







2022年7月21日17時2分に産経新聞から、排水口から赤い液が排出されている写真付きで下記趣旨の記事がネット配信されていた。
青森県警は21日、水揚げした養殖サーモンの血を海に捨てたとして、廃棄物処理法違反容疑で、同県深浦町のサーモン養殖業者「N社」社長、鈴木容疑者(40)=青森市=を逮捕した。
逮捕容疑は6月15日午前5時20分ごろ、同県今別町の今別漁港で、廃棄物であるサーモンの血を含む液体約200キロを海に捨てたとしている。
同社は「Aサーモン」のブランド名で販売。
県警によると、加工場でサーモンを生け締めした際に出た血を含む廃液を、漁港の排水溝を通じ、海に廃棄していた疑いがある。
漁港内の海が赤く染まることもあったという。
県警は、水揚げが行われる4月から継続的に廃液を不法投棄していたとみて調べている。
https://www.sankei.com/article/20220721-2EEWECPXMZLZ7ADFPENYRFQQJA/
7月21日15時41分に朝日新聞からは、数10万匹の血が混じった廃液が流されていたらしいなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
・・・
魚の血液は本来、浄化したうえで廃棄物として処分する必要があるといい、県警は、今年4月ごろから計数十万匹分の血液が混ざった廃液が海に流されていたとみて調べている。
現場では昨年以降、地元の漁師から、養殖サーモンの水揚げの時期になると海が真っ赤に染まり、水質やほかの漁への影響を懸念する声があがっていた。
・・・
https://www.asahi.com/articles/ASQ7P54V3Q7PULUC01C.html?iref=com_rnavi_arank_nr04
7月21日20時50分に読売新聞からは、今年に入り、血が垂れ流しになっているという通報があった、廃液処理設備はなかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
・・・
今年に入り、「今別漁港に大量の魚の血が垂れ流しになっている」との通報があり、県警が6月中旬、同社の事務所などを捜索していた。
県警によると、同社の水揚場には廃液の処理設備がなく、出荷シーズンの今年4~7月頃、少なくとも数十万匹分の血液を含む廃液が投棄されたとみられる。
・・・
https://www.yomiuri.co.jp/national/20220721-OYT1T50343/
(ブログ者コメント)
廃液処理設備が設置されていなかった?
こういった加工場は許認可申請の対象外なのだろうか?
対象なら、設置されていそうなものだが・・・。
ざっと調べてみたが、よくわからなかった。
2022年7月25日15時47分にYAHOOニュース(J-CASTニュース)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
出版取次大手のT社(東京都新宿区)は、2022年7月21日深夜に発生した物流センターでの漏水事故によって書籍約2万冊が水に濡れ、書店への配送に遅れが生じたとした。
25日、同社広報がJ-CASTニュースの取材に明かした。
■スプリンクラー水道管が破裂
漏水が起きたのは同社の西台雑誌センター(東京都板橋区)。
担当者によると、同センターでは月刊誌を中心に一日約100万冊の取り扱いがある。
7月21日深夜、施設内のスプリンクラー水道管が破裂。
設備は22日午後までに復旧したものの、23日発売の雑誌など約2万冊の書籍が水に濡れた。
書籍の汚損と復旧作業の影響で、書店への配送遅れや配送冊数の変更などが生じた。
22日以降、書店側には事故の影響について個別に連絡。
また、汚損した雑誌分については、出版社から新たに仕入れるなどの対応をしている。
ツイッター上では全国の書店の公式アカウントが、今回の事故の影響で雑誌の入荷が遅れるという報告を相次いで投稿していた。
https://news.yahoo.co.jp/articles/d902bf4efe657239fc83ffe47784c97b21d046ed
(ブログ者コメント)
報じられた記事は、これ一つしか見つからなかった。
T社のHPにはトラブルが起きたという情報のみ。
破裂原因は不明だ。
2022年7月22日19時50分にYAHOOニュース(長野放送)から、下記趣旨の記事がジャガイモ残品の写真付きでネット配信されていた。
長野県千曲市の小学校で授業中に食べたジャガイモによる食中毒が発生しました。
県や千曲市、長野保健所によりますと、21日、千曲市内の小学校から「授業中にジャガイモを食べたところ、複数名が吐き気や腹痛、嘔吐などを起こした」という趣旨の連絡があったということです。
ジャガイモは学校で栽培したもので、21日、教職員が皮付きのまま茹で、児童と教職員あわせて98人が食べていました。
このうち教職員2人を含む45人に吐き気や腹痛、嘔吐などの症状があったということです。
症状があった人のうち11人は医療機関を受診しましたが、全員入院はせず、快方に向かっているということです。
調理したジャガイモは、芽のないものを選別していましたが、一部に未熟なものが含まれていたということです。
症状や、ジャガイモを皮付きのまま食べていること、食べたジャガイモの中に未熟なものが含まれていたことから、保健所はジャガイモに含まれているソラニンによるものと推定しました。
長野保健所は、「食べる際は皮をむくことや、未熟なもの、変色したものは食べないこと、日の当たるところで保存しないこと」など、注意を呼び掛けています。
千曲市教育委員会は、「今回の事態を重く受け止め、再発の防止に向け、各学校へ指導をしてまいります」とコメントしています。
ソラニンはジャガイモの発芽部分や日光に当たって緑色に変色した皮の部分に含まれる有毒物質。
ソラニンを含んだ未成熟の小さなジャガイモや、成熟していてもジャガイモの芽や緑色の皮を食べると嘔吐などの症状が起こり、子供は大人に比べると微量でも発症するといわれています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/fd6771e673f0fa8fc199184c7dbc0cc9e3dc4632
(ブログ者コメント)
また起きてしまったソラニン中毒事故。
本ブログ゙ではこれまで、ジャガイモによる食中毒事故の9割は学校で発生しているなど、、数多くの事例や情報を紹介している。
2022年7月19日14時23分にNHK青森から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
青森県六ヶ所村にある使用済み核燃料の再処理工場で、高レベルの放射性廃液を冷却する機能が一時停止したトラブルについて、事業者の日本原燃は、原因は、冷却用の水を循環させる配管の仕切り弁のバルブが、誤って閉じられた可能性が高いとする調査結果を明らかにしました。
六ヶ所村の再処理工場では、今月2日、高レベルの放射性廃液を保管するタンクの1つで、廃液を冷却する設備の機能がおよそ8時間にわたり停止し、日本原燃は、重大事故を防ぐ機能が喪失するなどした際の法律に基づく、「法令報告」に該当すると判断し、詳しい原因を調べていました。
日本原燃は19日午前、会見を開き、トラブルの原因について調査した結果を明らかにしました。
それによりますと、冷却用の水を循環させる配管は2つの系統があり、1つは工事中で、その配管の弁を閉じるよう指示された作業員が、誤って稼働している配管の弁のバルブを閉じてしまった可能性があるということです。
日本原燃の聞き取りに対し、この作業員は、稼働中の配管のバルブを閉めたことを否定しているということですが、バルブには表示が明確ではなく、どの系統なのか区別するのが難しい状態であることや、指示が口頭のみであったことなどから、日本原燃は、作業員が誤ってバルブを操作したと推定したということです。
このため、日本原燃は再発防止策として、担当者が識別しやすいようにバルブの部分にタグをつけるなどして、どの系統の配管なのかや、弁が開いた状態か閉めた状態かわかるよう表示することにしていて、今月末までにトラブルがあった建屋にある500か所あまりで対策を実施するとしています。
日本原燃は、こうした調査結果や再発防止策について、原子力規制委員会や県、それに六ヶ所村にすでに報告したということです。
再処理工場が立地する六ヶ所村によりますと、19日午前9時ごろ、事業者の日本原燃の担当者が村役場を訪れ、トラブルの原因などについて報告したということです。
戸田衛村長は、「本件は重大な事故につながるものと捉えており、誠に遺憾だ。日本原燃には、再発防止対策にしっかり取り組み、原因を見つめ直し、安全対策に万全を期すことを強く要請した。村としては住民の安心・安全が何よりも最優先であり、引き続き対応を注視していく」とコメントしています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/aomori/20220719/6080016681.html
7月19日19時26分に毎日新聞からは、切断中の配管から空気が出ていたので作業員は別室の監督の指示に従い仕切弁を閉めたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
日本原燃によると、作業員は2日、タンクに水を循環させて冷却する2系列の設備のうち、停止中の系列の仕切り弁を閉めるよう指示されたのに、誤って運転中の系列の弁を閉めたとみられる。
停止していた系列は安全対策工事中で、作業員は建屋内の一室で、配管の溶接作業に関わっていた。
日本原燃の調査に対し、切断していた配管から空気が出ていたため、別室の工事監督者の指示に従い、仕切り弁を閉めたと答えているという。
原燃は、指示した時間と、タンクにつながる配管の水の流量が低下した時間が一致していることから、作業員が弁を誤認したと推定した。
それぞれの弁が判別しづらいことも原因となったとして、表示を分かりやすくするなどの対策を講じる。
廃液は冷却機能を失うと沸騰し、放射性物質が拡散する恐れがある。
https://mainichi.jp/articles/20220719/k00/00m/040/329000c
※以下は日本原燃報告書からの抜粋。
(p6/22)
(3)当該仕切弁の識別の状況
当該仕切弁の識別の有無や周囲の状況、形状について調査を行った結果、 以下のとおりであった。
・弁のハンドル部に銘板(弁番号)があるものの狭隘のため視認しにくい状況であった。
・安全冷却水A系列とB系列で弁番号は異なっているが、系列の識別表示 (A系列/B系列)はされていなかった(添付資料-5)。
・安全冷却水A系列の仕切弁(添付資料-6)の近傍にB系列の当該仕切弁があった(添付資料-7)。
・安全冷却水B系列の当該仕切弁については、安全冷却水A系列の弁と操作ハンドルの形状が同じであった(添付資料-6)。
(p7/22)
(3)当日の作業状況の調査
溶接作業に係る準備作業を行っていた作業員Aが配管から空気の流出を確認したため、電話で工事監督者に報告した。
これを受けた工事監督者は、供給槽保守第 2 室にある安全冷却水A系列の 2つの手動弁の閉操作を作業員Aに指示した。
これを受け、作業員Aは、1人で手動弁の閉操作を行った(添付資料-7)。
https://www.jnfl.co.jp/ja/release/press/2022/detail/20220719-1.html
(ブログ者コメント)
「ハンドル部に銘板(弁番号)がある」と記されている件、定かではないが、一番上の写真でハンドルの真ん中付近、縦に小さく黒四角に塗られている部分かもしれない。
2022年7月19日12時0分にYAHOOニュース;FRIDAY DIGITAL)から、下記趣旨の記事が現場遠景写真付きでネット配信されていた。
「もし土砂災害が起きれば、去年の熱海のような大惨事になるかもしれない……。
