







2024年5月22日18時0分に産経新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
大阪府河内長野市のイベントで男児(4)の右腕に液体がかかり、やけどを負った事案で、男児が当時着ていた服から瞬間接着剤の主成分が検出されたことが22日、捜査関係者への取材で分かった。
この成分は布などに付着すると、素材によっては100度近くの高熱を発する可能性もあるといい、大阪府警が当時の状況を調べている。
捜査関係者によると、主成分は「シアノアクリレート系樹脂」で、男児が着ていたパーカーの袖の付着物から検出された。
この成分を含む接着剤は布や紙など繊維質の素材に付着すると、浸透して固まる過程で化学反応が進み、高熱を発することがある。
府警によると、男児と母親は19日、河内長野市役所の駐車場で市制70年記念のイベントを見学。
午前9時50分ごろ、男児がうずくまって泣いているのに母親が気付き、男児が着ていたパーカの袖をまくったところ、水ぶくれができていた。
その後、現場で警戒警備にあたっていた警察官に申告した。
イベント会場には受付のテントやキッチンカーが複数設営されていたほか、だんじりも並び、多数の来場者で混雑していた。
瞬間接着剤については、やけどの恐れがあるとして、消費者団体や業界団体が注意を呼びかけている。
東京都消費生活総合センターには、紙に垂れた接着剤をティッシュで拭き取った際に指先がやけどして皮膚が傷ついた相談事例も寄せられているという。
同センターの担当者は接着剤によるやけどについて、「子供は大人より皮膚が薄く、やけどの影響を受けやすい」とした上で、万が一、接着剤が体に付着した場合は「タオルなどで拭き取らず、ぬるま湯につけて落としてほしい」と呼びかける。
全国の接着剤メーカーでつくる「日本接着剤工業会」(東京都)はホームページで「接着剤を着衣などにこぼしてしまったら、急激に発熱してやけどをすることがある。あわてて脱がずに大量の水をかけてから徐々にはがすか、脱げない場合は、はさみなどで切り取って」としている。
https://www.sankei.com/article/20240522-WFQQDQK5GJILVMGIJA7EUBXFBU/
5月22日19時12分にmBS NEWSからは、パーカーの右袖部分が濡れていた、当該成分はポリエステル系やアセテート系の衣類に付着すると100℃前後まで温度が上がるなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
今月19日、河内長野市役所の駐車場で行われていた「だんじりパレード」で、4歳の男の子に何らかの液体がかかり、右腕に全治二週間のやけどをしました。
男の子の母親は、「子どもが突然泣き始め、パーカーの右袖部分が濡れていた」などと説明していました。
捜査関係者によりますと、警察がその後、男の子の服に付着した物質を鑑定したところ、瞬間接着剤に含まれる「シアノアクリレート系樹脂」が検出されたということです。
警察は当時の状況を詳しく調べています。
《国民生活センターの発表》
国民生活センターの過去の発表によりますと、シアノアクリレートは、繊維と化学反応を起こして、発熱する性質を持っています。
特に、ポリエステル系、アセテート系の衣類に付着した場合、100℃前後まで温度が上昇することも確認されているということです。
さらに、ゼリー状より液状の接着剤、有色の生地、厚手の生地の方が温度が上昇するというテスト結果もあるということです。
センターは、瞬間接着剤でやけどするおそれがあることを認識し、使用上の注意を守って使用することを推奨しています。
https://www.mbs.jp/news/kansainews/20240522/GE00057599.shtml
5月24日17時37分にNHK関西からは、近くにいた人が使っていたネイルグルー液がかかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
警察が調べた結果、当時、男の子の近くで爪に塗る「ネイルグルー」と呼ばれる液体を使っていた人がいたことが分かりました。
この液体にも同じ成分が含まれていたということです。
警察は、現場の状況などから「ネイルグルー」が誤って男の子にかかった可能性が高いとしています。
ネイリストの民間資格の認定を行うNPO法人によりますと、「ネイルグルー」は爪にプラスチック製のつけ爪やアクセサリーをつける際に使われる接着剤で、化粧品店やドラッグストアなどで販売されています。
主にボトルに入っているものとチューブ式のものがあり、▽ボトルの場合は細いブラシにつけて、▽チューブ式は押し出して爪に塗ります。
両面テープなどと比べて接着する力が強いのが特徴で、製品の多くに瞬間接着剤と同じ成分の「シアノアクリレート系樹脂」が含まれているということです。
業界団体の「日本接着剤工業会」は、この成分を含むネイルグルーが衣服についた場合は、まず大量の水をかけて温度を下げたうえで、服を少しずつ脱ぐか、脱げない場合は生地をはさみで切り取るなどしてほしいとしています。
そのうえで、「ネイルグルーや瞬間接着剤を使う際は衣服につかないよう注意するとともに、まわりに人がいないかどうか必ず確認してほしい」と呼びかけています。
大阪・東大阪市にある日曜大工用品の販売会社は、「シアノアクリレート系樹脂」を含む瞬間接着剤について、やけどのおそれがあるとして動画投稿サイトに注意を呼びかける動画を投稿しています。
この動画では、作業用の手袋に瞬間接着剤を付着させたうえで、手袋の中の温度がどのように変化するか、実験を行っています。
接着剤を数滴たらすと、手袋からはすぐに白い煙のようなものが上がり、温度がぐんぐん上昇していきます。
そして、最後は温度計の数値が82度まで上がりました。
https://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20240524/2000084557.html
5月24日17時46分にYAHOOニュース(近畿大学医学部主任教授の寄稿文)からは、海外でも同種18事例が報告されているなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
みなさんは、家庭でよく使われている「瞬間接着剤」や「ネイルグルー」に危険が潜んでいることをご存知でしょうか?
