水難事故の約1/3は、大人と一緒のグループです。
事故直後に、同行者やその場に居合わせた人によって救助行動がとられたのは、全体の4割程度。
水難事故の半数以上は、
「おぼれているのに気が付かなかった」
「気が付いたが、救助行動ができなかった」
といいます。
子どもは動きが激しいため、片時も目を離さないのは難しいものです。
【真水の場合、体の2%しか浮きません。深みにはまったら、頭のてっぺんしか見えません】
致命的な外傷や低体温症を除き、水難事故の最も大きな要因が「溺死」です。
真水に対して、体の約2%しか浮きません。
頭のてっぺんが浮くだけで、呼吸はできないのです。
そこで、ライフジャケットの着用が有効になってきます。
川で遊ぶ場合、人間の持つ浮力だけでは限界があります。
ライフジャケットを正しく着用することで、常に、頭を水から出すことができます。
呼吸ができれば、助けも呼べますし、落ち着いて行動できます。
【水の近くにいるときは、陸上にいるときもライフジャケットを常時着用しましょう】
水面近く3~5mの範囲にいるときは、ライフジャケットを着用することで、落水などによる危険度を大きく下げることができます。
川の中は、陸上からは見えにくいものです。
今いる場所が浅くても、一歩先には深みがあるかもしれません。
【川や湖で遊ぶときの最低限の装備は、「ライフジャケット」「かかとがしっかり固定できるシューズ」「ラッシュガードのような乾きやすい衣類」です】
水遊びの装備として、持って行きたいのが「ライフジャケット」、「マリンシューズ」、「ラッシュガード」です。
マリンシューズは運動靴でもスポーツサンダルでもいいですが、かかとがしっかり固定され、脱げないものがベストです。
濡れてもすぐに乾き、体温を奪われないラッシュガードも必須です。
ラッシュガードは紫外線もカットしてくれるので、日焼け防止にも役立ちます。
「流れがある」、「深みがある」、「増水する恐れがある」ところに行く場合は、他の人が着ていなくても、陸上にいるときはライフジャケットを着るようにしましょう。
子どもの安全を最大限守るために、水遊びにライフジャケットは必須です。
これからの季節、水辺に行く機会が増えると思いますので、十分注意してください。
https://news.yahoo.co.jp/articles/ca3538fa5c315e3499d69a955c5eded94b594359
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。