本当に恐ろしいです。地元の者はみな、雨が降るたびに眠れない夜を過ごしとります」(近隣住民)
福岡市の中心部から東へ車を走らせること2時間弱。
福岡県田川郡添田町は、かつて炭鉱で栄えた人口約9000人の小さな町だ。
そんな添田町に高さ30m超の「盛り土」が出現、住民から悲鳴が上がっている。
盛り土は周囲の森林よりもはるかに高く、かなり離れた位置からでも巨大な茶色の塊を確認できる。
住民たちが不安がるのも無理はない。
町域の多くが山間部である添田町は、もともと土砂災害が多い地域。
昨年8月には、大雨によって民家に土砂が流れ込み、高齢者が巻き込まれる事故も発生した。
問題の盛り土の周辺には、40軒以上の民家が点在する。
本誌が近隣住民に取材すると、
「どんどん巨大化している」
「台風が来て土砂が崩れたら誰が責任をとるのか」
「農作物の土にも影響が出て野菜の質が落ちた」
といった切実な声が15人以上から次々に上がった。
この巨大盛り土はいったい何なのか。
なぜ出現したのか。
「この盛り土は、添田町内の残土処理場に積まれています。
処理場の所有者は、添田町の隣町である大任町(おおとうまち)の建設会社。
’03年に開発許可を取得しましたが、ここ2~3年で急速に盛り土は大きくなった。
背景には、田川周辺地域での建設工事の増加があると見られています」
(地元紙記者)
この残土処理場を管轄する福岡県によると、盛り土は認可されている高さ25mを6mもオーバーしているという。
添田町の寺西町長は本誌の取材にこう語った。
「住民の方からの盛り土の危険性を訴える声は私の耳にも入ってきています。
ただ、許認可が県のため、町としては動きようがない。
それでも万が一、何かが起きてからでは遅いという危機感は持っています。
県との連携をより強めて、対策をしていく必要性を感じています」
福岡県の森林保全係の担当者は、現状をこう説明する。
「’20年11月頃から、複数回にわたり現地で調査を行ってきました。
許可された高さを超えていることに関しては、今年に入ってから、3度にわたって高さを戻すよう指導をしています。
それに対し、(処理場を所有する)事業者は、『梅雨時期の撤去作業は土砂崩れのリスクがあるため、梅雨以降に随時撤去していく』と説明しています」
だが、近隣住民によると、梅雨明けが発表されても撤去作業が進んでいる様子はまったくないという。
なぜ、建設会社は再三にわたる県からの行政指導を無視し続けているのか。
地元で囁かれているのは、こんな裏事情だ。
「実は、この会社は、添田町の隣町である大任町の町長の娘婿が代表なんです。
大任町の永原町長は、地元選出の武田良太衆議院議員の選対本部長も務める人物。
『田川のドン』とも呼ばれる、いわば地元の大物です。
この町長の存在が、建設会社が強気の姿勢を取れる理由だと言われています」
(大任町の町議会議員)
違法な巨大盛り土について、本誌は当該の建設会社と大任町に対し質問書を送ったが、期日までに回答はなかった。
昨年の熱海の災害で、業者と行政のずさんな盛り土管理が問題視されたことは記憶に新しい。
幸いにも梅雨の期間に土砂災害は起きなかった。
しかし今後は、台風シーズンがやってくる。
盛り土が低くならない限り、添田町住民の眠れぬ夜は続きそうだ。
『FRIDAY』2022年7月22日号より
https://news.yahoo.co.jp/articles/d2f9579dc08543efc283d933c13fb3b5f3201e7f
(ブログ者コメント)
〇熱海土石流の衝撃いまだ冷めやらぬ今、県からの指導に応じない会社があろうとは・・・。
熱海のようになってからでは遅い。
県には指導以外の武器がないのだろうか?
〇以下はグーグルアースで見た、現場と思われる場所。
周囲の道路から山は見えなかったが、恐らくは何年か前の画像につき、今はもっと高くなっているということかもしれない。
2022年7月20日6時33分にYAHOOニュース(東海テレビ)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
19日夜、愛知県豊田市の中学校で給食配膳用のエレベーターのカゴが4階から落下し、1階で作業をしていた59歳の男性作業員に衝突し、まもなく死亡しました。
19日午後7時ごろ、豊田市立浄水中学校で「エレベーターが落下して作業員が挟まれた」と教員から119番通報がありました。
警察によりますと、給食配膳用のエレベーターの調整作業中、4階付近にあったエレベーターのカゴが落下し、1階部分で作業をしていた男性に衝突しました。
この事故で、名古屋市中川区の会社員、菅生さん(59)が下敷きになり、病院に搬送されましたが、死亡しました。
菅生さんはエレベーターに不具合があったため、もう1人の作業員と部品の交換作業に当たっていたということで、警察は事故原因などを詳しく調べています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/26538b244d9c256d69be107be77dbcee8e253eac
7月20日10時49分に読売新聞からは、巻き上げ機などを交換後、調整作業をしていた、カゴを固定せず作業していたらしいなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
豊田署の発表によると、当時、菅生さんは他の作業員と2人で巻き上げ機などを交換し、1階配膳室の昇降路内で調整作業をしていたところ、4階付近にあったエレベーター(高さ約1メートル20、幅約86センチ、奥行き約1メートル38)が落ちてきたという。
エレベーターを固定せずに作業していたとみられ、同署が原因を調べている。
https://www.yomiuri.co.jp/national/20220720-OYT1T50138/
7月20日11時23分にYAHOOニュース(東海テレビ)からは、同僚が4階でエレベーターを固定する作業をしていた時に事故が起きたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
事故は、菅生さんの同僚が4階でエレベーターを固定する作業中に起きたとみられていて、警察が詳しい原因を調べています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/43657587ed62768da2ffecbf8dd3d0a651d32ec2
7月20日16時0分に中日新聞からは、メインロープも交換していたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
菅生さんは当時、同僚と二人で作業中で、エレベーターの巻き上げ機とメインロープの交換に携わっていた。
同僚は四階にいた。
同校の教員が一一九番したという。
https://www.chunichi.co.jp/article/511648
(ブログ者コメント)
報道を総合して考えると、同僚が4階でカゴを固定したことを確認しないまま、1階で作業し始めた・・・ということかもしれない。
2022年7月19日19時2分に読売テレビから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
19日午後、滋賀県近江八幡市のJRの線路をくぐる地下道で、たまっていた水に女性が浮いているのが見つかり、女性の死亡が確認されました。
地下道は大雨で冠水していたとみられます。
現場は近江八幡市安土町のJR安土駅近くにある線路をくぐる地下道で、19日午後3時過ぎ、たまった水に女性がうつ伏せで浮いているのを近くで工事をしていた男性が見つけました。
女性は60代から70代とみられ、その場で死亡が確認されました。
近江八幡市付近では、正午ごろの1時間で約90ミリの猛烈な雨が観測されるなど、記録的な大雨が降っていて、地下道には深さ2メートル以上の水がたまっていたということです。
警察は、女性が水がたまった地下道に誤って入り、溺れた可能性もあるとみて、詳しい状況を調べています。
https://www.ytv.co.jp/press/kansai/157619.html
7月19日22時27分にYAHOOニュース(びわこ放送)からは、女性の服装など、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
警察によりますと、発見当時、地下道は大雨で冠水し、深い所では、150センチ以上の水位に達していたということです。
見つかった女性は、60代から70代、身長は150センチ程度で、白と黒のチェック柄シャツに黒色のズボン・黒色の運動靴を身につけていました。
https://news.yahoo.co.jp/articles/7b798fc99b2b2ff06d00cd539e739983cfbc88de
7月19日20時45分にNHK滋賀からは、目立った外傷はなかったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
19日午後3時すぎ、滋賀県近江八幡市のJR安土駅の近くの線路の下をくぐる地下歩道で女性が浮いているのを、近くで工事をしていた男性が見つけ、警察に通報しました。
警察によりますと、女性は60代から70代くらいで、目立った外傷や着衣の乱れはなく、その場で死亡が確認されたということです。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/otsu/20220719/2060011055.html
(ブログ者コメント)
大雨時、アンダーパスで歩行者が死亡する事故は珍しい気がした。
(2022年8月4日 修正1 ;追記)
2022年8月3日15時21分にNHK滋賀からは、急激に増水する様子が監視カメラに写っていた、現場は県道と市道がT字路になっていて県道側は立入禁止措置がとられたが市道側はとられなかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。(新情報に基づき、タイトルも修正した)
先月、近江八幡市にある地下歩道で、72歳の女性が死亡しているのが見つかりました。
当時、現場は大雨の影響で冠水し、女性は溺れたと見られています。
取材を進めると、急激に地下歩道が冠水した状況や、行政が混乱し、対応に遅れが出ていたことがわかってきました。
この事故を受けて、滋賀県は今後、同じような構造の道路について、カメラを設置するなど対策を強化することにしています。
先月19日、近江八幡市で、JRの線路の下をくぐる地下道が冠水し、市内に住む72歳の女性が溺れて死亡しました。
3日に開かれた県議会の一般質問で、県の安全対策などについて問う質問が出されました。
これに対し、県の門間土木交通部長は、冠水の危険性を伝える看板を現場に増設するとともに、地下道を管理する県と近江八幡市の間で、大雨の際の情報共有のあり方などについて検討していきたいと答えました。
また、県が管理する道路のうち、事故が起きた地下道と同じような構造になってる場所が、ほかにも52か所あるとして、水につかりやすい場所については監視カメラの設置などを検討していくとの考えを示しました。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/otsu/20220803/2060011166.html
(2022年8月26日 修正2 ;追記)
2022年8月19日11時36分にNHK滋賀からは、市道スロープの入口から冠水状況が見えなかったため女性はスロープをくだり、急激な増水で身動きがとれなくなったらしいなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
事故から19日で1か月です。
警察は、女性が急激な増水の危険性に気づかないまま地下歩道に入ったあと、身動きがとれなくなって溺れたとみて調べています。
