2023年12月21日18時35分に産経新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
21日午後5時10分ごろ、堺市堺区香ケ丘町1丁の3階建て住宅の解体現場で「複数人が倒れている」と工事関係者から119番があった。
堺市消防局によると、現場にいた20~50代の男性作業員6人全員が病院に搬送された。
うち1人は重症だが、いずれも意識はある。
部屋を閉め切った状態で発電機を使用しており、一酸化炭素(CO)中毒とみられる。
大阪府警によると、作業員らは同日朝から1階でアスベストの除去作業をしていたと説明。
暗くなったため、屋外にあった発電機を屋内に移動させ使用したという。
現場は南海電鉄高野線浅香山駅近くの住宅街。
周囲には規制線が張られ、府警の捜査員や消防隊員が解体現場を出入りしていた。
周辺の集合住宅では不安そうに眺める住民もいた。
https://www.sankei.com/article/20231221-WQ27CF5DDNIK5CKH4JWXTHPM2U/
12月21日20時7分に毎日新聞からは、飛散防止のためビニールシートで住宅を囲って工事していたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
21日午後5時10分ごろ、堺市堺区香ケ丘町1丁の3階建て住宅の解体現場で、工事関係者から「複数人が体調不良を訴えて、部屋で倒れている」と119番があった。
堺市消防局や大阪府警堺署によると、作業員6人が救急搬送され、いずれも意識はあるという。
解体工事をしていた住宅の部屋を閉め切って、発電機を使用しながら作業をしていたといい、一酸化炭素中毒の可能性があるとしている。
堺署によると、アスベストの除去作業のために飛散防止用のビニールシートで住宅を囲って工事をしていた。
周囲が暗くなってきたので、屋内で発電機を作動させ、電気をつけて作業に当たっていたという。
現場は南海高野線浅香山駅から南東に約130メートルの住宅街。
https://mainichi.jp/articles/20231221/k00/00m/040/235000c
2023年12月21日21時30分にYAHOOニュース(山陰中央新報)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
21日午後2時半ごろ、中国電力島根原発2号機(松江市鹿島町片句)の廃棄物処理施設で、基礎を強化する工事をしていた松江市春日町、協力会社社員の男性が落下したコンクリート塊の下敷きとなり、搬送先の病院で死亡が確認された。
事故を受け、中電は原発内の工事を全て停止。
各現場で安全を確認できた工事から再開するが、原因究明に時間がかかれば、来年8月を目指す2号機の再稼働時期に影響を及ぼす可能性がある。
中電島根原子力本部によると、工事は廃棄物処理建物の液状化を防ぐ安全対策工事の一環で、再稼働のために必要という。
松江署によると、作業員9人が建物下部の土砂をかき出してコンクリートを投入し、掘削した地中にある基礎の鉄柱を切断する作業を行っていた。
施設下の地中で男性が作業していたところ、建物の基礎構造に付着していたコンクリートの塊が2メートル上から落下したという。
大きさは縦5・2メートル、横1・4メートル、厚さ0・15メートル。
コンクリートは掘削に伴い、むき出しになっていた。
島根原子力本部の吉川広報部長は、「ご冥福を心よりお祈りし、ご遺族の皆さまに心からお悔やみ申し上げる。今後、事故原因の早期究明に努め、再発防止を図る」とコメントした。
現場は原子炉建物に隣接しているが、管理区域外だった。
島根原発内での死亡事故は2010年4月、協力会社の男性が建設中の3号機建屋の原子炉圧力容器内で転落死して以来となる。
https://news.yahoo.co.jp/articles/e1bafe717cecc6b03bb532aaf9c0661dc32d5f2f
12月21日20時8分にYAHOOニュース(中国新聞)からは、コンクリート塊は剥がれ落ちたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
21日午後2時半ごろ、松江市鹿島町の中国電力島根原発2号機の工事現場で、作業中だった同市の協力会社社員男性(63)が、落下したコンクリートの塊の下敷きになった。
男性は市内の病院に救急搬送されたが、死亡が確認された。
中電は原発内の工事を全て止め、安全を確認している。
中電島根原子力本部と松江署によると、男性は2号機から出る廃棄物を保管、処理する建物の基礎を強化するため、複数人で地下部分の地盤を掘り進める工事をしていた。
コンクリートの塊は基礎の下地で縦3・1メートル、横1・4メートル、厚さ15センチ。
作業中に高さ2メートルの位置から剝がれ落ちたという。
同原発での死亡事故は、2010年4月に作業員が建設中の3号機の圧力容器内で転落して以来。
https://news.yahoo.co.jp/articles/59d8c4679973638568411cf40754e7622929a0e2
12月21日15時21分にYAHOOニュース(山陰放送)からは、バックホーで作業していたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
21日午後2時40分頃、松江市にある島根原子力発電所2号機原子炉建物周辺で人身災害があり、63歳の協力会社男性社員の意識がない状態だということです。
放射能汚染などはないとしていて、松江市内の病院へ救急搬送する予定です。
当時は建物下部の基礎強化のための地盤掘削作業中で、建物下部にいた作業員に、コンクリート塊が落下したということです。
消防によりますと、バックホーという重機での作業中の事故だったとみられるということです。
https://news.yahoo.co.jp/articles/b01328819569e5b46f52e9469ab9310c03574c0f
2024年1月30日18時58分にYAHOOニュース(山陰中央テレビ)からは、落下したコンクリートは重機でも取り除けなかったため安全だと判断したなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
中国電力は1月30日、事故の原因について公表し、落下したコンクリートは重機で取り除けなかったことから落下のおそれはないと判断し、そのまま作業を進めるなど、危険性に対する認識の低さが問題だったとしました。
中電は落下の可能性がある危険物を確認した場合はその対策を講じたうえで作業を進めるなどの再発防止策をまとめ、中断していたこの現場での作業を2月1日から再開するとしています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/208bc97d2890782d12369854d56361693cf1f360
以下は中国電力からのプレスリリース抜粋。
別紙
<災害発生時の状況>
・被災者(別の作業員が切断した埋設物を重機で引き出す作業に従事)は、張出し部の下部で埋設物を切断する作業員との打合せを行った後、埋設物を撤去する重機へ移動していた際に、落下してきた均しコンクリート※2の下敷きとなり被災した。
・当該均しコンクリートは、埋設物撤去作業に先立ち除去する予定としていたが、上部の建物張出し部の基礎に密着しており、重機を使用しても除去できなかったため、当該均しコンクリートが落下する恐れはないと判断したことから、残置した状態で、落下防止措置を実施する等の作業手順の変更を実施しないまま、作業を実施していた。
https://www.energia.co.jp/atom_info/assets/press/2024/p20240130-1a.pdf
(2024年4月26日 修正2 ;追記)
2024年4月25日19時16分にYAHOOニュース(山陰放送)からは、落下したコンクリートは構造上、梁に固定されていなかったのに危険防止措置を講じなかったとして現場責任者らが書類送検されたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
松江警察署は、現場責任者の松江市の会社員の男(36)を、業務上過失致死の疑いで松江地方検察庁に書類送検しました。
また、松江労働基準監督署も、この現場責任者の男と、その男が勤める福岡県春日市の土木工事業者を、物体の落下による危険防止措置を講じなかったとして、労働安全衛生法違反の疑いで書類送検しました。