これらの製品には、「シアノアクリレート」という成分が含まれています。
・・・
2021年に、ポルトガルの小児外科から、シアノアクリレート接着剤による子供の火傷症例が報告されています。
症例1は、2歳男児が誤って「スーパーグルー」を綿製の長袖シャツに着用したまま手首と手に垂らしてしまったケースです。
母親が速やかに衣服を脱がせ、水道水で洗浄したため、軽度の火傷ですみました。
症例2は、5歳女児がネイルグルーを綿製のレギンスに着用したまま太ももと手首に垂らした例です。
その結果、Ⅱ度の火傷を負ってしまいました。
幸い、適切な処置により、両症例とも後遺症なく回復したとのことです。
文献によると、これまでに18例の小児シアノアクリレート火傷が報告されており、そのうち半数はⅢ度の深い火傷だったそうです。
シアノアクリレート製品の危険性について、消費者への情報が不足しているのではないでしょうか。
・・・
https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/1278179a2d8af4fb910a5957006dc5b152a9f8a3
※以下は、産経新聞掲載事例のネタ元記事。(指先写真&アドバイス付き)
(平成30年3月22日 東京都消費生活総合センター)
「相談事例」
ホームセンターで強力瞬間接着剤を購入した。
使用前に注意事項を読んだので、「布・革に接着する と発熱する」ということは知っていた。
厚紙の上で強力瞬間接着剤を使用していたら一滴垂れてしまった。
なかなか乾かないので、それをティッシュで拭き取ったら、指にものすごい熱さを感じた。
慌ててティッシュを指から剥がしたら、米粒大に指の皮がえぐり取られ、 出血した。(50 歳代 女性)
【ココに注意!・・・東京都消費生活総合センターからのアドバイス】
★瞬間接着剤には、布や衣服等に付着すると発熱し、火傷のおそれがあるものがあります。
シアノアクリレートという化学物質を主成分とする瞬間接着剤は、布・革など繊維質のものに付着すると、染み込んで広がり、硬化反応が急激に進み、反応熱で急激に温度が上がることがあります。
このタイプの瞬間接着剤には、「布や衣服等に付着すると発熱し、火傷のおそれがあるので注意する」といった表示がされていますので、使用前に、必ず注意事項を確認しましょう。
★瞬間接着剤をティッシュなどで拭き取るときは十分注意しましょう!
上記事例は、ティッシュで拭き取った際に、瞬間接着剤がティッシュに染み込んで広がったことで発熱し、熱いと感じて慌ててティッシュを剥がしたため、接着していた皮ごとはぎ取ってしまい出血にまで至ったと考えられます。
ティッシュも繊維質のものであり、注意が必要です。
瞬間接着剤をティッシュなどで拭き取るときは、 染み込んだ接着剤が指に付かないよう十分注意しましょう。
★指に接着してしまったティッシュを無理に剥がすのは危険です!
万が一、指に接着してしまった場合でも、ティッシュなどを無理に剥がしてはいけません。
ぬるま湯(熱さを感じたなど緊急の場合は水)の中でゆっくりもみほぐしながら剥がすようにしましょう。
★事故にあったときは消費生活センターに情報提供してください。
製造事業者等に対し再発防止策の検討を申し入れるなど、事例によっては、事故の再発防止や商品・サ ービスの改良につなげることが出来る場合があります。
https://www.shouhiseikatu.metro.tokyo.lg.jp/sodan/kinkyu/documents/180322.pdf


















その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。