警察や関係者によりますと、女性が亡くなったのは正午ごろで、午前中、近くのコミュニティーセンターで仲間と太極拳を楽しんでいたということです。
警察によりますと、女性はその後、JRの線路の反対側にある自宅に歩いて帰るため、線路沿いにあるスロープの市道をくだって、線路下の県道を通ろうとしたとみられています。
当時、大雨で線路下の県道は水につかり始めていたとみられていますが、市道のスロープの入り口からは線路下の一番深い部分の水位は見えない構造になっています。
また、当時、道路を管理する県や市は、現場を通行止めにするなどの措置はとっていませんでした。
警察は、女性が急激な増水の危険性に気づかないまま地下歩道に入ったあと、水に足を取られるなどして身動きがとれなくなって溺れたとみて、当時の水位の変化や女性が死亡したいきさつを詳しく調べています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/otsu/20220819/2060011363.html
8月24日16時56分にNHK滋賀からは、市の担当者に冠水時には通行止めにするという認識がなかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
小西市長は24日の会見で、「この地下歩道は従来から大雨の際に冠水していたため、県にポンプの増設などを要望していたが、死亡事故につながるほどだという認識はなかった」と述べました。
また、市が地下歩道につながるスロープ部分を通行止めにするのが遅れたと指摘されていることについては、「冠水と同時に通行止めにしないといけないという認識を市の担当者が持っていなかったと思う。県ともしっかりとした連携がとれる形を作っていく必要がある」と述べ、連絡態勢の見直しなど再発防止に取り組む考えを示しました。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/otsu/20220824/2060011391.html
8月25日7時1分にYAHOOニュース(京都新聞)からは、県と市が通行止めにした時間について、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
市によると、事故当日の午前8時半ごろ、現場近くの安土中が、JRの線路下を通る地下歩道が冠水していると市に連絡。
記録的短時間大雨情報が出された午後0時20分ごろ、県が地下歩道を通行止めにしたが、市道部分の通行を市が規制したのは、遺体発見後の午後4時45分だった。
https://news.yahoo.co.jp/articles/72665edf7d11f09f1e6a8b83c08a2e19ce029c97
(2022年9月1日 修正3 ;追記)
2022年8月30日19時15分にNHK滋賀からは、現場を訪れた専門家は女性が歩道に入った後、一気に増水した可能性を示唆したなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
この事故について河川工学など水に関する防災に詳しい立命館大学の里深好文教授は、今月24日に現場を訪れ、「地下歩道がひどく浸水していると分かれば引き返すことになると思う。岩田さんが入ったときには浸水がそこまでひどくなかったのではないか」として、女性が地下歩道に入ったあと、一気に増水したのではないかという見方を示しました。
NHKが滋賀県内のすべての自治体を対象に行ったアンケートでは、同じような構造のアンダーパスが県内に150か所以上あることが分かり、里深教授は、「この地下歩道だけの問題ではない。大雨の時には地下は周辺の地上部に比べて浸水のリスクが非常に高いということを知ってもらいたい」と話していました。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/otsu/20220830/2060011431.html
(2022年12月14日 修正4 ;追記)
2022年12月12日17時41分にNHK滋賀からは、市は冠水感知センサーと電光掲示板を設置するなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
12日に開かれた近江八幡市の市議会で、市の担当者が、同様の事故を防ぐため、滋賀県とともに現場の地下歩道に、冠水を感知するセンサーと、それに連動して「通行止め」などと自動で表示する電光掲示板を新たに設置することを明らかにしました。
掲示板は、4か所ある地下歩道の入り口すべてに設置され、来年6月中旬までに工事を終える見込みだということです。
また、12日の市議会では、女性が亡くなった当日に、市が20人余りの態勢で大雨の対応にあたっていたことについて議員から質問が出され、市の担当者は、事故のあと、大雨などの警報が出た場合には、従来よりも人数を増やして対応に当たるよう態勢を見直したと述べました。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/otsu/20221212/2060012179.html
(2023年6月14日 修正5 ;追記)
2023年6月13日18時41分にYAHOOニュース(関西テレビ)からは、事故の報告書がまとまり、再発防止のための3つの対策が示されたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
事故の報告書が13日、まとまりました。
検証委員会は、通行止めを実施するマニュアルや注意喚起を行う設備が必要だと指摘しました。
・・・
13日に提出された報告書では、再発防止のために大きく分けて3つの対策が示されました。
1つめは、大雨対応のマニュアル整備と市民への周知です。
早期に通行規制を実施するには、県と市が連携して事前に基準を決めておくことが必要だとしました。
【事故検証委員会 多々納裕一委員長】
「どの程度の水深で通行止めをするか具体的な話。
このあたりは住民の皆様ともご相談いただいて対応を実施していただきたい」
2つめは、地下道を冠水させないための設備の改修です。
排水ポンプを最大限活用できる対策を検討するとともに、水が入ってくるのを防ぐための壁を整備する必要があるとしました。
3つめは、地下道の状況を外から把握できるようにすることです。
地下道に水位を把握するセンサーやセンサーと連動して、通行規制を示す電光掲示板を設置するのが望ましいとしていて、市はすでにこれを設置しました。
【近江八幡市 小西理市長】
「通行止めというのが遅れた県と市の不連絡というのもあった。
様々な観点からリスクを分析しつつ、再発しないような対応を構築していきたい」
(関西テレビ「newsランナー」6月13日放送)
https://news.yahoo.co.jp/articles/3149071a6adb7766d19ccf2656a37ecedcf9fc6d
2022年7月21日6時38分にNHK沖縄から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
19日、沖縄県伊良部島の港に接岸していた巡視船で、機関砲の実弾8発が誤って発射された問題で、船長が機関砲に実弾が装てんされていない状態だと思い込んで訓練の実施を指示していたことなどから、宮古島海上保安部は、船長と乗組員の意思疎通に問題があったとみて調べています。
この問題は、19日の午前11時10分ごろ、伊良部島の長山港に接岸していた巡視船「しもじ」で、船首付近に搭載された20ミリ機関砲から実弾8発が陸側に向かって誤って発射されたものです。
海上保安部によりますと、その日の朝、乗組員7人が機関砲の点検を行い実弾を装てんしていましたが、船長は別の乗組員に対し、実弾を使わない「空撃ち」と呼ばれる射撃訓練を行うよう指示したということです。
この時、機関砲の照準は港の北側のやぶにあわせていて、弾はその一帯に着弾したとみられていますが、これまでの捜索では見つかっていません。
船長が機関砲に実弾が装てんされていない状態だと思い込んで「空撃ち」を行うよう指示していたことなどから、海上保安部は船長と乗組員の意思疎通に問題があったとみて、詳しく調べています。
海上保安部では、再発防止策が徹底されるまで、同様の訓練や洋上での射撃訓練を中止するとしています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/okinawa/20220721/5090019216.html
7月20日18時46分に毎日新聞からは、弾薬箱と機関砲をつなぐレールに実弾を入れていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
沖縄県の離島・伊良部(いらぶ)島(宮古島市)の港に停泊中の巡視船「しもじ」(200トン)から20ミリ機関砲の実弾8発が陸側に誤射された問題で、巡視船が所属する宮古島海上保安部は20日、男性船長(52)が、弾がセットされている認識がないまま「空撃ち」の訓練を指示したのが原因と発表した。
海保によると、20日の洋上射撃訓練に備え、乗組員7人が19日午前8時半ごろから船内で点検や訓練を実施。
その際に乗組員が弾薬箱と機関砲をつなぐレールに実弾を入れ、操舵(そうだ)室内のスイッチを押せば発射される状態だった。
しかし船長は装塡(そうてん)に気付かないまま、弾は使わず射撃の動作を確認する「空撃ち」の訓練を指示。
港北側の崖に8発が発射されたという。
けが人はいないが、港に止めていた海保職員の車に、誤射で破損し飛散した砲口の栓によるものとみられる傷が確認された。
宮古島海保の福本部長は、「一歩間違えば大変な惨事になっていた。前代未聞の事態を引き起こし、言い訳も弁解も通用しない」と陳謝した。
再発防止策が徹底されるまで、20ミリ機関砲の取り扱い訓練や洋上射撃訓練は控えるという。
https://mainichi.jp/articles/20220720/k00/00m/040/302000c
7月20日12時40分に沖縄タイムスからは、通常の訓練では発射前に弾薬箱から砲身までの連結を切らないといけないという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
福本部長は誤射の原因について、操法(取り扱い)訓練で弾薬箱に実弾を入れた乗組員と、発射の指示を出す船長の意思疎通が取れていなかったと説明した。
通常の操法訓練では、発射の際に弾薬箱から砲身までの連結を切らないといけないが、発射できる状態のまま船長が確認せず発射の指示を出したという。
https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/994585
7月21日7時52分に沖縄タイムスからは、細かな作業についてマニュアルに書かれているか海保が精査中など、下記趣旨の記事が機関砲の概略構造図付きでネット配信されていた。
発射の際、砲口に取り付けていた金属製の栓が壊れて飛散し、駐車場の車両のフロントガラスにひびが入るなど、同保安部職員の車両2台とオートバイ1台に被害があった。
民間施設への被害は確認されていない。
誤射は19日午前11時過ぎに発生。
点検整備を終え、20日の洋上射撃訓練に備えて乗組員が弾薬箱へ実弾を入れた。
その後、船長の一等海上保安正(52)の判断で機関砲の操法訓練を実施したが、船長は弾薬箱から砲身までの連結が解除された状態と誤認識し、確認しないまま、別の乗組員に発射ボタンを押す指示を出した。
船長や乗組員の細かな作業についてマニュアルに書かれてあるのか、同部で精査している。
実弾での誤射は海上保安庁全体でも初めて。
https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/994963
(ブログ者コメント)
万一の場合を考慮し、空撃ちする時は砲身を海のほうに向けておく・・・といった対応は、これまでとられていなかったのだろうか?