この事故は、去年12月21日午後2時30分ごろ、島根原発2号機の建屋南側の地下で土砂を掘削する作業中、落下した、奥行約3.1メートル、幅約1.4メートル、厚さ約15センチのコンクリートの塊の下敷きになり、松江市の60代の男性が、両側外傷性血気胸で亡くなっています。
松江労働基準監督署は、亡くなった男性の頭上には、建物の基礎工事をする前に打設されたコンクリートがあったが、構造上、建物の梁にボルト等で固定されてなく、コンクリートが落下するおそれがあったにもかかわらず、坊網を設け、立入区域を設定する等の危険防止措置が講じなかった疑いがあるとしています。
現場責任者の男は、容疑を認めているということです。
これを受け、中国電力は、「改めて、お亡くなりになられた方のご冥福を心よりお祈り申し上げるとともに、地域の皆様をはじめ、多くの皆様にご心配をお掛けしたことをお詫び申しあげる。当社としては、再発防止策の実施状況を継続的に確認するとともに、他の協力会社へも水平展開を行うことで、類似災害の未然防止に努めていく」とコメントしています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/cc126e8a07879760917c6e1c78f804322472dac5
2023年12月20日23時30分にYAHOOニュース(テレビ朝日)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
認証試験における不正について、自動車メーカーの『ダイハツ工業』が20日に緊急会見を開きました。
・・・
事の発端は今年4月、衝突試験で用いたドアに、本来の仕様とは異なる加工を施していたことが、内部告発で発覚したことでした。
これを機に作られたのが、外部の専門家による第三者委員会。
調査を始めると、すぐに別の不正が見つかり、委員会は調査範囲を拡大。
その結果、ダイハツが数々の不正を繰り返し行ってきた実態が判明しました。
第三者委員会:
「認定した不正行為は合計174個。そのうち、虚偽記載類型が143個」
それらは、開発段階で行われる認証試験の場で起きました。
一部の例をみていきます。
国交省の依頼を受けた企業が“生産された車”の衝突時の安全性テスト。
ダイハツが行った時、こんな不正があったと指摘されています。
調査報告書:
「試験の時点で、自力着火式のエアバッグが開発されていない段階だったため、タイマー着火式のものを用いた」
つまり、本来は衝撃を感知して作動するエアバッグなのに、タイマーで開くようにしていました。
他にも、運転席側の衝撃試験をせずに、助手席側の試験データを流用。
試験時の速度を偽って報告。リハーサル時のデータを試験本番のデータに差し替えるなど。
どれも、搭乗者の安全に関わる重要な試験です。
なぜ、このような不正が横行したのか。
調査委員会が指摘したのは“異常な”開発スケジュールです。
第三者委員会:
「余裕がない日程で開発スケジュールが組まれ、仮に問題が生じた場合でも、販売日程にまで影響及ぼすことから、当初の開発スケジュールを柔軟に先送りすることは、到底困難というのが実情だった。
(試験は)不合格は許されない一発勝負の強烈なプレッシャーにさらされながら業務を行っていた。
短期開発の強烈なプレッシャーの中で追い込まれた従業員が不正行為に及んだもの。
経営の犠牲になったともいえ、強く非難できない。
したがって、本件問題でまずもって責められるべきは、不正行為を行った現場の従業員ではなく、ダイハツの経営幹部であると考えている」
なぜ、こうしたスケジュールが当たりまえになっていったのか。
ひも解くヒントは、不正が増えだしたタイミングかもしれません。
第三者委員会:
「一番古いものは1989年ですが、2014年以降に件数が増加している」
2014年。
7年連続で軽自動車販売数トップだったダイハツが、2位のスズキに追い抜かれた年です。
軽自動車業界の激しいトップ争いが、過密な開発スケジュールに結び付いたのでしょうか。
さらに…。
トヨタ自動車 中嶋副社長:
「2014年以降、小型車を中心に、海外展開車種を含むOEM供給車が増えたことが、開発・認証現場の負担を大きくした可能性があること、認識できておりませんでした」
奥平社長:
「不正の背景には、増加する開発プロジェクトを短期日程で進める中で、経営陣・管理職が現場の負担や、つらさを十分に把握せず、困った時に声を上げられない職場環境・風土を放置してきたことにある。その全ての責任は経営陣にあります」
・・・
https://news.yahoo.co.jp/articles/f7745f36adfc3fc13d41fd10bc6304ef75ab7e89
12月20日20時7分にYAHOOニュース(FNN PRIME)からは、内部調査では不正が社風と考えている社員が半分ぐらいいたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
・・・
具体的には、どのような不正があったのか。
公表された報告書にあった不正の1つは、ヘッドレストの衝撃試験で、助手席の試験結果を試験成績書に運転席の結果として虚擬記載したというもの。
第三者委員会は、報告書の中で不正行為が発生した原因について、「担当者はやむにやまれぬ状況に追い込まれて不正行為に及んだ、ごく普通の従業員である」とした上で、「コスト削減の観点から利用できる試験車両の数に制限のある状況にあり、絶対に合格しなければならない、不合格は許されないという、まさに一発勝負の強烈なプレッシャーに晒されながら業務を行っていた」と結論づけた。
専門家は、不正が横行していたダイハツの企業風土についてこう指摘する。
自動車評論家・国沢光宏氏:
「内容も悪質だし、命を預けるものなので、ありえないですね。
ダイハツの内部調査の中にも出てきますけど、(不正が)社風って考えている人が半分くらいいるんですね。」
(「イット!」12月20日放送より)
https://news.yahoo.co.jp/articles/176d694c3f194672d697a9453fb74d4e003cbb08
12月23日8時15分にYAHOOニュース(Merkmal)からは、調査報告の概要など、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
・・・
【第三者委員会の調査報告概要】
報告書では、実務を担当する係長級までの関与はあったものの、部室長級(管理職)からの指示や黙認といった「組織的な不正」は認められず、「やむにやまれぬ状況に追い込まれたごく普通の従業員」が不正を行ったとし、直接的な原因として
●短期開発スケジュール(2011年のミラ・イースの成功体験が常態化)が生む極度のプレッシャー
・認証試験は合格して当たり前、不合格で販売計画を変更することはあり得ない
・不具合があっても、トップの決断がなければ、役員でさえ変えられない販売計画
●現場任せで管理職が関与しない態勢
・管理職が(管理スパンが広すぎて)多忙で、認証に関する問題解決能力もなく、相談しても「で、どうするの?」と問い返されて、結局担当者が抱え込む
●チェック体制の不備
・認証業務はブラックボックス化し、不正やごまかしが見つからない。担当者頼み
●法規の理解が不十分
・過去のグレーな方法の踏襲と、勝手な判断のまん延
●現場担当者の法令順守意識が希薄
・認証関連の研修はあったが、法規認証室の人員削減で、不十分だった
の五つを挙げている。
【厳しい指摘と問題の根源】
さらに、これらの原因を生み出した「真因」として、次の二つが挙げた。
●不正対応の措置を講じることなく「短期開発」を推進した経営の問題
・不正行為に関与した従業員は経営の犠牲になったといえ、強く非難することはできない
・ダイハツの経営幹部のリスク感度は鈍かったといわざるを得ない
・経営幹部は認証業務の経験がなく、認証プロセスに対する関心も薄い
と厳しく糾弾し、
●ダイハツ開発部門の組織風土の問題
・実務者と管理者との乖離(かいり)、部署間の連係不足、失敗すると個人を責める、開発人員不足等の課題を産む背景には「自分や自部署(自工程)がよければ、他人がどうであっても構わない」という風土がある。
と指摘する。
これは、前工程と後工程にも気を配る、「品質は工程でつくり込む」という原則に基づくトヨタの「自工程完結」とは正反対だ。
以下は、第三者委員会が不正のあった部署の役職者を対象に実施したアンケートの自由意見の一例である。
「子会社化により新興国向け車両を任され(トヨタの遠心力と呼ばれる)(中略)失敗の挽回策と余裕のない日程が(中略)担当者や役職者に相当なプレッシャーをかけ(中略)身の丈に合わない開発を、リスクを考えずに進めたことが大きな要因だと思う」
・・・
