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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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201911272055分にNHK NEWS WEBから、下記趣旨の記事が豊富な写真や図解付きでネット配信されていた。

 

寒くなると無性に食べたくなるあったか~い「肉まん」や、ほくほくの「焼き芋」。

最近は、電子レンジで温めるだけで、家庭でも味わえますよね。

 

でも、レンジの使い方をひとつ間違えると火災の原因になると、各地の消防が危険性を呼びかけているのです。

 

いったい、どういうこと!?



【焼き芋 肉まん 被害報告相次ぐ

 

ネット上でリサーチを開始してみると、すぐに事例がいくつかみつかりました。

(写真)

 

「レンジで焼き芋は、失敗すると火災警報器が鳴るし芋は炭になるので注意してほしい」

 

投稿者に連絡をとったところ、1122日のお昼時のことだったそうです。

「幼児の握り拳ほどの芋でした。ふだんから電子レンジでさつまいもをつくっていました。いつものようにレンジを離れていたところ

 

加熱は500ワットで5分間。

キッチンから離れたところ
しばらくして、突然、火災報知機が鳴りはじめました。

 

別の作業をしていたので煙には気付かず、報知機ではじめて気づいたそうです。

 

「自らの不注意が原因で、火災一歩手前までいき、危なかった」と話していました。

(写真)

 

真っ黒に焦げた「肉まん」です。

投稿者に連絡をとって取材したところ、「朝食を食べようと、スーパーで買った肉まんを温めたところ」とのことでした。

家族がレンジから煙が出ていることに気づき、事なきを得たとのことです。

「芋」と「肉まん」は同様の事例がいくつかみつかりました。

電子レンジでの火災の事例はかなりありそうです。

 

 

【実は、各地の消防が注意呼びかけ】

 

東京消防庁のまとめによると、管内で起きた電子レンジによる火災は増加傾向にありました。

(折れ線グラフ)

 

平成18年には11件だった火災は、おととしは45件、去年は40件にも上っていました。

(写真解説)

 

「東京消防庁からの大切なお知らせ」と題した、このリーフレット。

“さつま芋や肉まんなどは長時間加熱すると急速に燃焼する危険性があります。加熱時間を長めにせず、取扱説明書等で確認しましょう”と、注意点が書かれています。

(写真)

 

東京消防庁が行った再現実験。

その動画はインターネット上に公開されています。

 

肉まんを電子レンジで加熱しはじめて3分55秒。

電子レンジから煙が漏れ始めます。

(写真)

 

そして5分37秒後。

レンジ内に煙が充満し、外にも大量の煙が吹き出しています

(写真)

 

さらにその約20秒後の5分56秒。

肉まんから炎が上がり始めました。

 

爆発音のような音とともに勢いよく扉が開き、レンジ中で真っ赤に燃えさかる肉まんが

 

こうした現象について東京消防庁のHPでは、

 

「水分が蒸発し、炭化が進行して可燃性ガスが発生」
 ↓
「可燃性ガスが充満したときに、食品の炭化した部分が帯電」
 ↓
「スパークを起こし可燃性ガスに引火して爆発的に燃焼すると推定される」

 

と説明されています。

 

 

【包装・容器にも注意】

 

食材だけでなく、包装や容器にも注意が必要です。

 

こちらは、京都市消防局がYoutube上にアップした動画から切り出した画像です。

(写真)

 

弁当用の使い捨て容器とアルミホイルを加熱。

(写真)

 

700ワットで50秒ほど加熱すると火花と火が…。

(写真)

 

電子レンジ内で燃え上がります。

(写真)

 

結局、アルミホイルには穴が開き、容器は丸焦げになってしまいました。

お掃除していますか?

 

さらに、こちらのパターンにも注意。

汚れたレンジが火災の原因になります。

(写真)

 

「NITE=製品評価技術基盤機構」の実験動画です。

(写真)

 

汚れたレンジで、コップに入れた水をあたためています。

(写真)

 

すると40秒あまりで画面右から火が

内部の壁から火が出ました。

レンジの中に食べ物や油が飛び散ったまま、加熱を繰り返すと、汚れそのものに熱が加わって、発火につながる恐れがあるそうです。

東京都の消費生活部が行った調査(電子レンジの安全な使用に関する調査報告書)では、約6割の人が汚れた状態のまま電子レンジを使用した経験があると回答。

 

また、約8割の人が加熱しすぎに注意を要するものを温めたり、危険な使用方法をした経験ありと回答しています。

 

 

【電子レンジ火災が起きたらどうする?】

 

もし、レンジの中で発火したら

・扉は閉めたままにする(扉を開けると、急激に炎の勢いが増すおそれがあるため)

・あたためを中止、電源プラグを抜く

・火が収まるのを待つ

・消えなかったら消火器などを使う

という手順だそうです。

 

 

【電子レンジ火災にならないために】

 

火を使わず、手軽で便利、安心安全なイメージがある電子レンジですが、使い方を誤ると思わぬ事態になりかねません。

対策は?

 

どうしたら危険な状態になるのか、実は、取り扱い説明書にはしっかり記載されています。

面倒くさいと思いがちかもしれませんがしっかり読むこと。

さらに、早期に対応するには、電子レンジから遠くに離れないことも大切です。

火を使わない手軽さから、ついついという気持ちになりますけど、火災のリスクがあることは忘れずにいたいですね。

この時期、恋しくなる好物を満喫するためにも、電子レンジ火災にご用心!

 

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20191127/k10012193471000.html?utm_int=all_side_ranking-access_005

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

〇東京消防庁HPの、さつまいもや肉まん長時間加熱に関する記載は
   下記。

 

東京消防庁では平成28年度、電気火災の抑制方策に関する検討部会を設置し、電子レンジの火災実験を行いました。

 

この実験で、さつま芋や中華まんなどは、電子レンジで長時間加熱すると爆発的に燃焼する危険性があることが分かりました。

 

この現象について、平成29年度、東京消防庁消防技術安全所で再現実験を行いました。

 

その結果、さつま芋や中華まんなどは電子レンジで5分~12分間、加熱すると、爆発的に燃焼することが確認できました。

 

さつま芋や中華まんなどに限らず、食品を長時間加熱すると水分が蒸発し、炭化が進行して可燃性ガスが発生します。

 

この可燃性ガスが庫内に充満したときに、食品の炭化した部分が帯電してスパークを起こし、可燃性ガスに引火して、爆発的に燃焼すると推定されます。

 

実験では、この他に、長時間加熱により爆発的な燃焼をする食材が確認できましたが、加熱時間が数十分となり、通常の調理では起こり難いものでした。

 

特に電子レンジで調理する機会が多い中華まんや、さつま芋の加熱時間には、十分に注意が必要と言えます。

https://www.tfd.metro.tokyo.lg.jp/lfe/topics/201703/ 

 

 

(2/2へ続く)

 

 

 

 

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化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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