(2022年7月27日 修正1 ;追記)
2022年7月26日18時51分に産経新聞からは、陸側に砲を向けないなどの対策が発表された、発射音が違っていたため射撃を中止したなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
第11管区海上保安本部(那覇)は26日、「陸側に砲を向けない」などの再発防止策を発表した。
着弾場所は現在も分かっていない。
その他には、訓練前に実弾がないことの確認徹底や、武器担当者による研修実施を挙げた。
マニュアルの手順が守られなかったとして、法令違反についても調査していることも明らかにした。
11管によると、誤射は19日午前に発生。
意思疎通の不足により、実弾が装塡されていることを認識していなかった船長の指示で、陸側に向けて発射した。
模擬弾にはない発砲音がしたため、射撃を中断したという。
https://www.sankei.com/article/20220726-MLXKCBPEWZLWHIB4FQPVJ7DYCQ/
7月26日18時2分にNHK沖縄からは、当日?手順の確認だけでなく実射撃訓練も行うと変更されたが、ブリーフィングは実施されなかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
問題の発生から1週間となった26日、海上保安庁は、原因や再発防止策などについて明らかにしました。
それによりますと、翌日に予定していた洋上訓練を前に、船長から乗組員に対し、機関砲の取り扱いについて、手順の確認だけではなく、実際に射撃訓練を行うと変更が指示されましたが、その際、ブリーフィングが実施されなかったということです。
この時、機関砲には実弾が連結され発射できる状態になっていましたが、船長は、その事実を認識していなかったということです。
このため、乗組員の意思疎通の不足などが原因だったとして、海上保安庁は再発防止に向け、全国の海上保安本部などに対し、訓練前のブリーフィングの実施の徹底や陸側に機関砲を向けないことなどを呼びかけました。
宮古島海上保安部は、本庁がまとめた再発防止策を踏まえ、近く独自の対策をとりまとめ、公表することにしています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/okinawa/20220726/5090019299.html
(ブログ者コメント)
NHK沖縄の報道から考えると、変更管理に問題があったということかもしれない。
(2022年8月2日 修正2 ;追記)
2022年7月30日6時24分にYAHOOニュース(琉球新報)からは、「しもじ」では過去にも訓練マニュアル違反があったが、他の巡視船ではなかった、今後は9隻の巡視船が個別に定めていた訓練マニュアルを統一するなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
同巡視船で訓練手順のマニュアル違反が常態化していた。
29日、宮古島海上保安部が「今回も含めて3回、マニュアルを守らず訓練前日に実弾を給弾していた」と発表した。
同部によると、巡視船しもじの現船長の乗船期間(3年目)中に実施した洋上射撃訓練で、今回を含めて3回、乗組員が「訓練当日の作業を軽減するため」との理由で、前日に実弾を給弾していた。
洋上射撃訓練の実施総数について、「詳細は答えられないが、少なくとも年に1回以上実施している」とした。
同部では、しもじを含め同型巡視船が9隻所属しているが、しもじ以外での訓練前日の実弾の給弾は「なかった」とした。
また、しもじでの過去2回の前日の給弾が今回の乗組員と同じ人物かについては「確認できていない」とした。
同部によると、巡視船しもじのマニュアルでは、実弾について「必要な時以外に弾薬庫から弾薬を出さない」と定めており、本来は訓練当日に給弾するべきものだった。
同部は改めて、誤射原因として「マニュアル不順守と意思疎通の不足、機関砲の構造の理解不足があった」と説明した。
その上で、海上保安庁が26日に発表した再発防止策
(1)実弾有無や命令内容確認とブリーフィングの徹底
(2)砲身を陸地側に向けないことなどをマニュアルに反映
(3)訓練に関わる緊急点検、構造・操作に関わる研修の実施
に加えて、独自策として、弾薬庫に実弾を格納することを含めて「所属巡視船の着岸中の実弾給弾を全面的に禁止する」とした。
また、現在、同部所属の巡視船9隻がそれぞれ訓練手順マニュアルを定めている状態にあることを説明し、「乗組員の異動で混乱をきたす」として、各マニュアルを統一化するとした。
https://news.yahoo.co.jp/articles/6b12805fad6a0bf33b27eed40476dce03e1f003f
(2022年12月24日 修正3 ;追記)
2022年12月23日19時22分に毎日新聞からは、翌日の射撃訓練に備え実弾も装填したが、実弾装填を船長に報告していなかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
海上保安庁は23日、当時の船長ら3人を停職などの懲戒処分にした。
第11管区海上保安本部(那覇)の一條本部長ら2人については、厳重注意などの説諭処分とした。
一條本部長は記者会見で「前代未聞の重大事故。信用を失墜させ深くおわびする」と謝罪し、再発防止の徹底を強調した。
誤射は7月19日に発生。
乗組員が20ミリ機関砲を点検し、翌日の海上射撃訓練に備えて模擬弾と実弾を装塡(そうてん)した。
その後、実弾の装塡を報告されていなかった船長の指示で、訓練前に別の乗組員が陸側に発射。
模擬弾にはない発砲音に気づき、射撃を中断したという。
実弾は見つかっていないが、近くの林に着弾したとみられ、被害は確認されていない。
(共同)
https://mainichi.jp/articles/20221223/k00/00m/040/331000c
2022年7月18日11時0分に秋田テレビから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
秋田県大仙市の山林で17日午後、40代の男性が木の伐採作業中に、高さ約12メートルの地点で宙づりとなっているところを発見され、その後、死亡した。
事故があったのは、大仙市内小友の山林。
警察によると、17日午後4時10分ごろ、1人で木の伐採作業をしていた男性が、地面から約12メートルの地点で、安全帯を付けたまま宙づりになっているところを、木の伐採を依頼した人が発見し、男性の家族が消防に通報した。
この事故で、大仙市内小友の会社員・菊地さん(45)が大仙市内の病院に搬送されたが、その後、亡くなった。
死因は脊髄原性ショックだった。
現在、警察が事故の状況と原因を詳しく調べている。
https://www.akt.co.jp/news?sel=20220718-00000001-AKT-2
7月18日16時26分にNHK秋田からは、午前中から作業していたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
17日、大仙市の山林で木の伐採作業をしていた45歳の男性が高さ12メートルほどの場所で宙づりの状態で見つかり、その後、死亡が確認されました。
死亡したのは大仙市内小友に住む会社員の菊地さん(45)です。
警察によりますと、17日午後4時ごろ、自宅近くの山林で伐採作業をしていた菊地さんが、高さ12メートルほどの場所で木から命綱で宙づりの状態になっているのを伐採を依頼した男性が見つけ、消防に通報しました。
菊地さんは大仙市内の病院に搬送されましたが、脊髄を損傷していて、およそ3時間後に死亡が確認されました。
菊地さんは命綱をつけて午前中から1人で伐採作業をしていて、現場の地面にはチェーンソーやヘルメットが落ちていたということです。
警察が事故の原因を詳しく調べています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/akita/20220718/6010014642.html
(ブログ者コメント)
脊髄損傷ということから考えると、装着していたのは胴ベルト式の安全帯だったのかもしれない。
以下は、フルハーネス型着用が正だという、日本安全帯協会HPの記述。
『墜落制止用器具の選定と正しい使い方』
・・・
要件 1 :6.75メートルを超える箇所では、フルハーネス型を選定すること。
墜落による危険のおそれに応じた性能を有する墜落制止用器具の選定要件は次の通りです。
2メートル以上で作業床がない箇所または、作業床の端、開口部等で囲い手すり等の設置が困難な箇所の作業での墜落制止用器具は、フルハーネス型を使用することが原則となります。
ただし、フルハーネス型の着用者が地面に到達するおそれのある場合(高さが6.75メートル以下)は胴ベルト型を使用することができます。
(一般的には建設作業の場合は、5メートルを超える箇所、柱上作業等の場合は、2メートルを超える箇所ではフルハーネス型の使用が推奨されます。)
・・・
https://japan-safetybelt.jp/use/
2022年7月18日9時1分にYAHOOニュース(神戸新聞)から、下記趣旨の記事が現場写真付きでネット配信されていた。
神戸市消防局は17日深夜、市内で同日昼間にあった団地の火災で心肺停止状態の女性(56)を3階の部屋から救助中、約5メートルの高さから地上に落下させる事故を起こしたと発表した。
女性は搬送先の病院で死亡が確認された。