https://news.yahoo.co.jp/articles/159576d015edc2e878b759b265d13c8cd5fed468
(ブログ者コメント)
一昔前、企業の環境データ捏造問題が大々的に報じられたことがあったが、あの時も、実務者の業務量が多くなり過ぎて・・・という状況だった。
新しい業務に取り組むのは企業として必然。
それを従来と同じ人数で、従来の業務を整理することなく対応しようとすれば、また同じような不祥事が再発するだろう。
2023年12月20日13時31分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
海洋プラスチックごみ問題の一因とされる漁業由来のごみ「ゴーストギア」の実態調査が、9月から静岡県西伊豆町で行われている。
海を漂う漁網やブイなどの漁具は、船舶のスクリューや生物に絡むこともあり、漂着する海洋プラスチックごみの重量の4割を占めると言われる。
世界自然保護基金ジャパン(WWFジャパン)が国内の現状を調べようと実施しているもので、市民ダイバーの協力を得て、7月に「ゴーストギア調査隊」を発足。現在、2回目の調査をしている。
西風が吹くと波が寄せ、ごみが集まると言われる同町の女郎島沖で実施された調査では、地元ダイバー2人がカメラやGPS(全地球測位システム)などを使い、水深10メートルほどの海底を40分ほど捜索。
岩礁に絡まったロープなど人工物6点を確認した。
今後、調査場所を増やしていくという。
https://www.yomiuri.co.jp/national/20231220-OYT1T50097/
※2ケ月ほど前、2023年10月10日20時12分に毎日新聞からは、9月に行われた1回目の調査結果や西伊豆町では計4回調査予定など、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
世界自然保護基金(WWF)ジャパンは、9月に静岡県西伊豆町の沿岸で実施した、海に流出してごみになった漁具「ゴーストギア」の1回目の潜水調査結果を発表した。
ロープ13点と網の一部とみられる3点の計16点の海底ごみが見つかった。
調査は、海洋プラスチックごみ問題の一因とされるゴーストギアの実態を把握するのが狙いだ。
西伊豆町では計4回実施する予定。
1回目となった9月29日には西伊豆町安良里の岩場で、長さ約160メートルの区間の海中にダイバー2人が約40分間潜って調査した。
見つかった16点の素材は不明で、漁業に使われたものかどうかは分からないという。
発見場所は記録しており、専門家の意見を踏まえ、必要に応じて回収、処分する。
潜水調査を担当した黄金崎ダイブセンターの高木社長は、「別の場所で行った試験的な調査と比べると、ごみが多かったという印象がある。たまりやすい場所が点在しているのかもしれない」と話した
https://mainichi.jp/articles/20231010/k00/00m/040/248000c
2023年12月20日12時10分に信濃毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
塩尻市は19日、市立日の出保育園で昨年12月に園児=当時(1)=の右手の甲に保育士が誤って熱い湯をかけ、やけどを負わせる事故があったと明らかにした。
後遺症はないといい、保護者に44万円余の損害賠償を支払って示談する協議を進めている。
同日の市議会全員協議会で報告した。
市によると、給食前の手洗いの際、保育士1人が保育室の手洗い場で複数の園児を補助。
最後の園児が洗い終わった後、先に水を止めたため、蛇口から熱い湯が出る状態となった。
保育士がペーパータオルで園児の手を拭いたところ、右手の甲付近の皮が剥がれて激しく泣いたため、事故に気付いた。
園児は市内の医療機関を受診。
「2度の熱傷」と診断された。
湯はボイラーの性能から約65度だったとみられる。
市の竹中・こども課長は取材に、「不注意の事故を起こし、申し訳ない。リスク点検をして安心安全な保育園を目指す」とした。公表が事故から1年後になったことについては「同じタイプの蛇口が他になく、再発の危険性がないと判断した。園児が回復するまでの間、静かに園生活を送れることを重視した」としている。
https://www.shinmai.co.jp/news/article/CNTS2023121901026
12月19日19時24分に中日新聞からは、数秒間熱湯をかけたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
塩尻市は19日、市立保育園で昨年、男児がやけどをする事故があったことを、市議会議員全員協議会で報告した。
男児はすでに治癒し、現在は保護者と示談交渉を進めているという。
市によると、事故は昨年12月22日に同市広丘高出の日の出保育園であった。
保育士が男児=当時(1)=の手洗いを補助した際、誤って蛇口から出ている65度ほどの湯を数秒間、右手の甲にかけてしまった。
男児は中程度のやけどを負った。
今年1月13日に登園を再開し、同月末に治癒したと診断されたという。
https://www.chunichi.co.jp/article/824549
2023年12月20日22時11分にYAHOOニュース(神奈川新聞)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
横浜市は20日、市立釜利谷南小学校(金沢区)に設置した太陽光発電の蓄電池から発火する事故があったと発表した。
児童にけがはなかった。
市によると、同日午後0時30分ごろ、校舎1階の変電室に設置していた蓄電池が発火していることに職員が気づき119番通報した。
蓄電池が焼けたが、延焼はなかった。
消防や警察が詳しい原因を調べている。
https://news.yahoo.co.jp/articles/a877a3f4b29d7b612370d556271e39ae6fedbc23
12月21日21時26分に毎日新聞からは、11月から当該小学校で発電された余剰電力を市の図書館に供給する事業を始めていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
横浜市教育委員会は20日、市立釜利谷南小(金沢区、児童数274人)で、太陽光で発電した余剰電力をためる蓄電池から発火したと発表した。
約3時間後に消し止められ、けが人はなかった。
市は11月から小学校で発電された余剰電力を市中央図書館(西区)に供給する事業を始めていたが、今回の発火で事業に影響が出そうだ。
市教委によると、20日午後0時半ごろ、蓄電池から煙が出ているのを学校職員が見つけ119番した。
蓄電池は、PPA(電力購入契約)事業者の東京ガスが2021年度、太陽光発電設備と共に設置していた。
市内の他の19校にも同様の蓄電池が設置されているといい、市教委は原因と安全性が確認されるまで、すべての使用を停止する。
https://mainichi.jp/articles/20231221/k00/00m/040/342000c
ちなみに当該小学校のHPには、令和4年度から太陽光発電&蓄電池設備の運用が開始されたという記事が掲載されていた。
(令和4年度の記事)
横浜市では「2050年までに温室効果ガス実質排出ゼロの実現」を目指しており、「Zero Carbon Yokohama」を掲げ、実現に向けて再生可能エネルギーの積極的な活用を進めています。
その一環として、横浜市公立学校に「太陽光発電設備及び蓄電池設備」が設置され、再生エネルギーを供給することで、温室効果ガス排出を抑制すると同時に、停電等非常時の防災用電源としても活用を目的とした事業を実施することになりました。
本校がその候補校に選ばれ、昨年度設備工事が完了し、今年度から運用がスタートしました。
https://www.edu.city.yokohama.lg.jp/school/es/kamariyaminami/index.cfm/1,4472,77,246,html
2023年12月20日12時33分にNHK首都圏から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
20日午前10時20分ごろ、三郷市の市立南中学校で「理科の実験中にガラス瓶が割れて生徒がけがをした」と学校から消防に通報がありました。
警察によりますと、2年生の生徒10人が病院に搬送され、1人が割れたガラスでひじを切るけがをし、残る9人は軽傷だということです。
