2017年1月19日付で毎日新聞和歌山版から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
1月22日23時30分に日本経済新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
18日午前6時50分ごろ、有田市の東燃ゼネラル石油和歌山工場で「タンクから煙が出ている」と、近くの男性から110番通報があった。
鉄製の原油貯蔵タンク1基(高さ21.3m、内径75.5m)の内部が燃えたが、昨年11月から内部の原油を抜いて清掃中で、内部はほぼ空だった。
けが人はなかった。
警察や同工場によると、出火したのは、大小17基のタンクが並ぶエリアにある精製前の原油を入れるタンク。
出火当時は、清掃作業の時間外だったという。
鎮火まで約35時間を要した。
出典
『火災 石油工場で空のタンク焼く 有田』
http://mainichi.jp/articles/20170119/ddl/k30/040/385000c
『和歌山の石油工場で火災、1200世帯に避難指』
http://www.nikkei.com/article/DGXLASDG22H44_S7A120C1CC1000/
(ブログ者コメント)
〇ネットには、ボヤとは思えないほど大量の黒煙がタンクから出ている写真が投稿されている。
〇この事故の4日後には、同じ工場のプロパン脱蝋装置から出火し、長時間燃え続ける事故が起きている。(別記事として掲載予定)
当該事故に関する記者会見の中で、タンク火災の推定原因についても触れられていた。
(1月24日0時9分 毎日新聞)
東燃ゼネラル石油和歌山工場で22日午後に起きた火災の消火活動は、23日も続いた。
同社は23日、市内で記者会見し、火勢は弱まったが装置内のガスが燃え切っておらず、同日中の鎮火は難しいとの見方を示した。
現時点で焼損面積は約850m2という。
同社によると、現場は潤滑油を精製する「第2プロパン脱蝋装置」。
油の精製に使うプロパンガスから水分を分離する装置周辺が発火したとみられる。
加藤工場長(執行役員)によると、装置は1969年に稼働して4年ごとに定期点検を実施しており、2014年の検査では異常はなかった。
また、18日に約1.6km離れた原油タンクで起きた火災の原因は、タンク内の油かすに含まれる硫化鉄の自然発火や静電気などが考えられるといい、「今回の火災の関連性はない」と説明した。
警察は、鎮火を待って原因などを調べる。
出典
『東燃ゼネラル火災 23日中の鎮火は困難か』
http://mainichi.jp/articles/20170124/k00/00m/040/131000c
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。