2017年1月17日15時43分に産経新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
1月17日16時27分にNHK横浜からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
ホンダは17日、昨年12月27日に神奈川県の公道で先行車に追突した小型車「フィット」のタカタ製エアバッグが異常破裂し、運転していた女性が右足太ももにやけどを負う事故が起きたと発表した。
事故車はリコール(回収・無償修理)対象車だったが、女性は改修に応じていなかった。
国内のタカタ製エアバッグの異常破裂によるけが人は、2件目とみられる。
ホンダによると、事故車が追突時に助手席側のエアバッグが破裂し、部品の金属片が飛び散った。
同乗者はいなかったが、女性が長さ1cm程度のやけどを負っており、熱を帯びた金属片が原因とみられる。
けがの程度は軽いという
事故車は平成15年製のフィットで、ホンダは26年12月にリコールを申請。
同月に販売店を通じて茨城県に住む女性にダイレクトメール(DM)でリコールを通知したが、女性が転居していたため届いていなかったという。
昨年8月にはホンダが再びリコールを通知したが、あて先不明でDMは戻ってきた。
さらに、同10月の車検時には、整備工場からリコールを通知していたが、部品の交換は行われていなかったという。
運転手から事故の連絡を受け、ホンダは今月10日に事故車を確認し、タカタに解析を依頼したところ「(ガス発生装置に)異常な内圧が生じたため容器が破損したと推測される」と回答があったという。
ホンダは事故を受け、ホームページや新聞の社告で、リコールの周知徹底を図る。
ホンダは、「(被害者には)心からおわびします。リコール通知があったら一刻も早く販売店に行き、部品の交換をお願いしたい」とコメントした。
タカタ製エアバッグをめぐっては、米国やマレーシアで15人の死亡事故が起きている。
国内では、27年10月に静岡県の国道で追突事故を起こした日産自動車のスポーツ用多目的車(SUV)「エクストレイル」のエアバッグが異常破裂し、助手席に乗っていた女性が腕にけがを負っている。
出典
『タカタ製エアバッグの異常破裂でけが人か 国内2件目、リコール対象車が追突事故』
http://www.sankei.com/affairs/news/170117/afr1701170032-n1.html
『タカタ製エアバッグ破裂でけが』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/yokohama/1056042301.html
1月18日付で朝日新聞からは、上記報道とはニュアンスの異なる下記趣旨の記事がネット配信されていた。
ホンダは、17日、神奈川県内で昨年末、自動車部品大手タカタ製のエアバッグが異常破裂する事故があり、運転者がけがをしたと発表した。
リコール(回収・無償修理)を通知するダイレクトメール(DM)が、事故を起こした車の持ち主に届いていなかった。
タカタ製エアバッグの異常破裂では、米国で11人が死亡。
国内で死亡例はないが、これまで6件の異常破裂が起きており、けがにつながった事故が判明したのは、2015年10月の日産自動車「エクストレイル」に続き2回目。
ホンダによると、16年12月27日、小型車「フィット」(03年製)が前の車に追突したとき、助手席のエアバッグを膨らませる部品が破裂。
飛び散った金属片が右太ももに触れ、運転する女性が軽いやけどを負った。
ホンダは、14年12月と16年8月、リコールを知らせるDMを車検証の住所に送ったが、宛先不明で戻ってきた。
その後、転居していたことがわかり、再送する準備をしている間に事故が起きた。
リコールを知らせるDMについては、国交省の昨秋の調査に対し、大半の自動車メーカーが「1割が持ち主に届いていない」と回答。
法律が義務づける車検証の住所変更を転居時に忘れ、販売店にも知らせていない人が少なくないためだ。
09年以降、タカタ製エアバッグを使った約1700万台がリコール対象となったが、このうち約250万台はDMが届いておらず、改修率も昨年11月時点で64.4%にとどまる。
国交省は、早めの修理に加えて、転居時の住所変更を呼びかけるとともに、車検を請け負う整備工場に対しても、顧客への注意喚起を求める方針だ。
出典
『リコール通知届かず…タカタ製エアバッグ破裂、1人けが』
http://digital.asahi.com/articles/ASK1K547KK1KULFA01J.html?rm=414
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。