三郷市教育委員会によりますと、当時、理科室で2年生の生徒およそ30人がグループにわかれ、ラムネ瓶に水と重曹それにクエン酸を入れて炭酸水を作り、ビー玉を押し上げてふたをする実験を行っていましたが、配合をあやまったため瓶の中の圧力が高まりすぎて破裂したということです。
警察が学校関係者から話を聞いて、当時の詳しい状況を調べています。
三郷市教育委員会の菅原学校教育部長は、「けがをした生徒や保護者に大変申し訳ない。原因を明らかにして再発防止を徹底したい」と話しています。
https://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20231220/1000100220.html
12月20日14時19分に朝日新聞からは、30代の男性教諭の指導のもと実験していたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
20日午前10時25分ごろ、埼玉県三郷市鷹野3丁目の市立南中学校で「理科の実験中にガラスの瓶が破裂して負傷者が出た」と教員から119番通報があった。
県警吉川署や消防によると、2年生の男女10人が、割れたガラスの破片でけがをして市内の病院に運ばれた。
女子生徒1人がひじに5センチ程度の切り傷を負ったという。
署が破裂の原因を調べている。
市教育委員会によると、破裂があったのは2時限目の授業。
30代の男性教諭の指導のもと、2年生約30人が理科室でラムネの瓶に水や重曹、クエン酸を入れ、炭酸水を作る実験をしていた。
重曹かクエン酸の量が多く、瓶内の圧力が高まって破裂した可能性があるという。
https://www.asahi.com/articles/ASRDN4QZ3RDNUTNB00F.html
2023年12月18日20時7分にYAHOOニュース(関西テレビ)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
18日午後2時10分ごろ、寝屋川市香里新町のビジネスホテルで、「男性が窓の清掃作業中に転落した」と、従業員から消防に通報がありました。
警察や消防によると、ホテルで窓の清掃作業をしていた60代の男性が転落したということで、心肺停止の状態で病院に運ばれましたが、その後、死亡が確認されました。
警察や消防によると、男性は当時、”ブランコ”と呼ばれる、ロープで吊るされた板に腰かけ、7階部分から順次降下していく形で窓の清掃作業をしていましたが、5階付近で作業していた際、吊るされていたロープや腰かけていた板ごと、約12メートル下のひさしに転落したということです。
警察によると、男性はヘルメットはしていましたが、安全帯は装着していませんでした。
警察は、事故の詳しい原因を調べています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/eab2fbe38c1abbde1bdc24522d1260507dde353c
12月19日0時38分に産経新聞からは、板を吊るしていたロープが外れたらしいなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
18日午後2時10分ごろ、大阪府寝屋川市香里新町の9階建てビジネスホテルで、男性従業員から「窓の清掃をしていた男性が転落した」と119番があった。
大阪府警寝屋川署によると、清掃業の60代男性が地上近くの外階段で倒れているのが見つかり、搬送先の病院で死亡が確認された。
同署によると、男性はロープでつるされた板に座り、7階部分から降下しながら窓の清掃をしていた。
目撃者の女性らの説明では、高さ約12メートルの5階付近で作業中に、板ごと転落したという。
男性はヘルメットを着用していたが、安全帯(命綱付きのベルト)をつけていなかった。
同署は何らかの原因で板をつるしていたロープが外れたとみて、詳しい状況を調べている。
https://www.sankei.com/article/20231219-UND72OPJH5IGHDSOUBFXKNFEQQ/
2023年12月18日18時56分に長崎文化放送から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
18日朝、長崎市で信号待ちをしていた乗用車が爆発しました。
車にはLPガスが積まれていました。
午前7時半ごろ、長崎市三川町の市道で、信号待ちの普通乗用車のトランクに積んでいたLPガスが何らかの原因で爆発し、車が大破。
衝撃で近くの会社の窓ガラスが割れるなどの被害が出ました。
爆発した車の70代の男性運転手と助手席に乗っていた60代の男性は、目立った外傷はなく、ガスを吸った可能性があることから救急搬送されました。
命に別状はありません。
浦上署によりますと、2人は建築会社に勤めていて、LPガス2本を積んで仕事先の現場に向かう途中でした。
ガスボンベ自体に破損はなかったということです。
LPガスの専門家によりますと、ガスがボンベから漏れていた場合、室内に充満して、火の気があると、引火して爆発する可能性もあるということです。
ガスボンベを車で運ぶ際は、空気の通りが良いトラックの荷台などで運ぶことが推奨されています。
警察が爆発の詳しい原因を調べています。
https://www.ncctv.co.jp/news/article/15087051
12月18日18時25分に読売新聞からは、ボンベは爆発していなかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
18日午前7時25分頃、長崎市三川町の市道で「車が爆発した」と110番があった。
長崎県警浦上署によると、運転席にいた70歳代男性と助手席の60歳代男性の計2人が顔に軽いやけどを負った。
命に別条はないという。
同署などによると、2人は建築関係の現場に向かう途中で、トランクにはLPガスのボンベ(高さ約55センチ、直径約30センチ)を2本積んでいたという。
ボンベは爆発しておらず、何らかの原因で漏れたガスに引火した可能性があるとみて、同署が調べている。
この爆発の影響で、周辺の建物の窓ガラスが割れたほか、周囲には爆発した車の一部とみられる破片も飛び散っていた。
https://www.yomiuri.co.jp/national/20231218-OYT1T50157/
車が水没しても、窓を閉めていれば、なかなか水は車内に入ってこないという映像を見た覚えがある。
そこから考えると、トランク内のガス漏れにすぐには気付かないほど、運転席は気密性が高いのかもしれない。
2023年12月17日16時13分にYAHOOニュース(静岡放送)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
17日午前、静岡県西伊豆町でホテルの改修工事をしていた男性作業員が、海に転落する事故がありました。
男性は病院に運ばれましたが、死亡が確認されました。
17日午前11時半ごろ、西伊豆町仁科のホテルで「作業中に男性がのり面から海の中に転落した。20メートルから30メートルほどの高さ」と、近くで作業していた作業員から消防に通報がありました。
海に落ちたのは30代の男性で、救助され病院に運ばれましたが、その後、死亡が確認されました。
警察によりますと、男性は、海に隣接するホテルの改修工事をしていて、岸壁が崩れないようにコンクリートを打つために、金網を設置していたところ、海に転落したということです。
当時、現場は風が強く、波も高かったということです。
警察は、男性が強風にあおられ転落した可能性もあると見て、事故の原因を詳しく調べています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/551120309477ac547df41a0a905ff66777329671
12月17日19時29分にYAHOOニュース(静岡第一テレビ)からは、男性はハーネスを着用していたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
17日午前11時半ごろ、西伊豆町仁科のホテルで、「作業員がのり面の作業中に20メートルから30メートルの高さから海中に落下した」と、同じ工事をしていた作業員から消防に通報がありました。
海中に転落したのは、下田市東本郷に住む男性作業員(32)で、救助され、町内の病院に搬送されましたが、その後、死亡が確認されました。
死因は、溺死でした。
警察や消防によりますと、男性は当時、海に面して建設されたホテルの改修工事をしていて、ホテルが建つ岸壁が風や波などで崩落するのを防止するための金網を張る作業中に、海に転落したということです。
男性は命綱であるハーネスを着用していました。
