今回の台風は、伊豆諸島から神奈川県、千葉県にかけて、かってないほどの風害をもたらした。
本記事では、ブログ者が特徴的だと感じた情報のみ紹介する。
2019年9月9日21時53分に毎日新聞から、下記趣旨の第1報的記事が写真付きでネット配信されていた。
8日夜から9日早朝にかけて、関東地方を通過した強い台風15号。
千葉県市原市のゴルフ練習場では、ネットを張っていた鉄骨の支柱が複数本倒れて十数軒の住宅を直撃し、けが人が1人出た。
ネットを含めて倒れた範囲は長さ約140メートルに及ぶ。
市消防局によると、9日午前4時25分ごろ、被害に遭った住宅から「妹が挟まれている」と通報があった。
20代女性が約1時間後に救出されたが、胸や腹を挟まれて軽傷を負った。
2階建て住宅の屋根が壊れた細野さん(62)は「2階にいた妻と息子は無事だったものの、どこかに避難するしかない」と嘆いた。
会社の渡辺専務(68)は取材に「ネットや支柱は月に1度、業者が点検している。強度は高く、まさか倒れるとは思わなかった。被害者への補償を検討したい」と説明した。
午後1時ごろには、同市の山倉ダムの水面に浮かべられた太陽光パネルが燃えていると通行人から119番があった。
市消防局によると、強風でパネルが水面からめくれ上がった後に出火したとみられ、約50枚が焼けた。
けが人はいなかった。
同県君津市の山中では午前7時10分ごろ、送電線の鉄塔2基が倒れているのが見つかった。
東京電力によると、2基は高さ約45メートルと約57メートルで、停電の原因の一つになったという。
横浜港でも被害が出た。
横浜市中区の本牧ふ頭では、強風のため積み上げてあったコンテナのうち、少なくとも10個が崩れた。
ふ頭にある「本牧海づり施設」では、強風にあおられた船舶の接触を受け、渡り桟橋が大きく破損した。
海沿いの「南本牧はま道路」にも別の船舶が接触し、側面が数十メートルにわたって破損した。
大黒ふ頭付近では、大型の「浮きドック」が風で漂流。
大黒大橋に接触したものの大きな損傷はないという。
https://mainichi.jp/articles/20190909/k00/00m/040/348000c
9月11日12時8分にNHK首都圏からは、ゴルフ練習場のポール撤去は2日経っても進んでいないなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
ポールが倒れ複数の住宅に大きな被害が出た千葉県市原市の現場では、2日たった今もポールの撤去作業は進んでいません。
市原市は「今回の件は民間同士の話なので、ゴルフ場の経営者や住民から相談があった場合には、その後の対応を市として検討していきます」とコメントしています。
https://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20190911/1000035790.html
9月13日5時0分に読売新聞からは、ゴルフ練習場は天井部のネットは下したが側面のネットは固定式で下ろせなかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
運営会社によると、ゴルフ練習場は1973年頃に開業した。
倒壊した鉄柱は当時からあったという。
同社は今回、台風が近づく前に天井部のネットを下ろしたが、側面のネットは固定式のため下ろすことができなかったと説明する。
同省と市は10日に現地調査を行った。
鉄柱とコンクリートの基礎部分を固定するボルトが複数箇所破断していることなどを確認した。
市は運営会社に対し、2週間程度での報告を求めた。
ゴルフ練習場の鉄柱を巡っては、2014年に鎌ヶ谷市内で台風による倒壊事故が起きた。
このため市原市は当時、Iゴルフガーデンの運営会社に対して、台風など強風が予測される場合は事前の安全点検やネットを下ろす対策を求めていた。
https://www.yomiuri.co.jp/national/20190913-OYT1T50205/
9月9日21時32分に産経新聞からは、太陽光パネルの出火推定原因に関し、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
ダムを管理する県は台風15号の強風で、パネルが倒れたり折り重なったりしたまま発電し、ショートしたとみている。
https://www.sankei.com/affairs/news/190909/afr1909090040-n1.html
9月9日19時2分に産経新聞からは、横須賀市で電気設備点検中の会社員が2階の扉部分から風にあおられ転落死したという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
9日午前5時15分ごろ、神奈川県横須賀市田浦港町の海上自衛隊基地内で、男性が倒れているのを自衛隊員が発見し、119番通報した。
男性は病院に搬送されたが、約1時間半後に搬送先の病院で死亡が確認された。
同県警田浦署によると、男性は会社員の浜脇さん(男性、47)。
浜脇さんは事故当時、前日の午前8時から翌朝の8時までの予定で、1人で基地内の電気設備の点検などを行う業務についていた。
発見時、2階から外に出る扉の約7・5メートル下の地上に浜脇さんが倒れており、全身を骨折していたことなどから、扉の外に出た際に、台風15号の強風にあおられて転落した可能性があるとみて、同署が事故原因の解明を進めている。
https://www.sankei.com/affairs/news/190909/afr1909090032-n1.html
(2/3へ続く)
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。