事故との因果関係は不明だが、同消防局は「あり得ないミス」とする。
一体何があったのか。
同消防局と兵庫県警神戸北署によると、火災は午後4時すぎ、同市北区君影町1のUR都市機構鈴蘭台第5団地7号棟(5階建て)の3階の一室で発生。
同40分ごろ、はしごでベランダから進入した消防隊員が、心肺停止状態の女性を室内で発見したという。
近くに住む30代の女性は火災当時を振り返り、「バチン、バチンと音がしたので避難した。振り返ると、(出火した)部屋のベランダから黒色の煙が上がり、灰が舞っていた」と話す。
同消防局と同署によると、まだ火が完全に消えていない中、3階のベランダにいた隊員2人と地上の2人が協力して地上への救助を試みる。
女性にハーネス型の救助器具を装着し、ロープと接続して活動を開始。
1メートルほど降ろしたところで、女性の足が建物の壁に接触し、バランスが崩れて救助器具から抜け、下半身から芝生に落ちたという。
その後、すぐに病院に搬送されたが、落下から約1時間後に死亡が確認された。
事故との因果関係は「司法解剖の後に確定するため不明」とするが、同消防局の担当者は「要救助者を落下させることはあってはならない不手際で、今までにもなかった。原因を究明し、再発防止に努める」と話した。
神戸北署によると、検視の結果、女性は右太ももの骨折と右側頭部に約5センチのすり傷を負っていたという。
司法解剖し、詳しい死因を調べる。
https://news.yahoo.co.jp/articles/d6510d2f5225d498534cd72ffe698179f15739e2
7月21日17時42分にYAHOOニュース(mBS NEWS)からは、縛帯という器具を女性の体に装着して降ろしていた、死因は焼死だったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
神戸市消防局によりますと、心肺停止状態だった住人の50代の女性をベランダから救助する際に、縛帯という器具を女性の体に装着して降ろしていたところ、女性の左足が壁にあたってバランスが崩れ、約5m下の地面に落下したということです。
女性はその後、病院で死亡が確認されました。
司法解剖の結果、死因は焼死で、落下事故は原因ではないと判明しましたが、神戸市消防局は7月21日に改めて事故について謝罪しました。
(神戸市消防局 濱田警防部長) :
「救助活動中に要救助者を落下させることはあってならないことで、お亡くなりになられた女性とご遺族にお詫びを申し上げます」
神戸市消防局では今後、検証委員会を立ち上げ、事故原因をさらに詳しく調べるとしています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/5254e8a204592c0443d581ea6474e941e9c5f3a0
7月21日17時25分にYAHOOニュース(神戸新聞からは、縛帯が外れたため落下した、今後は落下制止器具も併用するなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
同消防局によると、降下する際に女性の足がバルコニーの下部に接触してバランスを崩し、取り付けたハーネス型の救助器具「縛帯」が何らかの原因で外れたという。
当時は部屋と地上で計4人の隊員が救助に当たっていた。
神戸北署によると、検視の結果、女性には右脚を骨折するなどの外傷があったが、同消防局は「現時点で落下によるけがの有無は確認していない」とした。
同消防局は事故の原因を分析するため、8月に救助の専門家らによる検証委員会を立ち上げるほか、今後は縛帯に加え、落下を制止する器具も併用して救助活動を行うという。
https://news.yahoo.co.jp/articles/528748a655975fc72b3fb2ae914e8d3be4f141ab
(ブログ者コメント)
バランスが崩れた際に両腕がスポッと抜けた、あるいは器具の取り付けミスといった原因が考えられそうだ。
(2022年11月30日 修正1 ;追記)
2022年11月29日20時6分にYAHOOニュース(サンテレビ)からは、事故報告書がまとまった、推定原因は火傷の影響で臀部とハーネスがずれたことや圧迫しないようハーネスを少し緩めて締めたことだったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
2022年7月、神戸市北区君影町の共同住宅で起きた火事では、消防が建物の3階部分から心肺停止状態の女性(56)を救助する際に落下させる事故がありました。
女性の死因は焼死で、落下事故とは直接の関係はありませんでしたが、神戸市消防局は大学教授などでつくる検証会を開き、事故原因を分析してきました。
3回の会合を経て検証会がまとめた報告書によりますと、女性が負ったやけどの影響で臀部と救助用ハーネスの間が滑りズレが生じたことや、ベルトを締める際、圧迫しないよう少し緩めて締めたことなどが落下原因と推定されるということです。
検証会は再発防止に向けて「要救助者の状態に応じた活動を実施する」としています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/f1a49aeb7daed0cc8513f54cc7eaf798d3fecc9c
11月29日17時17分にNHK兵庫からも同趣旨の記事がネット配信されていた。
事故を受けて、市消防局は再発防止策などを検討するための検証会を設置し、当時の状況を再現した落下実験などを重ねてきましたが、このほど報告書がまとまり、29日に公表されました。
それによりますと、落下した原因として、女性を持ち上げる時の動きや火事によるやけどの影響で固定していたでん部と救助器具がずれたことや、女性の肩や股にベルトを締める際、圧迫しないよう少し緩めて締めたことなどが推定されるとしています。
その上で、再発防止に向けて、救助する人の意識の有無ややけどの程度など、状況に応じた救助活動ができるよう、さらに訓練を重ねることや、より安全性の高い救助器具を民間の事業者とともに開発していくことなどを挙げています。
市消防局は、「刻々と変化する現場での危険の予知を今まで以上に行えるよう、訓練や研修を充実させ、再発防止につなげたい」と話していました。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/kobe/20221129/2020020293.html
2022年7月18日8時29分にNHK首都圏から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
17日午前11時すぎ、埼玉県秩父市中津川にある鉱山のトンネルで、50代の男性から「一緒にトンネルに入った男性が酸欠で倒れた」と消防に通報がありました。
消防が現場に駆けつけたところ、男性2人がトンネルの入り口から300メートルほど進んだ場所に倒れているのが見つかり、病院に搬送されましたが、まもなく死亡が確認されました。
警察によりますと、死亡したのは、いずれも東京・大田区に住む36歳と35歳の会社員の男性で、2人が見つかった現場付近は酸素濃度がほぼゼロの状態だったということです。
警察は、酸欠が原因で死亡したとみて詳しく調べています。
亡くなった男性2人は、SNSを通じて知り合った別の男性2人とあわせて4人のグループで鉱山のトンネルに入っていたということで、警察は4人の行動の目的なども調べることにしています。
秩父市中津川の鉱山のトンネルは、川に向かった斜面を道路から5メートルほど下がったところに道路をくぐるような形で入り口が設けられていて、警察の規制線が張られていました。
入り口には扉が設けられていて、隙間からは外に向かって冷たい風が流れ出していました。
現場は秩父市街から西に40キロほど離れた群馬県境に近い山の中で、近くには操業中の鉱山などがあります。
https://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20220718/1000082410.html
7月17日22時35分に産経新聞からは、4人はグループ別に行動していた、最寄り駅は秩父鉄道の三峰口駅など、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
埼玉県秩父市中津川の坑道で17日、男性2人が倒れているのが見つかり、病院に搬送されたが、いずれも死亡が確認された。
秩父署によると、見つかった付近の酸素濃度はほぼゼロで、酸欠で窒息した可能性がある。
2人は30~40代とみられ、交流サイト(SNS)で知り合った男性ら計4人で坑道に入っていた。
4人はグループに分かれて行動していたが、2人の戻りが遅いために50代男性が捜しに行ったところ、坑道の入り口から200~300メートルの場所に1人が倒れていた。
午前11時過ぎに消防に通報し、もう1人も内部で見つかった。
署は、坑道が立ち入り禁止の区域だったかどうかや、4人の目的などを調べている。
坑道は、秩父鉄道三峰口駅から西に10キロ以上離れた場所にある。
https://www.sankei.com/article/20220717-NN3Z4CX33JJDJCACN7SO7EWNDU/
(ブログ者コメント)
〇扉の隙間から冷気が外に向け流れ出していたということで、まさか内部に酸欠場所があるとは思いもしなかったのかもしれない。
空気流れのないほうの坑道に入ってしまったということだろうか?