警察は、男性が強風にあおられて海に転落した可能性もあるとみて、詳しい事故の原因を調べています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/ae2eebf922dc14901ea17a3459c1545eb3bf9693
12月17日18時46分にYAHOOニュース(静岡新聞)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。(記事本文は紹介省略)
(ブログ者コメント)
天気予報によれば、17日は全国的に荒れ模様だった。
2023年12月17日2時39分にYAHOOニュース(CBCテレビ)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
16日午後4時半過ぎ、名古屋市港区潮凪町の潮凪リサイクルセンターの敷地内で、作業員の男性(60)が、ダンプカーの荷台を上げて無線の配線作業をしていたところ荷台が下がり、上半身を挟まれました。
男性は病院に運ばれましたが、およそ3時間半後に死亡が確認されました。
事故当時、荷台を操作するレバーの近くに人はおらず、荷台が下がった原因は分かっていないということです。
警察は、ダンプカーの助手席にいて消防に通報した同僚の男性から、話を聞くなどして、事故の原因を調べています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/363bb1332d63e41fae8f3da815cad2fe331d5a43
2023年12月15日20時30分にYAHOOニュース(J-CASTニュース)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
大阪市此花区内のテーマパーク「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)」で、ジェットコースターが一時「宙吊り」状態になったと報じられ、どんな状況だったのか関心が集まっている。
写真などを見て、「逆さ吊り」だと間違った投稿も相次ぎ、不安も広がっている。
そのような状況もありえるのか、運営会社に取材した。
【実際は、お客様は少し前屈みの姿勢で止まっていました】
頂上のすぐ近くで、4人乗り8列のコースターが、レールから吊り下がったように止まっている。
写真をよく見ると、客はみな、うつ伏せの状態で、頭は斜め上にある。
USJのアトラクション「ザ・フライング・ダイナソー」は、米SF映画「ジュラシック・パーク」の世界で恐竜プテラノドンに背中をつかまれて空を飛ぶという想定のコースターだ。
報道によると、2023年12月14日午前10時55分ごろ、地上約40メートルの頂上付近で緊急停止した。
このコースターには、定員いっぱいの32人が乗っており、スタッフがレール脇の非常階段から近づき、救助用のゴンドラに客を降ろして、階段へ誘導した。
11時40分ごろに全員が避難し、安全が確認されたとして、午後0時半ごろに運転が再開された。
体調不良になったりケガをしたりした人はいなかったという。
この様子を撮った写真や動画が、停止直後からX(旧ツイッター)上に次々に投稿され、「怖いししんどいし大変だったと思う」などと客を思いやる声が次々寄せられた。
その一方で、「逆さ吊り」になっていると、事実を誤認した投稿も目立ち、そうではないと背景情報の「コミュニティノート」を追加されたケースもあった。
USJを運営する合同会社ユー・エス・ジェイの広報室は15日、J-CASTニュースの取材に対し、今回の状況をこう説明した。
「器具で吊り下げられたように見えますが、実際は、お客様は少し前屈みの姿勢で止まっていました。
足元に床はないですが、お腹の部分で体を固定してあります。
今回は、安全確認後に、スタッフが停止後20分ぐらいからお客様を降ろし始めています」
【下り坂でブレーキがかからない設計で、過去に逆さ吊りはない】
コースターは、頭が下向きに下降していくが、客が「逆さ吊り」状態で停止することは否定した。
「最初に、高いところに機械で持ち上げて、そこから自由落下させて、走り切っていきます。
下り坂のブレーキでロックされるとダメージが大きいので、そうされることはありません。
ブレーキがかかるのは、上り坂と下車の直前だけです。
その間は、ブレーキがかからない設計になっています。
過去に、逆さ吊りになったことはありません」
今回、コースターが緊急停止した原因については、こう説明した。
「安全装置が作動し、安全を確保する作業として止まりました。
事故が起こったわけではありません。
安全システムがセンサーで管理されており、風や虫などをセンサーが感知することがまれにあります。
問題がなくても、あるかもしれないと検知すれば、コースターが止まります。
実際に、止まることは1日1回程度あり、ただ、長い時間がかからずに運行が再開されます」
なお、このコースターは、18年5月に高さ30メートルで停止し、最大約2時間かけて避難させるなど、過去に何度か緊急停止したことがある。
コースターの緊急停止について、大阪府警の此花署は12月15日、取材に対し、「110番通報が入っていませんので、出動していません。ケガ人や死者が出れば別ですが、事件・事故としては扱っていません」と答えた。
大阪市の此花消防署も同日、「要請がありませんでしたので、出動していません。USJ職員の方だけで点検用の階段を使って救出したことになります。過去にも出動したことはありません」と取材に話した。
https://news.yahoo.co.jp/articles/974062252503d92c3bb3f520a3a167dbc906bf69
2023年12月15日20時36分にYAHOOニュース(長崎放送)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
15日午後、長崎県対馬市の佐護川でショベルカーを操縦し、河川内の掘削作業をしていた60代の男性作業員が死亡する事故がありました。
【写真を見る】河口付近で洪水対策工事中 ショベルカーが横転・水没し男性作業員(60代)が死亡 長崎
事故が起きたのは長崎県対馬市上県町の佐護川です。
長崎県土木部河川課によりますと、15日午後1時半頃、長崎県発注の洪水対策工事のため河川内で掘削工事を行っていたショベルカーが横転し、水没しているのを工事関係者が発見し、消防に通報したということです。
消防によりますと、当時、佐護川は濁った状態で、ショベルカーのアーム以外は水没していたということです。
消防などが捜索したところ、午後5時頃に、水没したショベルカーの操縦席から60歳代の男性作業員1人が心肺停止の状態で見つかり、対馬市内の病院に搬送されましたが、死亡が確認されました。
県土木部河川課によりますと、現場は佐護川の河口近くで、洪水対策のため川底の土砂を掘削する作業をしていたということです。
警察が、ショベルカーがなぜ横転したのかなど、調べることにしています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/a3a7ab98b2acf792d78079a9545beaeb8cb1a4b1
2023年12月15日15時10分にNHK信州から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
松本市の国宝 松本城で、堀の堆積物を取り除くしゅんせつ作業が15日から始まりました。
すべての堀でしゅんせつ作業が行われるのは、記録が残る明治時代以降、初めてだということで、作業は今後7年ほど続く予定です。
松本城の堀をめぐっては、堆積物がたまって底が見えてしまい景観を損ねているという意見や、夏場に植物プランクトンのアオコが増殖して悪臭を放っているといった意見が市民などから寄せられています。
このため市の教育委員会は、松本城にあるすべての堀、およそ3万平方メートルを対象に、15日朝からしゅんせつ作業を始めました。
作業では、堀に浮かべた作業船を近くの小屋から遠隔で操縦し、船に取り付けたポンプで堆積物をくみ取っていました。
工期は2029年度までのおよそ7年間で、総事業費は14億円ほどと見込まれています。
市の教育委員会によりますと、松本城のすべての堀を対象にしゅんせつ作業を行うのは、記録が残る明治時代以降、初めてだということです。
今年度は東側の内堀で最大で深さ1.5メートル、合わせて2000立方メートル余りの堆積物を取り除く計画です。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/nagano/20231215/1010029074.html
