2019年8月30日に掲載した元記事がプロバイダーの字数制限オーバーとなりましたので、ここに新情報を第2報修正1として掲載します。
第1報は下記参照。
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/9949/
(2019年9月7日 修正1 ;追記)
2019年8月31日5時0分に北海道新聞から、安全確認のための試運転には思ったより時間がかかりそうだという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
札幌振興公社は30日、月内に予定していた運行再開を断念した。
乗客の定員減と減速による安全策を講じて再開する考えだったが、事前に試運転して安全を確認するのに時間がかかると判断した。
メーカーとの協議で、安全確認と再発防止策の検討には試運転が必要と判断。
乗客を乗せた状況を再現するためゴンドラに重りを乗せ、さまざまな速度で動かす。
結果を踏まえて、北海道運輸局に安全策や再発防止策を報告した後、運行を再開する考えだ。
公社は、「試運転にどの程度の時間がかかるか分からない」としており、再開のめどは立っていない。
公社は、国交省が26日に全国の事業者らにモーターの状態などの確認を求める通知を出したことを受け、27日からゴンドラを運休。
定員66人を10人減の56人とし、時速18kmの速度は鉄塔付近で半減以下の7.4kmまで落とすなどの対策をとり、月内にも運行を再開する方向で調整していた。
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/339997/
9月3日9時48分に北海道新聞からは、運休を知らずに来る観光客が後を絶たないという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
運休を知らずに来る観光客が後を絶たない。
札幌市電のロープウェイ入り口駅前から出発する同ロープウェイ山麓駅行きシャトルバス乗り場では、「何があったのか」と警備員に質問する人も相次いでいる。
事故は8月24日に発生。
一時、運転を再開したが、27日から安全確認のため全面運休に入った。
有料道路を使えば山頂に行けるが、車のない観光客はタクシーを使うしかなく、片道4000円程度かかる。
運休後、最初の週末となった8月31日は、晴天にもかかわらず、山頂は閑散期のよう。
台湾から訪れた会社員の王さん(40)は、「山麓駅で運休を知り、タクシーで来た。帰りも大変」。
道内旅行中という神奈川県横須賀市の大学4年生の沼田さん(22)は、「藻岩山に登山した帰りに使おうと思ったロープウエーが運休と知って驚いた。もう暗く、バスもないのでヒッチハイクで下山する」と話した。
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https://www.hokkaido-np.co.jp/article/340751?rct=n_hokkaido
(2019年9月15日 修正2 ;追記)
2019年9月12日12時16分にNHK北海道から、けが人は7人だったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。(新情報に基づき、第1報ともどもタイトルも修正した)
その後、ほかの乗客や乗員から申し出があり、けがをした人は男女あわせて7人にのぼることがわかりました。
公社によりますと、このうち60代の女性はひざの半月板を損傷する大けがだということです。
札幌振興公社は事故から10日後の今月3日に初めて記者会見を開いて謝罪しましたが、けがをした人が増えていたことを把握していながら説明しませんでした。
これについて公社は「運輸局にはそのつど報告していたが、記者会見では失念してしまった」と釈明しています。
また、事故原因の検証作業のとりまとめが終わっておらず、運転再開のめどはたっていないとしています。
https://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20190912/7000013568.html
9月13日18時15分にNHK北海道からは、重量安全装置の誤作動とブレーキ設定を誤っていたことが原因だったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
原因について、運行する札幌振興公社が13日会見を開いて説明しました。
この中で、▼ゴンドラの重さが作動の基準に達していないにも関わらず、安全装置が働いて緊急停止したことに加えて、▼ブレーキの設定が適切な設定よりも強すぎたために、止まる際に車両が大きく揺れてしまったことが重なったと説明しました。
その上で、▼安全装置については故障していたうえ、▼ブレーキの設定についてはおととしに整備員が点検する際、設定を誤っていたことを明らかにしました。
公社は、安全装置の交換やブレーキの調整を行ったことで安全が確認されたとして、14日に試験運転を行ったうえで、15日午前にも運行を再開したいとしています。
https://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20190913/7000013623.html
(2020年2月8日 修正3 ;追記)
2020年1月23日11時51分にNHK北海道から、保安装置の部品を交換し通常運転に戻ったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
「札幌もいわ山ロープウェイ」は保安装置の交換作業のため、今月20日から運休していましたが、22日までに作業を終え、安全も確認されたとして、23日午前11時から運転を再開しました。
札幌の観光名所の一つ「札幌もいわ山ロープウェイ」は、ゴンドラの異常を検知する保安装置の部品を新品に交換する必要があるとして、今月20日から運休していました。
運営する札幌振興公社は、部品の交換を22日までに終え、試運転でも異常はなく、安全が確認されたとして、23日午前11時から運転を再開したと発表しました。
「札幌もいわ山ロープウェイ」では、去年8月と11月にゴンドラが緊急停止し男女あわせて7人がけがをするなど、事故やトラブルが相次いだ経緯があります。
公社では、保安装置を交換するまで、念のため上りのゴンドラの定員を事故前の66人から30人に制限して運転していましたが、交換を終えたことで制限を解除し、事故前と同じ定員に戻したということです。
https://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20200123/7000017239.html
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。