「汗じみ防止」などの衣類用スプレーについて、フッ素樹脂などの成分が含まれていると、大量に吸い込んだ場合に中毒症状を起こすおそれがあるとして、国民生活センターは使用する前に成分を確認するよう呼びかけている。
同センターによると、去年8月、大阪府の40代の女性が紫外線をカットするという衣類用スプレーをバスタオルに吹き付けた際、缶の半分ほど使ったところで息苦しさを訴え、肺障害で1週間入院した。
原因は、スプレーに含まれている樹脂の成分を吸い込んだためとみられている。
防水スプレーを対象とした安全確保の手引では、中毒の原因となるフッ素樹脂やシリコン樹脂などの成分を吸い込まないよう、対策をとることになっているが、衣類用スプレーなど防水が目的ではないスプレーは適用にならない。
このため同センターでは、衣類用スプレーによる事故を防ごうと、防水スプレーの手引に照らして「汗じみ防止」と「静電気防止」のスプレーを詳しく調べた。
その結果、7つの製品のうち5つで事故を防ぐための目安を満たしていなかったほか、吸い込まないよう注意を促す表示も5つの製品で全くないか不十分だったという。
同センターでは、衣類用スプレーを使う際は、フッ素樹脂やシリコン樹脂が含まれているかあらかじめ成分を確認し、屋外で使うことや子どものそばでの使用を避けることなどを呼びかけている。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20130404/aa5e7e7c827a7fb00aea274f699e9223.html
http://www.kobe-np.co.jp/news/zenkoku/compact/201304/0005877080.shtml(ブログ者コメント)
http://www.kokusen.go.jp/news/data/n-20130404_1.html
これによると、1992年から1994年にかけ、防水スプレー使用時に呼吸器系の中毒症状が多発したため、防水スプレーについては手引きを作った。
原因;スプレー中に含まれる10μm以下の樹脂粒子が吸入により肺深部到達し沈着。
ただ、防水効果をうたってない衣類用スプレーに、対象となる樹脂微粒子が含まれているとは、予想していなかった模様。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。