2023年12月14日10時38分にNHK三重から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
13日午前11時前、四日市市鹿間町にあるコンクリート製品製造業、「N社」の工場で、トンネルの外壁に使うおよそ12トンのコンクリートブロックが突然倒れました。
近くでは桑名市の会社員、水谷さん(男性、71歳)がブロックをシートで覆う作業をしていましたが、倒れてきたブロックに下敷きになりました。
警察によりますと、水谷さんはその場で死亡が確認されたということです。
作業は水谷さんを含めて3人で行っていたということで、警察では、ブロックが倒れた原因などを調べています。
また、13日午前11時すぎには、伊賀市治田の資材置き場で約16トンある建設用の板がクレーンから落下し、下で作業をしていたベトナム国籍の技能実習生の男性が下敷きになりました。
男性は市内の病院に搬送されましたが、まもなく死亡が確認されたということで、警察で事故の原因を調べています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/tsu/20231214/3070011902.html
2023年12月12日7時0分に産経新聞から下記趣旨の記事が、写真と解説図付きでネット配信されていた。
神戸市灘区の阪急電鉄踏切で10月、手押し車を利用していた女性(94)が電車にはねられ死亡する事故があり、手押し車のタイヤがレールに挟まって女性が転倒し、踏切内に取り残されたとみられることが11日、捜査関係者への取材で分かった。
遮断機が下りた後に女性の転倒に気づいた目撃者の男性が非常停止ボタンを押そうとしたが、男性の側にはなく、約15メートル離れた反対側のボタンを押すまで数秒かかっていたことも判明した。
現場は、踏切内の線路に対し道路が斜めに交差する構造。
兵庫県警は、女性が方向を見失って斜めに延びていく道路から外れ、軌道との境界付近で転倒したとみている。
こうした構造の踏切は事故の危険性が高いとされ、阪急電鉄は新たな事故防止装置の設置を決定。
道路を管理する神戸市も通行環境の改善を検討している。
事故は10月24日午前7時15分ごろ、神戸市灘区篠原中町の阪急神戸線「篠原第二踏切」で発生。
近くに住む女性が通勤急行にはねられて死亡し、現場には手押し車のものとみられる部品が落ちていた。
県警灘署は周辺の防犯カメラなどを解析し、事故の経緯を特定した。
捜査関係者らによると、女性が踏切に到着した際、すでに遮断機が下りていたため、道路の左端付近で待機。
電車の通過を待って線路に対して直進した。
右手で小型の手押し車を押しながら左手にも荷物を持ち、かなり前かがみの状態だった。
道路は女性の進行方向に対して右斜めに延びて線路と交差しているが、女性は直進を続けて道から外れ、軌道との境界付近で転倒した。
その後、遮断機が作動。
女性はいったん起き上がりかけたが、再び転び、電車にはねられた。
同署は女性がかなり前かがみの姿勢で視野が狭くなっていたため、進路が道路からそれていることに気付かなかったとみている。
踏切には障害物検知装置があったが、主に車が対象となるため、倒れた女性には反応しなかった。
阪急は今回の事故を受け、現場に、取り残された人を検知できるシステムの設置を決めた。
神戸市は、道路に色を付けるなど、注意喚起のための対策を検討している。
【非常ボタン間に合わず…反対側のみ】
今回の事故では、踏切内で女性が転倒するのを目撃した男性が非常停止ボタンを押していた。
しかし目撃場所からボタンの場所まで距離があり、結果的に間に合わなかった。
件数自体は減少傾向にある踏切事故だが、危険性は構造によって異なる。
専門家は、それぞれの踏切の特徴に合った対策が必要だと指摘する。
捜査関係者らによると、目撃者の男性は踏切の北西角付近で踏切内に女性が倒れているのを発見。
すでに遮断機は下りており、非常ボタンを押そうとした。
しかし、現場で非常ボタンがあるのは南西と北東の2カ所。
男性は約15メートル離れた北東まで走ってボタンを押したが、ほぼ同時に電車が踏切を通過した。
ボタンを押せば自動的に電車のブレーキがかかる仕組みだが、運転士が女性の存在に気づき、ブレーキをかけた方が先だったとみられる。
非常ボタンは踏切を横断する自動車ドライバーらの使用を想定し、進行方向左手前に設置されているのが一般的という。
鉄道の安全対策に詳しい関西大の安部誠治名誉教授は、非常ボタンは通常2カ所としつつ「道幅が広いなど状況に応じて4カ所設置すれば、目撃者がすぐ押せるようになる」と指摘する。
【踏切「個性」に合わせた対策を】
今回の事故を受け、阪急電鉄は現場踏切に新たな事故防止装置を導入する方針だ。
同社によると、これまでも踏切内に照射されたレーザーが障害物で一定時間遮られると、接近する電車に自動ブレーキがかかる装置があった。
しかし、ある程度の高さや大きさがないものは検知できず、今回は作動しなかった。
来年度には、踏切内の障害物を高精度で検知する装置を導入するという。
安部氏は、こうした対策を評価した上で、「そもそも、転倒して人が取り残されないように、歩行環境を整備するなどの対策も重要だ」と指摘。
「踏切には個性があり、それぞれが抱えるリスクに合わせて対策を取る必要がある」と強調した。
https://www.sankei.com/article/20231212-3AJVLPFKBFLKHA4O54XMV5NH5U/
12月19日19時00分にYAHOOニュース(産経新聞)からは、記者が死亡した女性と同じように腰を曲げ前かがみで踏切に入ってみると、視覚上、道路から徐々に外れていくのもやむなしと感じたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
事故の背景として浮上したのは、線路に対し道路が斜めに交差するなどの現場の構造。
なぜ、女性は亡くなったのか。
現場を歩き、探った。
先月下旬、女性と同じように南西側から踏切に入った。
道路は進行方向右斜めに線路と交差しているが、軌道との境界に沿って黄色のラインが引かれている。
「これなら道路から外れることはないのではないか」。
そんな印象を抱いた。
ところが、腰を曲げて前かがみになってみると、考えは一変した。
踏切内には線路に対し直角に、舗装のつなぎ目のような線がある。
視野が極端に狭く、踏切全体の構造を把握できない中、こうした線や「線路に対して直進」という感覚に頼って歩くと、徐々に道路から外れていく。
女性は当時、右手で小型の手押し車を押し、左手に荷物を持っていた。
周辺の防犯カメラの映像などによると、進路が道路から外れ、軌道との境付近でレールに手押し車のタイヤが挟まって転倒した。
年齢などを合わせて考えると、こうなってしまうことは十分あり得ると感じた。
・・・
この踏切のように、線路と道路が斜めに交差する構造は珍しくなく、より急角度で交差する踏切も多い。
それでも、現場ではこれまで、ベビーカーのタイヤが挟まるなどのトラブルも起きていたという。
現場では速度を上げて横断する車を警戒し、道路の端を歩く人も多かった。
しかし、軌道との境に引かれた黄色のラインを越えると、すぐに段差になっていたり、道路の端がくぼみのようになっていたりもする。
こうした点にも危険を感じた。
道路を拡幅する、分かりやすいよう色分けする-。
電車に関する事故には駅ホームの転落防止など取り組むべき課題が多いのは理解するが、今回の現場でも、できる対策はいろいろとあるのではないか。
同じような悲劇が起きてほしくないと切に願う。
https://news.yahoo.co.jp/articles/e85397fdff0d7a2cb4f3292c3456cc47c6bceadf
2023年12月12日21時27分に産経新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
12日午前11時半ごろ、大阪府東大阪市の近畿大東大阪キャンパスで、大学院総合理工学研究科の研究室で実験中、薬品が発火する事故があった。
近大によると、実験をしていた大学院生1人が同市内の病院に搬送され、顔や腕をやけどする軽傷を負った。
けがをした大学院生は、還元反応の実験で水素化リチウムアルミニウムを計量していたところ、発火したという。
この物質は水に反応して発火する性質があり、近大が事故原因を調べている。
https://www.sankei.com/article/20231212-7CHA2JN7PBNTJFKWN4HKWWO7XQ/