〇三峰という地名が目に入った瞬間、心霊スポット探検か?ということが頭に浮かんだので、秩父+心霊スポットというキーワードでザッと調べてみたが、それらしい情報は見つからなかった。
2022年7月16日12時25分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
神奈川県相模原市南区の市南清掃工場の焼却炉から、約31キロの金と銀が回収された。
金銀の販売で市が手にした2021年度の売却益は約3700万円。
本村市長も思わぬ収入にご満悦だった。
一般ごみとして捨てられる小型家電類の基盤などには貴金属が含まれ、焼却炉メーカーの「神鋼環境ソリューション」(神戸市中央区)が金銀を回収する技術を編み出したという。
南清掃工場の焼却炉は同社が設計、建設した「流動床式ガス化溶融炉」。
高温で炉内を流れる砂にごみを入れ、ガスと炭化物などに分解する。
通常は鉄やアルミを回収するが、同社は2018年度から金銀が回収出来ないかを検討。
3基ある炉の底に積もった比重の重い砂から金銀を回収する技術を編み出したという。
本村市長は6月中旬、神鋼環境ソリューションの大濱社長と懇談。
「都市鉱山とも言われる廃棄物の中の貴金属資源を取り出し、有価性が上がれば市にも貢献出来る」と説明を受けた本村市長は、「最初は驚いた。SDGsや脱炭素の意味でも価値ある取り組み。歳入確保策としても大きい」と喜んだ。
31キロの金銀は時価1億円相当。
特許を持つ同社の収益などを引いた約3700万円が同工場の雑収入になった。
維持管理費に使われる。
市によると、鉄とアルミの売却による20年度の同工場の雑収入は68万円だった。
同社は、回収する金銀の濃度や質について長期的に調査し、パラジウムや白金、レアアースなども含まれていないかを研究する方針。
https://www.asahi.com/articles/ASQ7H6X4VQ6HULOB004.html
2022年3月28日に掲載した元記事がブログ運営会社の字数制限に抵触しましたので、ここに新情報を第2報修正1として掲載します。
第1報は下記参照。
https://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/12377/
(2022年7月23日 修正1 ;追記)
2022年7月15日17時3分にYAHOOニュース(ワールド ジェットスポーツ マガジン)からは、検察は条例違反容疑で起訴したが殺人未遂容疑については嫌疑不十分で不起訴にした、運転していた男性は危険なことはしていないのに放映後は白い目で見られたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
【殺人未遂容疑について神戸地検は、不起訴処分(嫌疑不十分)とした】
2021年7月31日、「明石市の海岸で、水上バイクが遊泳客のすぐ近くを走行」する「悪質な危険走行」の映像が、8月4日の情報番組で流れました。
この映像はワイドショーなどでも放映され、社会問題にまで発展しました。
この事件について、本日、神戸海上保安部に兵庫県水難事故防止条例違反などの疑いで書類送検された加古川市の男性(45)について、神戸区検は、同条例違反罪で略式起訴し、神戸簡裁は罰金20万円の略式命令を出した。(出典・神戸新聞NEXT)
神戸地検は、殺人未遂容疑について「嫌疑不十分で不起訴処分」とした。
【なぜ不起訴処分に…?】
テレビのニュース映像では、日本中の国民が、マリンレジャーを楽しむ人の間近を、「猛スピードで走り抜ける水上バイク」を見たはずだ。
あの映像が真実なら、非常に「危険極まりない走行」なので、不起訴処分とはならなかったのではと考えている。
当初から、“あの映像”自体に編集された疑いがもたれていた。
地検は不起訴処分の理由について、「告発事実を認定することはできないと判断した」とコメントした。
【極悪な水上バイク集団とテレビで放映され起訴され無罪のケースは他にもある】
2020年の夏、テレビのニュース映像で「危険走行」といわれ、4台の水上バイク(以下、ジェット)が世間の顰蹙をかった出来事があった。
そこには「視聴者投稿映像」というテロップが入っていたので、わざわざ録画して、テレビ局に提供した人がいたのだ。
映像には、水上バイクに至近距離から水をかけられた子供たちが黄色い声を上げ、はしゃぐ様子が映っていた。
そして、その4カ月後の12月3日に、このニュースの「その後」が報道された。
8月の報道は「こんなにひどいヤツらがいた!」だったが、12月では「書類送検された」という内容だった。
その両方のニュースで、「視聴者投稿」の映像が、再度、流されたのだ。
【テレビに映され、書類送検された「無実の水上バイク乗り」からの“悲しい”報告】
後日、このニュース映像に映っていた人から編集部に連絡があり、報道の真実を聞いた。
悲しくて、理不尽で、驚くべき内容だった。
繰り返し放映されるニュース映像を見て、彼ら4人は自ら海上保安庁に出向き、真実を説明に行ったそうだ。
ニュースで放映されたビーチは、普段なら近づかない場所だった。
このときは、コロナ禍で海水浴場が開設されていなかった。
映像では、4台のジェットがビーチに近づき、海水浴客に水をかけているように見えた。
確かに彼らは、海水浴を楽しんでいる人の近くを通ったが、危険なことは、一切、していなかったそうだ。
彼らにジェット噴流を吹きかけられ、はしゃいで歓声をあげている子供たちの映像は、そう見えるように映っている部分だけが放映され、事実は違っていたという。
実は、海上保安庁に届けられていた「視聴者投稿」の映像は、もう少し長時間撮られていた。
最初は「危険走行にあたる」という嫌疑がかけられ、罰則金と違反による点数減点の話がでていたが、その映像を見ながら、キチンと説明したら、その嫌疑はすぐに晴れたという。
書類送検されていた嫌疑は、「県の迷惑行為防止条例」に違反しているというものだった。
しかし、こちらも、キチンと説明して、「無罪」であることを分かってもらえたという。
顔にモザイクを掛けられていたとはいえ、「書類送検された無法者」として、何度もテレビで放映された。
水上バイクは狭い世界なので、モザイクだけで本人を特定できる。
出航したマリーナや、購入したショップの人たちから非難の目で見られる日々が続いたという。
だが彼らには、「悪い行為はしていない」という確信があるので、自ら海上保安庁に出向いて、無実を証明したのである。
【悪質な水上バイクは無くさなければならない、しかし、無実の人を裁いてはならない!】
「悪質な水上バイク」は社会問題にまで発展した。
排除にはすべての人々の協力が必要だ。
しかし、近年多発しているように、無実の人を貶めるような故意の映像は許されない。
今回、不起訴になった殺人未遂容疑者は、ワイドショーで映像が放映された翌日、自ら海上保安庁に出頭して事実の説明をしていた。
しかし、その日以降1週間以上、彼の危険運転の映像がテレビで放映され続けた。
不思議なことに、本誌で「映像は編集されている可能性がある」と報じた日から、一切、「潜った人の頭の上を通り過ぎる」映像は流されなくなった。
https://news.yahoo.co.jp/articles/4d1804dcae806c92bae7c614f6feb9cc396290da
(ブログ者コメント)
テレビ局は視聴者から提供された刺激的な映像をそのまま信じて放映したのだろうか?