12月12日付で同大のHPに重要なお知らせとして、薬品が反応して出火した、研究室には他に2人の学生がいたがけがはなかったなど、下記趣旨の記事が掲載されていた。
令和5年(2023年)12月12日(火)午前11時30分頃、近畿大学大学院総合理工学研究科の研究室にて、実験中に薬品が反応して発火する事故が発生しました。
駆けつけた教員が速やかに消火しましたが、実験を行っていた大学院生1名が中河内救急救命センターに搬送され、顔や腕の1度熱傷等と診断されました。
当時、研究室には他に2名の学生がおりましたが、怪我はありませんでした。
日頃から安全に配慮して研究活動を行っておりますが、このような事態となり、学生、保護者および関係者の皆様にご心配をおかけしたことを、心からお詫び申し上げます。
原因については現在調査中ですが、学生・教員への注意喚起と安全管理をさらに徹底し、再発防止に努めてまいります。
https://www.kindai.ac.jp/news-pr/important/2023/12/040898.html
2023年12月11日20時48分に毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
東京都は11日、井の頭自然文化園(武蔵野市)で飼育していたニホンリス31匹が死んだと発表した。
衛生対策のために体の表面の寄生虫を駆除する薬をつけ、巣箱に殺虫剤をまくなどした後に相次いで具合が悪くなったといい、詳しい原因を調べている。
都建設局によると、死んだのは同園のリス繁殖棟A棟で飼育していた40匹のうち31匹。
4日に全40匹を捕獲して、体表の寄生虫を駆除する薬2種類を滴下して背中につけた。
また、ケージ内にある巣箱には殺虫剤を散布するなどした。
その後、全頭をケージに入れたところ、うち1匹がその日のうちに死んだ。
その後も具合が悪くなるリスが相次ぎ、11日朝の時点で計31匹が死んだ。
使用した薬剤3種類はこれまでに使ったことがあるものだったが、中毒の可能性もあるとみている。
ニホンリスは体長18~22センチ、体重200~310グラム。
本州、四国、九州に分布している。
https://mainichi.jp/articles/20231211/k00/00m/040/193000c
2023年12月10日12時51分に熊本放送から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
10日午前、熊本市の住宅地で4歳の男の子が犬にかまれ、けがをしました。
警察などによりますと、10日午前9時半ごろ、熊本市東区戸島(としま)の空き地で、父親や妹と散歩していた4歳の男の子が、後ろからきた犬にかまれました。
男の子は左胸から脇腹にかけて複数箇所をかまれ、一部を縫うなどしましたが、命に別状はないということです。
「大人3人が犬を押さえて(男の子から)離そうと、必死に助けを求めていました」(目撃した人)
犬は体長1mほどの雑種で、近くにいた住民たちによって取り押さえられ、警察が確認した際には、死んでいました。
犬にはリードが付いていて、飼い主の60代の男性は警察の聞き取りに対し、「散歩をさせようとしたところ逃げ出した」と話しているということです。
警察は、飼い主の男性の過失傷害の疑いも視野に、犬が逃げ出した経緯などを調べることにしています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/6cd4af8b4388934dec56920de5e3b093e5ad6e28
12月11日18時46分にYAHOOニュース(熊本放送)からは、犬に襲われた場合は逃げないほうがいいなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
きのう、熊本市の住宅街で4歳の男の子が犬にかまれ、けがをしました。
かみついた犬は『闘犬』として育てられていたということです。
【写真を見る】男児(4)をかんだのは『闘犬』左胸から脇腹にかけて6か所を縫うけが 目撃者「土佐犬かなと思った」飼い主「首輪を忘れ逃げ出した」かまれそうになった時の対策は『動かないこと』
12月10日(日)午前9時半ごろ、熊本市東区戸島の空き地で父親や妹と散歩をしていた4歳の男の子が体長1メートルほどの犬にかまれました。
記者:
「親子は、このあたりまで逃げました。そして犬に襲われたと見られています」
男の子は左胸から脇腹にかけて、6か所を縫うけがをしましたが、命に別状はないということです。
目撃した人:
「私が見る限り、土佐犬(のような見た目)」
目撃した人:
「茶色くて大型犬で、土佐犬かなと思った」
警察によりますと、飼い主の60代の男性は犬について、「闘犬用として育てている3歳の雑種のオスで、散歩させようとしたら逃げ出した」と話しているということです。
また、かみついた時、犬の首には綱のようなものが巻かれていましたが、これについて飼い主が「首輪を忘れたので、直接首に巻いていた」と話していることが新たに分かりました。
ではなぜ、犬は男の子にかみついたのか?
動物病院の医師は、犬が遊びだと思っていた可能性があるといいます。
【犬は遊びだと思っていた?事故を防ぐために気を付けること】
竜之介動物病院 德田竜之介 院長:
「普通、本気でかんでいるなら離さない。
何回もかんでいるなら、ぬいぐるみやおもちゃなどのように遊んでいる可能性が高い」
もし、このような状況に遭遇した時にとるべき行動については。
德田院長:
「(犬は)逃げる物に対して追いかける習性がある。
もし道端で見かけたら、逃げてはいけない。
その場で立ち尽くすか、動かない方がいい」
そして飼う側は、今回のようなケースをあらかじめ想定する必要があると指摘しています。
德田院長:
「何かあった時には歯止めが効かない。大きい犬になればなるほど。
リードや首輪などもしっかりとしたものを付けないといけない。
何かあった時のために二重にも三重にも」
【いまの時期の犬には注意? 】
(解説)
まず、もし犬を見た時、かまれないためには逃げない事が大事です。
そして、もしかまれても、かまれた部分を引っ張らない。
Q.なぜ引っ張ったらだめなのでしょうか?
A.引っ張ると皮膚が引き裂かれてしまうので、別のもので気をそらさせるか、犬の方に押し返した方がいい.
キズが裂けてしまい、大けがにつながるとのことです。
そして、犬はなぜ子どもにかみついたのか?
ひとつの可能性ですが、犬は11月~12月にかけて発情期を迎え、そのストレスが影響した可能性もあると徳田院長は指摘しています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/74fc0f10938184c049e8d151ef95186a5580004a
12月15日8時1分にYAHOOニュース(石井獣医師の寄稿文?)からは、日本には闘犬飼育ダメという法律はないが佐賀県は条例で特定犬飼養条件を定めている、2021年度は4000人以上が犬に噛まれているなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
KYODOは、神奈川県横須賀市の路上で7月、市内の無職男性(82)と散歩中の土佐犬が、犬の散歩中の女性(39)と小型犬のミニチュアダックスフントを襲ってかみつき、女性にはけがをさせ、ミニチュアダックスフントは死んだと伝えています。
このため、田浦署は11日、過失傷害の疑いで土佐犬の飼い主を書類送検しました。
また、今月10日、熊本市で父親などと散歩していた4歳の男の子が犬に胸の辺りを複数回かまれて病院に搬送されました。
その犬は、闘犬用として育てられていたそうです。
警察は過失傷害の疑いも視野に捜査しています。
日本では土佐犬、ピットブルテリアなどの闘犬を飼育してはいけないという法律がありません。
上述のような事件は、普通に歩いているだけで闘犬に襲われる可能性があるということを示しています。
環境省の調査では、驚くべきことに、2021年度は年間4000人以上が犬による咬傷事故の被害をうけています(犬舎の周辺より公共の場所の方が多い)。
そのことについて、考えていきましょう。
【土佐犬 ピットブルテリアなどの闘犬が悪いのか?】
闘犬が人にケガを負わせたり、犬をかみ殺したりするなどの事件が起こっています。
このような狂暴な性格の犬が悪いと思う人がいるかもしれません。
確かに、犬に襲われた人や犬は恐怖を感じ、実際、痛い目に遭っています。
その一方で、飼い主が適切に飼養すれば、このような事件は起こらないのです。
日本での土佐闘犬の歴史は古く、鎌倉時代あるいは室町時代から闘犬が行われており、藩士の士気を高めるため土佐藩(高知県)で四国犬を使った闘犬が幕末の頃から盛んになったそうです。