普通はウラをとると思うのだが・・・。
もしノーチェックで放映したのだったなら、これは放送事故と言えるかもしれない。
2022年7月15日10時31分にYAHOOニュース(弁護士ドットコムニュース)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
2018年8月、横浜市の居酒屋で40代男性従業員が、雨にぬれた外階段を店備え付けのサンダルを履いて降りていた際に、転倒して骨折しました。
東京高裁は2022年6月29日、男性側の賠償請求を棄却した横浜地裁判決を覆し、店を運営するD社に約320万円超の支払いを命じました(7月14日付で確定)。
実は、この階段は男性以外にもサンダルを履いた3人が相次いで転倒する「魔の現場」となっていました。
職場で転んだら、責任は自分なのか、会社なのか。
判断が分かれた理由を探ります。
●30分以内に2度滑った人も
判決によると、会社が用意していたサンダル2、3足は裏の凹凸がなくなるなど摩耗しており、つるつるの状態でした。
外階段は雨どいがなく、2階と3階の店舗を行き来したり、ゴミ出しなどの業務で常に使われています。
男性の他にも3人が転倒。
転んだ人の中には、30分以内に2度滑った人もいます。
一方、サンダルの交換や滑り止めの設置、注意書きを掲示してからは誰も転んでいません。
●会社「サンダル履くのは義務ではない」、責任を否定
東京高裁は「4人全員が不注意で転ぶとは考えにくい」と判決理由で述べています。
このサンダルは「雨にぬれた階段を降りるために安全に使用できる状態ではない」とし、新しいサンダルを用意するなど、事前に配慮する義務があったと判断しました。
会社側は「サンダルを履くのは義務ではない」、「雨が降って滑るのは当然」と責任を否定していましたが、店長が現場を確認しており、事故も頻発していたことなどから、危険は予見できたとしました。
一審横浜地裁は「従業員の不注意が原因」だとして、賠償責任を認めませんでした。
判断が分かれた理由について、労働事件に詳しい神内伸浩弁護士に聞きました。
●高裁は本人の過失からではなく、「濡れた階段」の安全性から検討
Q.なぜ一転して東京高裁は会社側に賠償命令を出したのでしょうか。
A.本件事故は2つの過失から生じたものとして整理すると分かりやすいと思います。
1つは本人の「足元をよく見ずに降りた」という注意義務違反、もう1つは転倒防止措置や従業員教育を怠ったという会社の安全配慮義務違反です。
確かに、安全配慮義務がきちんと履行されていたとしても、本人が注意深く足を運ばなければ転んでしまうこともあります。
実際、本件階段は、建築基準法の要請を満たすものであり、手すりや照明の設置等、一定の安全性はクリアしているものでした。
そこで、一審判決は、会社が負う安全配慮義務は「従業員が一定の注意を払うことを前提としたもの」として、会社の安全配慮義務違反を否定しました。
しかし、高裁判決は、会社の安全配慮義務違反について判断する際、本人の過失の有無から入るのではなく、濡れた階段の安全性という観点から検討しています。
確かに、建築基準法の要請をクリアしてようが、手すりや照明が設置されてようが、摩耗した「つるつるサンダル」で降雨後の濡れた階段を下りるのは危ないです。
実際、注意書きと床の滑り止めを施し、サンダルを交換したことで、その後の事故はなくなったそうです。
「やればできる」のだから、それを事前にしなかったのは会社の落ち度(安全配慮義務違反)ということになります。
そのため、結論が異なったと考えられます。
どちらの考え方もスジは通っているのですが、物事の要因は必ずしも1つではないので、高裁の判断の方がしっくりくるように思います。
<地裁> 本人に過失があるか → ある → 安全配慮義務違反なし
<高裁> 濡れた階段が危険か → 危険 → 安全配慮義務違反あり 本人に過失があるか → ある → 過失相殺を行う
●会社だけの責任ではなく、本人の過失割合を4割と判断
Q.高裁も全面的に会社の責任としたわけではなく、男性にも一定の注意義務はあったと付け加えています。過失相殺について教えてください。
A.損害賠償の制度趣旨は「損害の公平な分担を図る」というところにあります。
ある人の不注意で別の誰かが損害を受けたのであれば、その原因を作った人に損害を負担してもらおう、と考えるわけです。
その原因が被害者と加害者双方にあるなら、その寄与度に応じて損害の分担を図ります。
これが過失相殺です。
本件の高裁判決は、本人の過失割合を4割と判断しました。
会社に安全配慮義務違反があろうと、濡れた階段を通行した人全員が転倒するわけではないので、本人に過失があったことは事実と言わざるを得ません。
なぜ4割なのかという部分は裁判所の一存で決まるので何とも言えませんが、会社の責任は半分よりもちょっと重い、といったところだったのではないでしょうか。
●職場で転倒、どんな場合に会社の責任を問えるか
Q.職場で転んでも「自分のせい」とされてしまう場合があります。会社の責任を問えるのはどういう時でしょうか。
A.濡れた階段ではなく、室内の平坦な何も障害のない床で転んだ場合について考えてみます。
誰しも、何も無くてもつまずいて転んでしまうということはあります。
それが職場だった場合、会社の安全配慮義務違反となるでしょうか。
確かに会社は労働契約に付随して、労働者に対し、安心安全に仕事ができるような職場を提供する義務(安全配慮義務)を負っています。
しかし結果責任ではないので、会社にコントロール不能な事項についてまで責任を負うわけではありません。
何の障害もない平坦な床で、突然転倒し、それが100%自分の過失という場合には、会社の安全配慮義務違反を問う余地はありません。
しかしながら、例えば、業務上荷物を運ぶため両手と前方の視界が塞がっていたとか、障害物が置いてあった(片づけていなかった)とか、会社に結果回避可能性が認められる場合には、会社の安全配慮義務違反が認められる可能性もあります。
なお、労災(業務上災害)は業務起因性と業務遂行性を要件に認められるものであり、使用者側の過失を要件としないので、安全配慮義務違反が認められないケースであっても労災保険の対象となることはあります。
【取材協力弁護士】 神内 伸浩(かみうち・のぶひろ)弁護士
https://news.yahoo.co.jp/articles/73ed1757823d43422457f3dc722a8b0b8ef59e37
ちょっと前、2022年6月29日20時28分に朝日新聞からは、事故当時のやや詳しい状況など、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
・・・
D社は取材に「現在判決を精査中」としてコメントできないとした。
高裁判決によると、現場は横浜市中区のビルの外階段で、2階と3階に同社の店舗が入る。
従業員は2018年8月、外履き用に用意されていたサンダルを履いて3階から2階に下りる際に転び、右手や腰にけがをした。
2カ月間休職したが、指のしびれなどの後遺症が残った。
階段は食材やゴミを運ぶのに使い、当日は雨でぬれていたという。
21年11月の一審判決は「足元を十分注意しなかったのが原因だ」として、原告の請求を棄却した。
だが、この日の高裁判決は、
▽サンダルのかかとやつま先の凹凸が浅く摩耗していた
▽別の2人が同様に転んだことがあり、うち1人については店長が見ていた
▽原告がけがをした翌月にも、さらに別の人が足を滑らせて転んだ
といった状況を検討。
「足を滑らせて転倒するなどの危険の可能性を客観的に予見できたというほかない」と判断した。
また、事故後に会社が階段に滑り止めや注意書きを設け、サンダルも凹凸がより深く、滑り止めがついたものに代えたことを挙げて、「事故前にこうした措置をとることは十分に可能だった」とも述べ、安全に配慮する義務に違反したと認定。
慰謝料や後遺症による逸失利益などの支払いを命じた。
https://www.asahi.com/articles/ASQ6Y6KS3Q6YUTIL042.html
2022年7月15日19時37分にYAHOOニュース(CBCテレビ)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
15日午前10時半過ぎ、岐阜県揖斐川町の中部電力河合発電所の近くで、倒れた木を撤去していた男性が水路に転落して、行方が分からなくなりました。
転落したのは、中部電力の関係会社に勤務する43歳の男性で、一緒に作業していた60歳の男性からの通報を受けた警察や消防が捜索にあたったところ、およそ6時間後に水路がつながった先の川で見つかりました。
男性は病院に運ばれましたが、心肺停止の状態です。
水路は発電所からの水を川に流すためのもので、男性が転落した際、水は流れていなかったということです。
https://news.yahoo.co.jp/articles/baf2b3a458dca30208a22ac21b1f6b9bcaf9036e
7月15日18時51分にYAHOOニュース(中京テレビ)からは、水路は急斜面にあり、男性は滑り落ちていったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
15日午前、岐阜県揖斐川町の中部電力の発電所近くで清掃作業をしていた男性(43)が水路に転落して行方不明になりました。
この男性は揖斐川町に住む中部電力の関連会社に勤める作業員で、約6時間後に水路がつながる川で見つかりましたが、心肺停止の状態です。
この水路は、急斜面にある幅約2メートルの「余水路(よすいろ)」とよばれるもので、男性は同僚と2人で倒木の撤去などを行っていたということです。
男性は水路に転落後、滑り落ちていったということで、警察が当時の状況を詳しく調べています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/a4eb539c4fa898016977257b5d94f9f228ae7d96
7月15日23時57分に中日新聞からは、滑り落ちた男性は川底に沈んでいて死亡が確認されたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
15日午前10時半ごろ、岐阜県揖斐川町春日川合の中部電力河合発電所近くで作業をしていた同町の男性会社員(43)が水のない水路に転落し、一緒に作業をしていた同僚が119番した。
男性は傾斜のある水路を滑り、トンネルを通って約5メートル先の粕川に落ちたとみられ、川底に沈んでいるのを消防隊員が発見した。
男性は搬送先の病院で死亡が確認された。
揖斐署によると死因は溺死。
中部電力と子会社のS社(名古屋市)は同日、死亡したのはS社の委託作業員と発表した。
中部電力が発注した水路付近の倒木を確認する巡視作業中だった。
両社は「警察の調査に全面的に協力し、事故の詳細や原因究明に努める」とコメントした。
https://www.chunichi.co.jp/amp/article/509098
(ブログ者コメント)
どの記事にも記されていないが、確認したところ、やはり水力発電所だった。
2022年7月14日20時10分にYAHOOニュース(ABCニュース)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
14日午後1時40分ごろ、滋賀県大津市大石東の新名神高速道路の工事現場で、「鉄筋に人が挟まれている」と、工事関係者から消防に通報がありました。
警察によりますと、当時現場では橋脚を建てるために掘った深さ15メートルほどの穴に鉄骨を組む作業をしていて、そのうちの約10本が落下したということです。
この事故で、穴の底で作業をしていた愛知県の建設会社社員・池内さん(男性、19歳)が鉄骨の下敷きになり、搬送先の病院で死亡が確認されました。
落下した鉄骨は1本の重さが約400キロあるということです。
警察は15日以降に現場を詳しく調べて、鉄骨が落下した原因を調べることにしています。
新名神高速道路の工事をめぐっては、2016年4月に神戸市で橋げたが落下するなど、死亡事故が相次いでいます。
https://news.yahoo.co.jp/articles/959da9838bc1e821391bc0553a4da38f9b380630