闘犬は、飼い主によって土俵の中で喧嘩をするように訓練をされている犬なのです。
どんな犬でも闘犬になれるわけではありませんが、喧嘩に向いた犬種(後で説明)を闘犬にします。
人は犬の改良をしているので、世界では200以上の種類があると言われています。
そのなかには、つまり人で言えばボクシングや相撲、レスリングのようなものが好きな犬もいるのです。
一般的には、闘犬は飼い主が愛情ある訓練と飼育をしていれば、飼い主に忠実な犬です。
喧嘩するように訓練されている犬を放つと、人や犬などを襲うことはあり得ることです。
このような問題を起こす犬は、飼い主の飼育が適正ではないのです。
【危険犬種法があるイギリス】
闘犬は、飼い主が逃がさないよう飼育すれば、他の犬をかみ殺す、あるいは人に危害を与えることなどはしないです。
しかし、それが出来ない飼い主がいるので、イギリスでは、危険犬種法(Dangerous Dogs Act)があります。
日本には、このような法律はありません。
このイギリスの法律は、人や他の動物に対する攻撃性が高いとされる犬種に対して厳しい制限を課しています。
具体的には、売買、譲渡、繁殖が禁止されている4つの犬種が含まれています。
以下が禁止されている犬種です
1、ピットブルテリア (Pit Bull Terrier)
日本でも飼い主から逃げてニュースになっているので、知っている人も多いのではないでしょうか。
下顎の発達した犬です。
アメリカで改良された闘犬用の犬種で、ブルドッグのがっちりとした体格とテリアの性格を受け継いでいます。
性格は忠実で愛情深い犬とされています。
筆者は、ピットブルテリアを診察したことがありますが、その子たちは、飼い主がちゃんと保定してくれれば、従順で速やかに治療ができました。
ピットブルテリアのなかには、喧嘩しないように他の犬が来ないときに来院しているケースもありました。
2、土佐犬 (Japanese Tosa)
闘犬用として作られた犬種で、従順な性格であり警戒心が強い犬です。
喧嘩をしているときも鳴き声をだしません。
日本に土佐犬はいますが、数は少ないです。
体重は90kgにまでなる子もいます。番犬には向いていますが、初心者や高齢の人には飼育が難しい犬です。
3、ドゴ・アルヘンティーノ (Dogo Argentino)
珍しい犬です。
ドゴ・アルヘンティーノは、アルゼンチンで、イノシシ、ピューマ、ジャガーなどの大型の獲物の狩猟用に改良された犬です。
疲れ知らずの体力があり、番犬としては、命がけで侵入者と戦うという性質を持っています。
4、フィラ・ブラジレイロ (Fila Braziliero)
珍しい犬です。
ブラジルで、イノシシ、ジャガーなどの大型の獲物の猟のために改良された犬です。
飼い主に対して忠実でやさしいとされていますが、見知らぬ人に対して警戒芯が非常に強くなるように改良されています。
これらの犬種は、どれも大きく、筋肉質で力強いため、見た目から怖いという印象を与えます。
イギリス以外でも多くの国で違法とされています。
【特定犬がある佐賀県】
普段はおとなしい犬でも、飼い主が予期しない状況で咬傷事故を引き起こすことがあります。
「佐賀県動物の愛護及び管理に関する条例」で特定犬を定めています。
特定犬とは、人に危害を加えるおそれがあるものとして定められており、以下の10犬種です。
1、土佐犬
2、秋田犬
3、紀州犬
4、ジャーマン・シェパード
5、グレート・デーン
6、ドーベルマン
7、セント・バーナード
8、アラスカン・マラミュート
9、マスチフ
10、アメリカン・スタッフォードシャー・テリア(アメリカン・ピット・ブルテリア)
それ以外にも、体高(背中の一番高い部分から地面まで)65cm以上の犬と、危険性(咬傷事故の再発など)のおそれがある犬を知事が指定しています。
これらの犬は、以下のように飼養することが佐賀県では決められています。
・咬傷事故や転倒事故を防止するために「おり」の中で飼養する
・鍵のかけ忘れや、扉の破損がないよう、日頃から注意する
・特定犬シールがあり、特定犬を飼養していることを明示する標識(シール)を訪問者等から見えやすい場所に掲示(貼付)する
【まとめ】
日本では、飼養してはいけない犬はいません。
犬には、犬の性質があり、喧嘩が好きで疲れを知らない子もいるのです。
そのようなことを理解せず、リードや首輪が外れて、犬に襲われる人や犬が年間に4000件以上あるのです。
佐賀県のような条例が他の都道府県でも必要ではないでしょうか。
飼い主は犬の性質をよく理解し、犬や人にとって咬傷事故のようなかなしい事件が起こらないように配慮してほしいです。
https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/e98d8ae2d5fbf4f773c93b71125c97e26cc595b7
2023年12月11日14時14分にYAHOOニュース(熊本県民テレビ)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
熊本市中央区にあるマンションの1室で、10日未明に爆発が起き、住人の男性が病院に運ばれました。
男性は部屋に殺虫剤をまいていたと話し、警察が爆発との因果関係を調べています。
10日午前0時ごろ、熊本市中央区大江のマンションで、「爆発音がした」と、警察や消防に通報がありました。
警察によりますと、4階建てマンション2階の54歳の男性の部屋で爆発が起き、ベランダの窓が吹き飛んだほか、こたつ布団の一部が焼けるなどしたということです。
この爆発で、男性は髪の毛が焼けるなど、軽いやけどをして病院に運ばれました。
警察の調べに対し、男性は爆発当時、部屋の片づけ中に室内でゴキブリを見つけ、スプレー式殺虫剤を大量にまいていたところ、約1分後に爆発が起きたと話しているということです。
警察は、何らかの火がこたつの周辺から殺虫剤の可燃性ガスに引火した可能性があるとみて、原因を調べています。
ところで、似たような事故がこれまでも熊本市内で起きています。
熊本市消防局によりますと、管内で過去10年間、スプレー缶が原因となった火災は22件。
そのうち4件はスプレー缶の使用中に、暖房器具に引火したり、スプレー缶を使ったあと、たばこに火をつけて爆発したりしたケースだということです。
スプレー缶には注意事項が記載されていますので、しっかりと守ることが大切です。
熊本市消防局に殺虫剤や整髪料・消臭剤などのスプレー缶を使用する時の注意点を聞きました。
・火気の近くで使わない
・室内や車内など密閉空間で使った後は必ず換気する。
・保管するときは高温を避ける
・捨てるときはガスを全て抜いてから
最近は寒くなり、室内で暖房器具を使うことが多くなるので、特に注意が必要です。
https://news.yahoo.co.jp/articles/c4eb9e4401dfdc35cc9657f32580a53a2fab819c
12月14日17時49分にYAHOOニュース(NHK熊本県民テレビ)からは、電気式こたつの熱で引火した模様、連続で40秒以上は噴射しないことなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
12月10日、熊本市のマンションで起きた爆発事故。
住民の男性が殺虫剤のスプレーを使った後に起きていました。
新たに「こたつ」への引火が原因とみられることが分かりました。
この事故は12月10日未明、熊本市中央区大江のマンションで、54歳の男性が自分の部屋で殺虫剤のスプレーを噴射した後に爆発したものです。
男性は髪の毛が焼け、顔や首、のどに軽いやけどをして搬送され、12日に退院しました。
警察は13日、男性立ち合いのもと部屋で検証を実施しました。
その結果、スプレーのガスが電気式こたつの熱に引火した可能性が高いことが分かりました。
警察によりますと、男性はこたつをつけた部屋の中でゴキブリを見つけ、殺虫剤のスプレーを約1分間連続で噴射したと話しているということです。
殺虫剤メーカーは、スプレーを使用する際に、火気や暖房器具の近くなど高温になる場所での使用を避け、ガスの充満を防ぐため、連続で40秒以上使用しないよう注意を呼びかけています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/7aa8e5aeab11212432b60bc9e5044207a976ce59
(ブログ者コメント)
殺虫剤の大量噴霧により爆発が起きた事例は、本ブログでも過去に何件か紹介スミ。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。