7月14日19時30分に読売新聞からも同趣旨の記事が、工事中の穴の写真付きでネット配信されていた。
14日午後1時40分頃、大津市大石東町の新名神高速道路の建設現場から、「作業員が鉄筋の下敷きになった」と119番があった。
若い男性作業員が、落下した鉄筋に挟まれたとみられ、病院に搬送されたが、間もなく死亡が確認された。
ネクスコ西日本新名神大津事務所などによると、現場では橋脚の基礎工事が行われていた。
https://www.yomiuri.co.jp/national/20220714-OYT1T50273/
7月14日20時30分に朝日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
14日午後1時半ごろ、大津市大石東町の新名神高速道路の延伸工事現場で、作業員の池内さん(19)=愛知県岩倉市=が落下してきた鉄筋の下敷きになった。
池内さんは救急搬送されたが、約2時間半後に死亡が確認された。
滋賀県警大津署によると、池内さんは橋脚の鉄筋を骨組みする作業をしていた。
鉄筋の重さは1本約400キロで、10本ほどが落下したとみられるという。
工事は西日本高速道路(NEXCO西日本)が実施しており、池内さんは下請け会社の作業員という。
署が落下した原因を調べている。
https://www.asahi.com/articles/ASQ7G6HL7Q7GPTIL01Z.html
(2023年1月19日 修正1 ;追記)
2023年1月18日19時42分にYAHOOニュース(京都新聞)からは、現場責任者らが書類送検された、鉄筋は1組470kgで25組が落下、原因は結束不十分だったらしいという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
昨年7月に大津市大石東の新名神高速道路の延伸工事現場で鉄筋が落下し、男性作業員が下敷きになって死亡した事故で、大津労働基準監督署は18日、労働安全衛生法違反の疑いで、愛知県大口町の建設業「I社」と同社の現場責任者の男性(47)を書類送検した。
書類送検容疑は、昨年7月14日、橋脚工事現場で立ち入り禁止区域を設けるなどの対策を講じず、作業員=当時(19)=に作業させた疑い。
同労基署によると、鉄筋は1組約470キロで、25組が落下した。
結束が不十分だったとみられるという。
https://news.yahoo.co.jp/articles/f01c73f19f802ab7169dde0150d013ccfaf36d7d
2022年7月13日20時0分に毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
アスベスト(石綿)が原因とされるがん「中皮腫」にかかるリスクについて、消防士は一般の人々と比較して1・58倍高いと推計されることが、国際がん研究機関(IARC)の調査で判明した。
調査結果を踏まえ、IARCは石綿を「人に対して発がん性あり」と分類した。
国内では、消防士が公務で中皮腫にかかったとして補償を求めても、なかなか認定されないケースが多い。
今回、消防士が一般的に中皮腫を発症しやすいことが国際的に認められたことで、補償が進みやすくなると識者はみている。
分類理由などの概要は、国際的な医学誌ランセット・オンコロジーのオンライン版に1日、掲載された。
IARCは世界保健機関(WHO)の組織で、フランス・リヨンに本拠を置き、物質や食物などのほか、職種による発がんの危険性などについて証拠を集め、分類している。
消防士は世界中で1500万人以上いるとされる。
今回、専門家25人が会議を開き、消防士について、中皮腫とぼうこうがんにかかりやすいという十分な証拠が存在すると結論付けた。
消防士は、消火や災害救助の活動などを通じて、建物に耐火材などとして使われている石綿の粉じんなどにさらされる危険がある。
ぼうこうがんについては、有機物の不完全燃焼や熱分解などで生成する化学物質「多環芳香族炭化水素(PAHs)」やばい煙などが、発がん因子として最も考えられるという。
国内では、民間の中皮腫での労災認定者は2005年度以来、毎年度約500人おり、認定率は過去20年の平均で93・8%と高率だ。
一方、地方公務員災害補償基金によると、消防職員が中皮腫にかかり、公務災害による補償を申請した件数は21年3月末までに21件あるが、認定は11件と、約半数にとどまっている。
民間の相談団体「中皮腫・じん肺・アスベストセンター」(東京)所長の名取雄司医師は、「従来、中皮腫の公務災害認定では、石綿が使われた場所で働いたという同僚の証言などが要求され、民間の労災に比べて認定されにくい実情がある」と指摘。
今回のIARCの決定について「消防士は普通に仕事をしていれば、中皮腫になりやすいとされたのだから、一定期間勤めて発症したら、仕事上の災害と認めることを原則にしてもよいはずだ」と話している。
https://mainichi.jp/articles/20220713/k00/00m/040/214000c
2022年7月14日17時4分にYAHOOニュース(東海テレビ)から、下記趣旨の記事が動画付きでネット配信されていた。
愛知県弥富市の名古屋港で13日夕方、吊り上げていたコンテナから積み荷が落下し、下敷きになった52歳の男性作業員が死亡しました。
なぜ事故は起きてしまったのでしょうか。
コンテナ船が止まる港。
その近くには天井の部分が大きくへこんだコンテナ、そしてトラックの部品が置かれています。
事故が起きたのは13日午後6時前。
弥富市の名古屋港鍋田ふ頭で、作業員3人が着岸した船の上でコンテナを下ろす作業をしていたところ、コンテナに積まれていたトラックのシャシーが落下。
男性作業員1人が下敷きになりました。
下敷きになったのは作業員の溝口さん(52)で、その場で死亡が確認されました。
また別の男性作業員(34)も、腕を骨折したほか、脾臓と腎臓を損傷する大ケガをしました。
なぜコンテナの積み荷が突然落下してしまったのでしょうか。
名古屋海上保安部によりますと、当時、現場では作業員3人がコンテナの角にワイヤーを取り付け、クレーンで12メートルほどの高さまで吊り上げていました。
しかし突然、片側2本のワイヤーが何らかの原因で外れるか切れるかして、積荷が落下したということです。
コンテナは「フラットコンテナ」と呼ばれる側面の開いている形状。
落下したトラックのシャシーの重さは、2台であわせておよそ16トンもあったといいます。
名古屋海上保安部は14日の朝から実況見分を行い、事故の原因を調べています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/eb773965181e08c26b184f5140f1935d9c65494a
※上記報道はユーチューブでも映像配信されていた。
https://www.youtube.com/watch?v=NmrVUJVXkB8
(ブログ者コメント)
〇吊り荷の下に入ってはいけないとは、よく言われることだが、今回のような作業時、どういった安全対策をとっているのだろうか?
調べてみたところ、名古屋港のは見つからなかったが、神戸港の安全基準は以下のようになっていた。
やはり、吊り荷の下に人がいないことを確認してから吊り上げることになっている模様。
第5節 ガントリークレーン運転基準
(巻上げ、巻下げ時)
第 29 条
(5)荷筋、荷振れの荷の下からの退避を確実に確認して作業を行うこと。
http://www.kouwansaibou-hyogo.jp/files/libs/807/202104191206059072.pdf
〇シャシーと報じられている件、シャーシーでは?と思い調べたところ、自動車業界ではシャシーという呼び方が一般的ということらしかった。
2022年7月12日19時21分にNHK東海から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
6月28日午前9時15分ごろ、名古屋市内の小学校で行われていたプールの授業中に1年生の児童1人が溺れて沈んでいるのを教員が発見し、救助しました。
児童は当時意識がなく、教員がその場で応急処置を行ったところ意識と呼吸を取り戻し、市内の病院に救急搬送され、数日入院したということです。
現在、体調は回復していて、登校を再開しているということです。
当時は1年生の3クラス、あわせて69人が授業に参加して、水に顔をつけたり潜ったりする練習をしていて、教員など4人がプールサイドと水の中で指導にあたっていたということです。
これを受けて、この小学校では、子どもに目が行き届くよう、一度にプールに入る児童の数を指導者1人に対し10人ほどとしたほか、保護者にもボランティアとして授業を見守ってもらう対応も取り入れたということです。
名古屋市教育委員会は、「こうしたことが二度と起きないよう、各学校に指導を徹底してまいります」とコメントしています。
https://www3.nhk.or.jp/tokai-news/20220712/3000023641.html
7月12日15時42分に産経新聞からは、基準では水深55~95㎝だが事故当時は測っていなかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
名古屋市は12日、同市名東区の小学校で6月、プールの授業中に1年生の男児(6)が溺れ、一時意識不明になる事故があったと明らかにした。
男児は教員の応急処置で意識が戻り、命に別条はなかった。
市によると、事故が起きたのは、6月28日に小1の3学級69人が参加したプールの授業。
担任3人と補助員1人の指導で、水面に顔を付けたり、潜ったりする練習をしていた。
担任が午前9時15分ごろ、プールに沈んでいる男児に気付いた。
水深は同小の基準では55~95センチだが、事故当時は水深を測っていなかった。
https://www.sankei.com/article/20220712-HD7LBYA3OFPA7NRFVYGKZWGHEY/
7月13日18時10分に読売新聞からは、心臓マッサージで意識を取り戻した、事故を受け低学年は水深55~95㎝とする基準を設けた(上記産経新聞情報とは異なる)など、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
市教育委員会によると、事故は6月28日に発生。
1年生3クラスの児童計69人がプールで顔をつけたり潜ったりする練習をしていた際、男児1人が沈んでいるのを教諭が見つけた。
男児は心臓マッサージで意識を取り戻し、救急搬送された。
事故を受け、学校側は、低学年は水深を55~95センチとする基準を設け、水に入る児童数を指導者1人あたり10人程度にするなどの再発防止策を講じた上で、プールの授業を再開した。
https://www.yomiuri.co.jp/national/20220713-OYT1T50111/
(ブログ者コメント)
名古屋市の小学校で今年6月に起きたプール事故といえば、守山区の小学校で「ワニさん歩き」時に63人が擦り傷を負ったというトラブルを紹介したばかりだ。
2022年7月12日付で労働新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
福島労働基準監督署は、埋没による危険防止措置を怠ったとして、コンクリートブロック製造業の㈲N産業(福島県二本松市)と同社代表取締役を労働安全衛生法第21条(事業者の講ずべき措置等)違反の容疑で福島地検に書類送検した。
令和4年1月、同社労働者が死亡する労働災害が発生している。
労災は、同社敷地内で発生した。
死亡した労働者は、砂を貯留するホッパー上部において、凍結した砂を破砕していた際に被災した。
砂が崩壊したことでホッパー内部に落下し、砂に埋もれている。
同社は、ホッパー内部の砂に埋没するおそれのある場所で作業させる際、労働者に墜落制止用器具を使用させるなどの対策を怠っていた疑い。
https://www.rodo.co.jp/column/134491/


















その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。